3月15日、ネクソンは東京・品川インターシティホールにて、オンラインRPG「テイルズウィーバー」のサービス開始10周年を記念したオフラインイベント「テイルズウィーバー ファン感謝祭2014」を開催した。さまざまなアップデート情報が公開された本イベントの内容を紹介していこう。
今回のイベントでは、新キャラクター「ベンヤ」の紹介をはじめとするアップデート情報の公開のほか、「テイルズウィーバー」の名曲が演奏されたスペシャルライブ、来場者たちが参加してのサーバー対抗アトラクションなどの催しが実施された。
会場前のホールには多数のファンアートやイラストなどが展示。原作小説「ルーンの子供たち」の販売なども行われており、来場したファンたちを楽しませていた。
ベンヤは3月26日に実装、CVは花澤香菜さんが担当
まずは、ネクソン運用部「テイルズウィーバー」チームの山崎裕介氏によるアップデート情報の紹介が行われた。登壇した山崎氏は新プレイヤーキャラクター「ベンヤ」の実装日が3月26日であると発表。例年は夏前に開催される感謝祭が、今回春の開催となったのはこれを知らせるためで、実装日が目前であることから会場から「おーっ!」という歓声が上がった。
ベンヤのプロフィールも公開された。ベンヤは淡い青紫の髪と真っ白な肌が特徴的な元幽霊少女で、人間となった今も幽霊と会話する能力を持っている。初期の頃からNPCとして登場しているだけにファンにはおなじみの存在だろう。
使用する武器は「デスサイズ」と「ホーリーハンマー」の2種類。「デスサイズ」は死神を彷彿とさせる禍々しい姿をした大ガマで、ドクロを飛ばして攻撃する「ソウルスクリーム」や周囲にいる敵のHPを奪い取る「ソウルスティール」などの4種類のスキルを発動できる。「ホーリーハンマー」はかわいらしいフォルムの巨大なハンマーで、こちらも巨大なハンマーを召喚して敵に叩きつける「トールハンマー」など4種類のスキルが使用可能となっている。
操作の部分では「アクションスロット」と「クイックスロット」の両方を自由に設定できることが大きな特徴となっている。「アクションスロット」で使用する技が、すべてクイックスロットに登録可能となっているので、より幅の広い戦い方ができそうだ。
さらに、ベンヤの追加と同時にクイックスロットが、従来の2段8個から3段12個へと拡大される。10年目にしての大変更だけに、この発表を聞いた来場者たちはどよめきの声を上げていた。そのほか「秘密の小部屋」という、ベンヤだけが行ける特別な空間も用意されており、そこではゴーストや死神たちから、さまざまなサポートを受けられるとのことだ。
また、サプライズとして人気声優の花澤香菜さんのビデオメッセージが流され、花澤さんがベンヤを演じることや彼女をテーマにした新たな主題歌を歌うことが本人から発表。今回のイベントの特典として、その主題歌を使用した新オープニングムービーも一部が公開された。
このベンヤの追加を記念して、3月19日から26日まで直前カウントダウンイベント「ベンヤに生命の光を!」が実装となる。さらに、3月26日から育成イベント「ベンヤ生誕記念祭」も実施されるとのことなので楽しみにしておこう。
革命後のアノマラドを舞台にした新PvP「星の戦場」が実装
新たなPvPコンテンツ「星の戦場」の情報も公開された。革命後のアノマラドを舞台に3つの勢力が覇権争いを繰り広げるという、クエスト「革命の花火」の後日談というべきシナリオになっていて、プレイヤーたちは「傭兵訓練」を経たあと「星の戦場」に参加することになる。
「傭兵訓練」では、「旗取り」がリニューアルして実装。正方形のマップを舞台にした2対2から5対5までのチーム戦となる予定で、マップ内でのみ有効なアイテムが一定時間ごとに出現するシステムを想定しているとのこと。かねてから要望が多かった「旗取り」の復活に来場者たちは大喜び。発表の瞬間に拍手が巻き起こるなど、この日一番の盛り上がりとなった。
「星の戦場」ではPvPとPvEが混在する攻城戦が行われる。戦闘はフェイズ1とフェイズ2に分かれており、フェイズ1ではプレイヤーが国王派と王政派に別れて、共和派のふたつの拠点のどちらかの陥落を目指して戦うことになる。フェイズ2は共和派の最終拠点の攻略と共和派最重要人物の撃破が目標。最終拠点へ通じる通路には強力な門番が待ち受けているが、これを迂回するルートも存在しており、正面から力押ししたり、対立する勢力を牽制したりと戦略性の高いバトルを楽しめる。
最後に今後のアップデートの予定がまとめて紹介された。まず、3月に新サーバー「ブルエット」の実装と既存キャラクターの調整・第1弾が行なわれる。また、3月26日のベンヤの実装と同時に、イソレットのアクションスロットの不具合の対応も行われるとのことだ。
「星の戦場」の実装は5月頃の予定で、あわせて既存キャラクターの調整・第2弾が実施される。さらに、新地域「オルランヌ」やEpisode1、2を回想できる「記憶の図書館」が夏頃に実装予定であることも発表された。ちなみに、今のところベンヤ以降の新キャラクターの予定はないそうで、山崎氏いわく「今後は既存キャラクターの魅力を掘り下げていこうと考えています」とのことだ。
豪華ライブやクイズ大会なども開催
続いて、本作の楽曲のカバーを担当したVanilla MoodのYUI&KEIKOさんに、パーカッショニストの服部恵さんを加えた特別編成による「テイルズウィーバー スペシャルライブ」が開催。「Second Run」「Reminiscence」「Beyond」といったおなじみの名曲や歌手のLiaさんが参加しての「u plus me」などが演奏された。
各サーバーがクイズで競い合う「サーバー対抗アトラクション」も実施された。優勝したサーバーにはメンバー全員に百花繚乱20個、森羅万象20個、幸運の紋章30日分という豪華アイテムがプレゼントされることから、勝負はどこが勝つか分からない白熱の展開となった。
最初のクイズは「間違えたらそこで終わり!○×サバイバルクイズ!」。「テイルズウィーバー」に関する問題に○×形式で答えるというもので、間違えたら着席。最後まで残った人数の多いサーバー順にポイントが加算される。最初だけあって比較的易しい内容になっており、最後の難問も来場者同士で相談できるようになっていたため、ほとんどの参加者が全問正解。僅差で「エルフィンタ」サーバーがトップに立った。
次に行われたのは正しい順番にカードを並べ替える「どっちが先だ!順番並び替えクイズ!」。各サーバーの代表者が来場者たちのアドバイスを聞きながら解答を決めていくというもので、正解数に応じたポイントを獲得できる。
クエスト「簡単なお使い」で、クエストを完了するまでに出会うNPCの順番など、けっこう難しい内容になっていたが、代表者の多くが自ら名乗り出ただけあって、多くのサーバーがパーフェクトを記録。2戦を終わって1位から7位までのポイント差がわずか50ポイントという僅差での最終戦突入となった。
最後のクイズは「みんなでよく考えよう!ランキングクイズ!」。「アバター装着ランキング」の空欄部分を埋めていくというもので、開けた順位に応じて得点が加算。答えが11位以下だった場合は0点で、ランク内でも順位によっては減点されてしまう場合がある。
8位が100ポイントと高得点になっていたため、人気の低そうなアバター狙いが目立ったが、2位以下のサーバーはどこも引き当てることができず。結局、1位の「エルフィンタ」サーバーが最後まで残っていた8位を開けることに成功し、見事に優勝を勝ち取った。
最後に豪華賞品が当たる大抽選会が開催。イソレット&ベンヤのラバーストラップやMCの前野さんと諏訪さんのサイン入り原作小説全7巻セット、キャラクターデザイナーの直筆イラスト色紙、花澤香菜さんのボイス入り目覚まし時計などがプレゼントされた。さらに、参加者たちの交流会も行われるなど、和やかな雰囲気のままイベントは終了となった。
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