新武器種・穿龍棍を使ってフォロクルル・ディオレックスに挑む!「モンスターハンター フロンティアG」プレイインプレッション

カプコンが提供するオンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティアG」に5月14日に実装される新モンスター・剛種「ディオレックス」。凄腕のハンター達が首を長くして待ちわびる中、幸運にも一足早くディオレックスに挑む機会を得ることができた。4月23日の大型アップデート“GG”にて実装された新武器種・穿龍棍と併せて、プレイインプレッションをお届けする。

爽快感抜群の新武器種・穿龍棍を使ってフォロクルル・ディオレックスに挑む!

恥ずかしながらG級がまだまだ先のヘッポコハンターである筆者。操作もおぼつかない状態でいきなりディオレックスに挑むのは荷が重いということで、カプコンのスタッフのお二人に、ラスタ1人を加え、操作法のレクチャーがてらシリーズでお馴染みのリオレイアを相手に肩慣らしを行うことに。防具は、4月23日に発売されたプレミアムパッケージの特典として入手が可能な、強力なG級スキルが発動するオナブルシリーズを選択した。

一通り穿龍棍を使用してみて感じたのは、比較的扱いやすいにも関わらず奥が深く、どんな状況にも対応できる汎用性の高い武器だということ。穿龍棍の特徴として、攻撃の特性ががらりと変わる長短のリーチ変更、攻撃することで蓄積する龍気、その龍気が最大まで蓄積された状態で使うと部位に応じた状態異常を与えることができる龍気穿撃(りゅうきせんげき)、抜刀中や攻撃・回避後にも即座にダッシュを行うことができる抜刀ダッシュ、ジャンプからの空中攻撃による滞空コンボなどが挙げられるが、なかでも抜刀ダッシュの使い勝手が特に良いと感じた。攻撃から離脱して再び距離を取るまでの一連のアクションを、納刀動作を挟むことなく行うことができるので、ただでさえ手数の多い攻撃をよりスピーディに繰り出すことが可能となっている。

また、空中攻撃や回避行動(後方に向かってバク転するなど)が用意されており、1つ1つの動作がとにかくスタイリッシュでカッコイイ! 抜刀ダッシュから接近して連続攻撃を決め、モンスターの攻撃をバク転で回避した時の気持ちよさといったら格別だ。回避だけではなくガードも可能で、リーチの切り替えによる豊富な攻撃手段と合わせて、相手を選ばず使える汎用性の高い武器種だと言えるだろう。

心残りなのは、触ったばかりの状態ではまだまだ空中攻撃を使いこなせなかったこと。穿龍棍はリーチを短くした状態で空中に飛び、滞空蹴りを当てることができれば浮かんだまま延々とコンボを繰り返すことが可能なのだが、筆者はうまくコンボをつなげられずに着地したり、空中の敵を無理に追いかけてブレスの直撃をもらってしまっていた。空中攻撃には弾かれを無効にする効果もあるので、しっかりと練習して使いこなせるようにしておきたい。

“GG”アップデートで実装された「フォロクルル」に挑む

その後は、穿龍棍と共に“GG”アップデートで実装された「フォロクルル」に挑む。新フィールドの花畑は、友好的な新獣人種「ウルキー」が登場してハンターを援護してくれたり、ハンターを状態異常にする花が生息するなど豊富なギミックが存在するユニークな新フィールドだ。中でもウルキーはモンスターをどんぐり爆弾で攻撃してくれたり木の実を投げてハンターを回復したり、さまざまな行動でハンターをサポートしてくれる。

一方のフォロクルルは、ベルキュロスなどの飛竜種に近い動きで、着実に隙をついていけば攻撃を避けるのはそれほど難しくない。だがフィールドに点在する花から蜜を吸い込み、属性を変更してから繰り出してくる攻撃は非常に厄介だ。中でもブレスは液体のようになって地面にまき散らされた後もしばらくその場に残っているため、避けた後で自分から突っ込んでしまうということも。

プレイでは全員が近接武器だったこともあり、状態異常「臭いやられ」となる攻撃を全員が同時に食らって大ピンチに陥るという事態も起こった。なお、フォロクルルの攻撃属性は翼の色で判別可能だ。視界が大きく悪化する新たな状態異常「暗闇」状態をはじめ、多くの状態異常攻撃を繰り出してくるため、装備やアイテムでしっかりと対策をしておこう。

5月14日実装の剛種「雷轟竜ディオレックス」に挑戦!

最後に、いよいよ本日の目玉ともいえる「ディオレックス」の狩猟に挑戦。ディオレックスは身体に発電器官(発電板)を持ち、自ら電力を発生させることができる。さらに、電力を応用した磁力を用いて、あらゆる攻撃を弾くことができる硬い外殻を身に纏っている。そこで重要になってくるのが、穿龍棍の武器特性だ。外殻が1ヶ所でも剥がれている場合、リーチが短い状態の穿龍棍は、モンスターの肉質が硬いほど攻撃が通りやすく、モンスターの肉質が軟らかいほど攻撃が通りにくくなる特性がある。この特性を上手く活用できれば、ディオレックスとは非常に相性が良い武器種と言えるだろう。

しかし、俊敏でなおかつ強烈な攻撃を繰り出してくるディオレックスに大苦戦! ディオレックスは見た目やその名前からティガレックスを連想するが、動きはまったくと言って良いほど別物。平面的な攻撃が多いティガレックスに対し、ディオレックスは電磁力により浮上した岩盤に飛び乗り、空中から突進を繰り返すなど、立体的かつ機敏な動きで攻撃を仕掛けてくる。そのため、上下左右に激しく動くディオレックスに攻撃を当てるのはなかなか難しい。左右に飛び退いてから打ち出してくる岩石攻撃も厄介で、迂回したり回避行動を挟んだり、もう一度攻撃できる距離に近づくまで大分時間がかかってしまった。

もう1つ、ディオレックスの一撃は高い攻撃力をもっているため、回復が遅れるとかなり危険だ。抜刀時のダッシュはできても、片手剣のようにアイテムを使用することはできないので、常に残りの体力には注意を払う必要がある。

そうした苦労を経つつも、なんとか頭部の外殻を破壊することに成功! すると驚くべきことに、割れた外殻の中からティガレックスに似た姿が。先にお伝えしたとおり、ディオレックスは、自身の身体を守るため、電力を応用した磁力を用いて鉱石を体表に纏うようになったモンスターだ。今回の戦いでは頭部しか壊すことができなかったが、穿龍棍で全ての外殻部位を破壊することに挑戦するのも面白いかもしれない。

そうこうしているとディオレックスが動きを止め、強烈な咆哮と共に自身を中心とした球状の電撃を撃ち放ってくる。この攻撃は致命的なダメージを受けてしまうほどかなり強力なもので、攻撃に夢中で離脱が遅れてしまった筆者は直撃を受け、ほぼ全快だった体力が一撃でゼロに……なったかと思いきや、ギリギリの所で持ちこたえることに成功。これはオナブル装備で発動したスキル「ブチギレ」による効果で、即死耐性をもつオナブル装備はディオレックス戦に非常に適した装備だと言えそうだ。

特にこの攻撃を繰り出す際は事前に動きが止まる分、大きなダメージを与えるチャンスでもある。オナブル装備でなくとも一発即死を耐えられるような対策をしておけば、積極的な攻撃でダメージ効率はグンと跳ね上がる。もし防げない状態であっても、ある程度ディオレックスから距離をとっていれば電撃に巻き込まれても即死だけは免れるようなので、ギリギリで発動を食い止められないと思ったら、諦めずに側面や後方への回避を試みるといい。

最終的に、回復時にとんできた岩石を喰らって1回力尽きてしまうが、なんとかディオレックスを討伐することに成功。今回は全員が穿龍棍という構成で挑んだのだが、外殻を壊した後は、双剣など火力の高いダメージディーラーとなれるような他の武器があればより効率的に狩れるようになるかもしれない。なお、今回戦った剛種のディオレックスは使用してこなかったが、烈種からは薙ぎ払うような強力なブレス攻撃をしてくるので、更に強力な敵になるであろうことは間違いない。

こうして一通りの新要素をプレイしてみて印象的だったのは、なんといっても新武器種である穿龍棍の楽しさだ。「モンスターハンター フロンティア」の長い歴史の中で、初めて追加される新武器種として相応しい、使いやすさとテクニカルさをあわせもった、やりこみ甲斐のある武器となっている。今回の体験だけではとても語り尽くせない程に奥深く、もっともっと使い込んで上手くなりたいと思えるような性能に仕上がっているので、G級到達がまだまだ先だというハンターたちも、「いつか穿龍棍が使える!」ということを励みに頑張ってみて欲しい。

なお、ディオレックスの実装に合わせて、しばらくゲームにログインしていなかったハンターであれば、5月14日から5月21日まで無料で「モンスターハンター フロンティアG」をプレイでき、さらに特典まで貰えるというリスタートキャンペーンも実施中とのこと。しばらく休んでいたハンターがゲーム復帰するにはいい機会だろう。

モンスターハンター フロンティアZサービス終了

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