ゲームオンは本日12月14日、東京・ベルサール秋葉原にて、「レッドストーン」のオフラインイベント「RED STONE Battle Warriors(日韓エキシビションマッチ)」を開催した。
久しぶりの開催となった「レッドストーン」のオフラインイベント「RED STONE Battle Warriors」は、日本最強の栄冠を勝ち取るために4チームがトーナメントで激突する「日本最強決定戦2013」が実施。さらに、そこで決勝に勝ち進んだ上位2チームが日本代表として、強豪韓国のチームと対戦する、日韓エキシビションマッチも行われた。
会場には日本代表の活躍に期待する多くのファンが殺到。ベルサール秋葉原に用意された席はすべて埋まるなど、熱気に包まれていた。また、本イベントはニコニコ生放送で生中継も行われて、司会進行を務めた、「レッドストーン」運営プロデューサーの嶋田真人氏をはじめ、イベントマスターのEMアース氏、MCの宇佐美友紀さんといった面々が視聴者と交流する一幕もあった。
素早い動きが特徴の「獣人」が2014年3月に実装!
まずは、イベント内で実施された、最新情報の発表会の模様からお伝えしよう。ここでは、2014年3月に「光奏師」の裏職業となる「獣人」実装が世界発公開。獣人は物理と知識、両方の特徴を併せ持つ職業で、スタイリッシュな戦闘スタイルが特徴。双剣を利用したスピード感のある攻撃や、幻の剣を生み出しての攻撃なと、多彩な戦い方が用意されており、爽快感のある戦闘を楽しめるとのこと。
また会場では、獣人が扱える一部スキルとして、多数のイリュージョンソードを発射する「ブレードシャワー」や、剣を振り回し強大な嵐を巻き起こす「ファントムブレードストリーム」などの情報や、実際のプレイ映像も公開された。プレイ映像では機敏に動くキャラクターの姿や、投函攻撃、範囲攻撃で敵を圧倒する場面が映しだされ、客席からは歓声が沸き上がる場面もあった。
日韓最強の手は誰の手に!?
ここからは、本イベントで開催された「日本最強決定戦2013」と、日韓エキシビションマッチの模様を紹介していこう。まず準決勝の第1戦として、noobs対anpanの戦いが行われた。どちらも決戦ワールドで実力をつけてきたチームで、今回も解説を務めた島田氏とEMアース氏も驚くほどのスピーディーな戦いが展開された。その中でもnoobsチームは常に先手を取り、見事決勝戦へ駒を進めるとともに、日韓エキシビションマッチへの出場権をつかみとった。
第2戦は、kamibeppuland対waruchansという組み合わせ。waruchansは決戦ワールドでの戦いを得意としているチームで、一方のkamibeppulandは通常ワールドで腕を磨いてきたチームだ。この戦いでは、waruchansのリーダー・ワルキューレが非常にいい動きを見せて相手を圧倒。kamibeppulandはチームワークで対抗したものの、個々の力で攻め続けたwaruchansが勝利を収めた。
そして、noobsとwaruchansという組み合わせで行われた決勝戦は、3ラウンド制で、先に2勝したチームが勝ちというルール。決勝というだけあって息を呑むハイスピードな戦いが繰り広げられたが、ここではwaruchansが序盤から猛攻を仕掛け、開始すぐにリードを奪う立ち回りを見せる。結局、勝利方法を熟知していたwaruchansが2連勝して、「日本最強決定戦2013」優勝に輝いた。
ピーター・アーツ氏の開会宣言で「日韓エキシビションマッチ」がスタート
続いてはいよいよ「日韓エキシビションマッチ」が開始…というタイミングで、引退試合のために来日していたピーター・アーツ氏がサプライズで登場! K-1史上初のグランプリ2連覇を成し遂げるなど、格闘技界の伝説を打ち立ててきたピーター・アーツ氏の出演に会場は騒然。そんな中で、アーツ氏は日韓エキシビションマッチの開幕を宣言し、ついに戦いに火蓋が切って落とされた。韓国代表として来日したのは、KOREAチームとFoxsayチームで、どちらも韓国内で無類の強さを誇るチームだ。
エキシビションマッチはトーナメント制だった「日本最強決定戦2013」とは違い、日韓の4チームが入り乱れた戦いを繰り広げる総当り戦で、3ラウンドを戦い、先に2勝したほうが勝ちというルール。そのため、日本チーム同士、韓国チーム同士の戦いもある、見どころの多い大会となっていた。
ここまで勝ち残ってきた4チームだけに実力は拮抗しており、どの戦いも緊張感溢れる内容となっていた。ファンもこの空気を感じ取ってか、盛りあがるだけでなく、時には固唾を呑んで戦況を見守る場面もあり、通常の大会ではあまり見られない雰囲気を醸し出していた。
戦闘に目を向けてみると、短期決戦がほとんどだった「日本最強決定戦2013」から一転して、時間をかけてじっくり戦うスタイルがメインとなっていた。第1戦のwaruchans対Foxsayでは、waruchansのリーダーが相変わらずの動きの良さを見せて先勝する。次いで行われた第2戦はwaruchans対KOREAと、またもwaruchansが韓国勢と戦う形になる。
第1ラウンドはKOREAが勝利するが、2ラウンド目以降はwaruchansが負けの反省点を上手く活かし反撃に転じる。そして、続く第2、第3ラウンドを練習して見事に連勝。この時点で、優勝に大きく近づくこととなった。一方、出鼻をくじかれる形となったKOREAは、続くnoobs戦もストレートで敗北を喫してしまう。
韓国チーム同士の戦いになった第4戦をFoxsayが勝利すると、第5戦は日本勢の戦いに。ここまで2連勝と勢いに乗るwaruchansが怒濤の攻撃を見せる。優勝の可能性をわずかに残すnoobsも必死に応戦するが及ばず、waruchansが全勝で優勝する結果となった。これは第6戦を待たずしての優勝決定であり、いかに圧倒的な戦績だったかがよく分かる。
最終的に、準優勝はnoobs、優勝はwaruchansと、全体的に日本勢の躍進が目立った大会となった。イベントのラストでは、準優勝のnooobsに、ゲームオン 専務取締役 鄭起泳(チョン・キヨン)氏から賞金30万円が、優勝のwaruchansには、L&K Logic Korea Executive Producer&CEOの南澤元(ナム・テクウォン)氏から賞金50万円が授与された。
なお、その後会場では、ピーター・アーツ氏のサイン入りグッズをかけた抽選会が開催されるなど、最後まで大いに盛り上がりを見せていた。
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