スクウェア・エニックスは9月19日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2013」にて「ドラゴンクエストX情報ステージ」を開催した。さまざまな最新情報が公開されたステージの模様を紹介していこう。
本イベントには、おなじみの齊藤陽介プロデューサーと藤澤仁ディレクターが登場。まずは、2013年9月26日に発売となるWindows版の見どころをあらためて紹介した。
藤澤氏がWindows版のポイントとして第1に挙げたのは、フルHD高精細画面と迫力のオーケストラ音源。ある程度スペックのあるパソコンなら、毎秒60フレームで描かれる精緻な映像や、東京都交響楽団による大迫力のサウンドを楽しめることをアピールした。
もう1つのポイントは今使っているWindows PCで遊べること。ちょっと古いPCでも解像度を落とすなどして調整すれば十分プレイできるそうで、「ぜひ1回試してみて下さい」と斎藤氏も述べていた。また、ノートPCやタブレットPCなら外出先でも楽しめることも強調された。
さまざまなキャンペーン情報も発表された。まず、全国のゲオ、TSUTAYAにてWindows版の無料レンタルが発売日と同日の9月26日から開始される。さらに、Windows版の購入特典としてWii版とWii U版の製品版コードを登録済みの人には、バトル開始時にたまにリホイミの効果がかかる新アイテム「ホイミンキャップ」がプレゼント。そのほか、ふくびき券やスライムの帽子がもらえるなどの特典も用意されているそうだ。
Windows版の発売と同時に「1.5中期アップデート」も実施される。藤澤氏いわく「バージョン1.6と言ってもいいくらいのボリューム」で、詳細は一般公開日となる21日のステージで発表するとのことだ。
続いて、追加パッケージとなるバージョン2「ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン」のディレクターである齋藤力氏がステージに登場。超大型アップデートとも言うべき本作の3つのポイントを紹介した。
ひとつめのポイントは新しい冒険の舞台となる新大陸「レンダーシア」。港町レンドアに停泊している豪華客船・グランドタイタス号に乗ると行くことができるそうで、齋藤力ディレクターは「新たに始まる壮大な物語を体験してもらえればと思います」と語った。
ふたつめのポイントは新職業の「まもの使い」。名前のとおりモンスターをスカウトして仲間にする特技を持っていて、仲間になったモンスターはレベルアップしていき、スキルポイントを振り分けることによって、さまざまな特技を習得するという。また、プレイヤーの武器や防具を装備させることもできるそうだ。
3つめのポイントはついにオープンとなる新施設「カジノ」だ。今回公開されたのはイメージイラストのみだが、この絵のように華やかな施設になっていて、いろいろなカジノゲームを楽しめるという。
ここでバージョン2の発売日と価格が発表。こちらの記事で紹介したとおり、発売日は2013年12月15日、価格はパッケージ版,ダウンロード版ともに3990円だ。ちなみに、このバージョン2の詳細は堀井雄二氏も参加する9月22日のイベントステージにて公開されるそうで、齋藤陽介氏は「衝撃的な映像もいっぱいあります」とサプライズの存在をうかがわせていた。
また、新規プレイヤーを紹介すると、いろいろなアイテムがもらえる「お友達紹介キャンペーン」が9月26日から11月15日まで実施。スマートフォンで楽しめる「ドラゴンクエストX 冒険者のおでかけ便利ツール」を利用すると、しぐさ書「究極呪文」がもらえるキャンペーンも10月1日から開始されるとのことだ。
イベントの締めくくりとして斎藤陽介氏はフィッシング詐欺への注意を喚起。「不正アクセスにつながる恐れがありますので、あやしいメールがきたらすぐに開いたりしないで下さい」と述べ、「ぜひ、セキュリティトークンを使うなどして自分のキャラクターを守って下さい」とお願いした。
藤澤氏は「バージョン2に引継ぎができてホッとしています。12月まで皆さんにバージョン1を楽しんでもらえるよう最後まで手を抜かずに頑張ります」とコメント。最後に齋藤力氏が「バージョン2の情報を発表できて大変うれしく思います。22日の発表も楽しみにしていて下さい」と語り、イベントは終了となった。
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