スクウェア・エニックスは、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議3」の「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」ブースにて、中村悠一さんとKENNさんによるスペシャルトークショーを実施した。
本ステージに出演した中村悠一さんとKENNさんは以前から「ファイナルファンタジー」シリーズのファンということで、まずは「シリーズの中で好きなキャラクターは?」という話題に。中村さんはこの質問に対して悩んで挙句「ファイナルファンタジーV」に登場した「ガラフ」と回答。これにはKENNさんも同意していたが、一番は「ファイナルファンタジーVIII」の「スコール」とのこと。発売当時、スコールの扱う武器・ガンブレードの格好良さに惚れ込んでいたそうだ。
ちなみにKENNさんは、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」が本シリーズ初出演となったが、そのことについて「元々『FF』がすごく好きだったので、本当に嬉しかったですね」と話していた。声優の仕事を始めた当初から、「ファイナルファンタジー」に出演することを夢に思っていたという。
続いての話題は、2人もプレイしているという「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」について。中村さんは本作にサンクレッド役として出演しているが、最近は自身が演じているキャラのボイスを聞いても「何も感じなくなってきた」と冗談半分に話す。そのため、サンクレッドの会話パートも飛ばしてしまっているとのこと。KENNさんも同様に、自身が演じているパートは飛ばしているというが、これは「ストーリーの続きを早く知りたいから」だそうだ。また、「どんな喋り方をしているかを知っているので、頭の中で先に再生されるんです」とも話していた。
ゲーム内ではミコッテのメスでプレイしているという中村さんだが、会話はでの一人称は常に「俺」で、罵詈雑言も交えて会話を楽しんでいるという。一方のKENNさんは「自分の中でネコ耳のオスは珍しいかと思って」という理由からミコッテのオスでプレイしているそう。この話を聞いた中村さんは「将来結婚システムが入ったら、同じサーバーにするか」と告げて、会場の笑いを誘っていた。
そんなKENNさんはマウントがマイブームになっているそうで、特に最近は「クアールに乗って、かっこいい音楽を聞きながらフィールドを駆けまわっています」とプレイ近況を話していた。対する中村さんのプレイ近況はというと、ヤ・シュトラが関わるストーリーを進めていたとのこと。パッチで追加されたストーリーではヤ・シュトラの新たな一面が見られて「あいつかわいいところあるな」という感想を抱いたそうだ。
次に、「2人が演じるサンクレットとウリエンジェに対して、どのような第一印象を持ったか」というテーマでトークが始まる。KENNさんはウリエンジェについて「常にフードを被っていて顔が見えないし、ポエム的なセリフを喋るし、どういう人物なんだろう」と、掴みどころのないキャラクターという印象だったと明かした。また収録中に、「息の長い作品にしたいから、声優を辞めないでください」とスタッフから言われたことが記憶に強く残っているとも話していた。また中村さんは、サウンドディレクターの祖堅正慶氏から「○○○○みたいに演じてください」と言われたエピソードがあったという。
パッチ2.3で追加されるストーリーも気になるという中村さんだが、「台本をいただいても自分のパートしか書かれていないので、なかなかストーリーの全貌が分からないんです」と話す。そのため、収録時はいつもスタッフに探りを入れて、なんとかヒントを入手しようと頑張っているようだ。
トークショーの後半には吉田直樹氏も登場
ここからは、本作のプロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏も登場し、より深い話が展開することに。本作のプレイヤーであれば分かる人も多いと思うが、現在のウリエンジェは1人で砂の家に残っており、少々不便な状態になっている。これには中村さん、KENNさんも「なぜ?」と思っていたそうだが、吉田氏によるとアルフィノとアリゼイの双子を守護するために、出るに出られない状況になっていると説明した。
次いでKENNさんが、「ダンスの順番や決めポーズを細かく設定し、それをみんなで踊れるようにしてほしい」という要望を送ると、吉田氏は「この意見はすぐ仕様になって、開発がスタートすると思います」と力強く宣言。前向きに検討するそうなので、今後の展開にも期待しよう。また、ダンスのエモートとは別に、キャラクターがしっかりとロール・プレイできる動きも、モーションチームは常に考えているとの発言もあった。
一方の中村さんは、「イフリートの武器はとっておいたほうがいいんですか?」と、コアプレイヤーらしい質問を投げかける。すると吉田氏は「『吉田の言うことは信じるな』と言われそうですが…」と語りながらも、「とっておいたほうがいいと思います」と返答していた。さらに中村さんから「オーディンが弱くて他プレイヤーがすぐに倒してしまい、武器を入手できない」という、やはりコアプレイヤーならではの質問が飛び出す。こちらに関しては吉田氏も認識しているようで、「僕もオーディンの武器を取れていないので、調整したいですね」と話していた。
最後にKENNさんが「オンラインゲーム初心者ですがサクサク遊べています。これからも皆さんと一緒に楽しみつつ、収録も頑張っていきます」と話すと、中村さんは「深みのあるストーリーは、他のMMORPGにはない本作ならではの魅力だと思います。レベル上げもしやすい環境なので、オンラインゲームに慣れていない人でも楽しめると思うので、同じサーバーになったら一緒に楽しみましょう」と語り、トークショーを締めくくった。
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