セガは、4月20日に「カオスヒーローズオンライン」1周年を記念したオフラインイベントを東京・秋葉原の「e-sports SQUARE」で行った。そのイベントの様子と、本作プロデューサー・遠藤峻亮氏へのショートインタビューをあわせてお届けする。
今回のオフラインイベントは「カオスヒーローズ オンライン」の1周年を記念した「1周年3大祭り」のうち、愛知県・宮城県・福岡県・京都府・東京都を巡る「全国5年イベントツアー」を締めくくるもの。東京会場の参加者は80名以上と、1周年を迎えた本作の勢いさながらの盛況ぶりをみせていた。
イベントのトーナメント戦では各チームが非常に白熱したバトルを繰り広げ、当初はキル数で押していたチームがたった1人のプレイヤーによる立ち回りで逆転されてしまう波乱の結果も。究極スキルのぶつかり合いはもちろん、一方では逃げ道をふさいで追い詰め、一方では高い耐久力やスピードで見事振り切るといった一進一退の攻防戦が休む間もなく展開しており、参考になったプレイヤーも多かっただろう。
イベント後もまだまだ続く「カオスヒーローズ オンライン」今後の展開
表彰式やさまざまな賞品が用意されていた抽選会の後、本作プロデューサー・遠藤峻亮氏によって今後の展開が発表となった。
まずは「イラストアバターコンテスト」の優秀作品が4月22日に実装。1人は闇に落ちてしまった「セドリック」の妹という設定のアバターで、シリアスなボイスやアイアスのチェーンなどの演出が魅力的だ。なお、名前はまだ決まっておらず募集中だという。もう1人はフェルダの女性版で、全体的に明るくコミカルな印象が強い。「深緑魔法団への寄付は、全額森の動植物達のために使われますのでご安心ください」という台詞には会場からも笑いが起きていた。また会場のファンからの声に応え、急遽「両方購入したユーザー向けのキャンペーン」も決定。アバターの価格は各1,600CPとなっている。
さらに、4月24日には「GUILTY GEAR」とのコラボレーション第三弾としてヨーヨーを操る「ブリジット」が参戦決定。「めちゃくちゃ強くて使いやすいキャラクターです」と遠藤氏が太鼓判を押すほどなので、ぜひ試してみよう。ちなみに原作ファン以外にもかなり有名だが、ブリジットは「彼」なので注意してほしい。
このほか5月・6月に大会を実施し、ここで優勝したチームが7月に予定している日韓戦への出場権を獲得できる。詳しい日程は後日公開となるが、5月・6月末の土曜日か日曜日どちらかを予定しているとのこと。マンガとの新コラボレーション企画も絶賛進行中となっており、続報をお楽しみに。
最後に遠藤氏は「1周年記念イベントでしたが、今までで1番多くのプレイヤーに来ていただけました。皆さんのおかげで1年間やってこれたので、本当にありがとうございます。これからもオフラインイベントを大切にしつつ、オンラインでも盛り上がる企画を行っていきます。本作を遊んでいることを自慢できるようなタイトルにしていきたいので、これからもよろしくお願いします」とコメントし、今後のさらなる盛り上がりに向けてファンの協力を呼びかけた。
1周年記念オフラインイベント最終日を迎えた遠藤氏にインタビュー
イベント中、遠藤氏にインタビューの時間をいただけたのでその内容をご紹介しよう。
――イベントを振り返ってみていかがですか?
遠藤氏:リリースから1年にわたりオフラインイベントをしてきましたが、当初に比べて倍以上のプレイヤーに来ていただけるようになりました。ユーザーの皆さんに「1周年おめでとう」とお祝いも頂けまして、運営チームとユーザーが近い距離でやってこれたかなと感じています。
こうして近い距離でやってこれたからこそ、イベントに参加してくれる方はとても熱意のある方ばかりなんですよね。福岡で参加してくれた方が東京にも足を運んでくださっていて、こうした熱いファンに支えられて1年間やってこれました。
――全国5都市を巡ってみていかがでしたか?
遠藤氏:普段はなかなか会えない地方のプレイヤーと接することができましたし、非常に楽しんでもらえたと思っています。その結果、地方に参加してくれた人が東京にも遊びにきてくれたといった部分が「カオスヒーローズ オンライン」の熱い部分だと思いますね。
――今回発表となったアバター・キャラクターの魅力を教えてください。
遠藤氏:アバターは元々が男性なので、女性として使えるのを楽しんでほしいですね。開発陣もとても頑張っていて、モーションにも気合いが入ってます。例えばフェルダは木の葉っぱがハートになってるんですよ。そうした細かな部分にも注目してほしいです。
これまで「GUILTY GEAR」「BLAZBLUE」では正統派のキャラクターを入れていましたが、今回はテクニカルでユニークなタイプとしてブリジットを入れました。ゲームに詳しいプレイヤーであればあるほど味が出て面白くなる作りになってるので、ぜひ遊んでみてください。
――新コラボレーションの発表時期はいつごろでしょうか?
遠藤氏:なんとかゴールデンウィーク明けには発表したいなと頑張っているところですので、もう少しお待ちいただければと思います。
――これまでのイベントを通じてユーザーから感じたことは?
遠藤氏:当初はゲームモードに対する要望はたくさんいただきましたが、それは大体ゲーム内に組み込めたかなと。もちろん細かなものはまだまだありますが、概ね期待には応えられたかなと思います。ヒーロー数も増えて一つの形として完成したので、さらに日本のプレイヤー向けにカスタマイズしていくのが次の1年間の目標だと感じています。
――今回のイベントで、ご自身のプレイはいかがでしたか?
遠藤氏:1試合目は良いところを見せられたかなと思います。プレイヤーの皆さんからは大抵「ヘタクソ!」って言われるんですが、驚いた人もいるんじゃないですかね。でも2試合目は僕の動きのせいで負けたところもあったので反省しています。まだまだ練習しないとだめですね。
ゲームのプロデューサーとして、プレイが下手だと説得力がないですからね。当初はずいぶん苦労しましたけど、最近はちょっと認められ始めたので、今年はもっと上達したいな。これはもう完全にプレイヤーになってますね(笑)
実際にゲームを遊んでいると、プレイヤーの皆さんは本当にいい人ばかりで楽しいなと感じます。今から始めても遅くはないので、一緒に「カオスヒーローズ オンライン」を盛り上げていってほしいですね。よろしくお願いします。
――ありがとうございました。
(C)SEGA (C)NEOACT CO. LTD. All Rights Reserved. Published by SESISOFT