「ドラゴンネスト」7月23日実装予定の新ステージ「灼熱の大河」「紅蓮の火山」をレポート！運営マニフェストの進捗情報を運営チームに訊いた

NHN PlayArtのオンラインアクションRPG「ドラゴンネスト」。今回は7月23日に行われる最新アップデートの情報と、5月に発表した運営マニフェストの進捗情報をプロデューサーの西田哲史氏と運営チームのYAMAMOTO氏に聞いてきた。

7月23日に行われるアップデートを予定している「ドラゴンネスト」。レベルキャップが解放され、新ゲートの追加も予定されている。また、5月に公開された運営マニフェストの進捗情報が気になるプレイヤーも多いことだろう。今回は、プロデューサーの西田哲史氏と運営チームのYAMAMOTO氏に最新アップデート内容と、運営マニフェストの進捗について聞いてきたぞ。

レベルキャップ解放＆新ステージへと続くゲートが開放

西田哲史氏

レベルの上限が80まで引き上げられ、レベル70以上で入場できる「灼熱の大河-入口-」、レベル75以上で入場できる「紅蓮の火山-入口-」のゲートが解放される。「紅蓮の火山-入口-」は「火炎の渓谷」「熱風の奈落」、「灼熱の大河-入口-」は「女神の瞳」「祈りの心臓」など各ゲートで4種類のステージが追加。

ステージの最高難易度であるアビスはすべてレベル80から入場可能だ。今回実装される8ステージのうち4ステージにボスが出現し、ボスが登場しないステージでは最後に特殊なミッションが用意されている。



アレンデル西側に追加された新ステージへと続くゲート


「紅蓮の火山-入口-」のステージ「火炎の渓谷」


「紅蓮の火山-入口-」のステージ「熱風の奈落」

今回追加されるステージで特徴的なのは、「灼熱の大河-入口-」にある「祈りの心臓」と「女神の瞳」だ。「女神の瞳」は浮遊している岩を渡り、モンスターを倒しながら女神の瞳を集めるステージ。下に落ちても戦闘不能になることはないが、青色のオーラで包まれたエリートモンスターがおり、攻撃をしてもダメージを与えることができない。地面に設置されている青く光るエリアに乗れば、落下する前の場所に戻りミッションを進めることが可能だ。女神の瞳を集めることで、下層にいるエリートモンスターの青色のオーラを解除でき、攻撃ができるようになる。そのエリートモンスターを倒せばステージクリアだ。なお、下層のステージには溶岩が流れていて、そこに入ると火傷状態になるので注意が必要だ。





「灼熱の大河-入口-」のステージ「女神の瞳」

「祈りの心臓」は一番最後に挑戦するステージで、心臓のようなオブジェクトがある最深部にはボスが出現する。




「灼熱の大河-入口-」のステージ「祈りの心臓」

今回の新ステージでは、レベルキャップ解放にあわせてレベル71～80の武器強化やアイテム生産に使用する「特級宝玉（オニキス・アルテウム・ダイヤモンド）」などが入手可能。また、アビス難易度では「竜珠」「タリスマン」「紋章」などが入手できるそ。

3次職に新EXスキルが導入

職業の最上位である3次職にレベル80で習得できるExスキルが追加される。今までは2次職のスキルが強化されてきたが、はじめて3次職のスキルがEX化。スキルの見た目はさほど変わっていないが攻撃回数が増加したり、追加ダメージを与えたりできる。




追加されるスキル一覧

システム改修

スキルバランスの改修

レベルキャップ解放時にスキルバランスの改修が行われる。属性関係のバフ、デバフに関するものがほとんどで、属性攻撃の威力上昇などのスキルがパーティーメンバーに付与しやくなる。今年の12月に実装されたメイン武器に属性が付与できる「属性龍珠」の効果も考慮して、改修に踏み切ったそうだ。また、低レベル帯のスキルの習得レベルが変更され、レベル4で覚えられるスキルがレベル3から使えるようになる。

低レベル帯の育成がしやすくなる！

レベル39～70までのレベルアップに必要な経験値が減少。メインクエストとサブクエストの受注タイミングがバラバラならないように改修も行われる。さらにレベル15までの区間は装備アイテムが箱の状態でドロップするようになり、キャラクターの職業にあった装備が入手可能。プレーリーとマナレージのマップを改修し、NPC配置も利用しやすくなるように変更される。

新キャラクター「レンシア」の続報や世界大会への日本参戦も！

新キャラクターの動画が公開！

新規キャラクターとして追加予定の槍使い「レンシア」のPVが公開。槍で突くというよりは、薙刀やハルバートのように振り回す使い方が多く、アカデミックやカーリーと同様に物理や魔法のスキルで戦うキャラクターになる。

ドラゴンネストワールドチャンピオンシップに日本が参戦決定！

YAMAMOTO氏

2014年のドラゴンネストワールドチャンピオンシップに日本も出場する。本大会は「ドラゴンネスト」の開発会社であるEyedentity Gamesとインドネシアのパートナー会社PT.kreonの共同開催となり、韓国・中国・日本・台湾・タイ・シンガポール・インドネシア・ヨーロッパの計8カ国が参加予定だ。細かいルールの調整は今後行うということだったが、4対4のチーム戦方式なのは確定とのこと。決勝戦は12月3日～12月5日にインドネシアのバリで開催を予定している。YAMAMOTO氏は「日本のトップクラスのプレイヤーが集まれば優勝できると思います」と力強く語ってくれた。

日本代表を決める戦いは夏から秋に掛けて実施予定。細かなスケジュールやルールは後日発表するとのことなので公式サイトをチェックしておこう。

運営マニフェストの進捗状況

「ドラゴンネスト」の現在の問題点であるキャラクターの格差やスキルバランスなどを改善するために、公開した運営マニフェスト。今回はその進捗情報を聞くことができたので紹介しよう。

課金アイテムの使用有無によるステータスの差を改善

アバターなどの課金アイテムの有無によって、キャラクターステータスに大きな差がでていたのを改善するために、「シュパンボックス・シュパンピュクシス」や「パンドラコイン・パンドラピュクシス」などの確率が見直された。「シュパンボックス」は毎月期間限定で更新しているレアアイテムの出現率を大幅にアップ。「パンドラコイン・パンドラピュクシス」」に関しては公式サイトのお知らせでも告知がされている通り、ユーザーが望んでいるオプションの出現確率を2倍にしている。アバター合成も、レアアバターを入れて合成した場合のレア出現率を上げている。「確率ということもあり、なかなかユーザーの方には体感してもらうというのは難しいですが、これから変更していく」と西田氏は述べた。

プレイヤースキルの格差をなくすための環境作り

ダンジョンの仕掛けやパーティーでの役割を理解していないと、プレイヤーがパーティーを組みづらい環境にある問題については、初心者が情報交換や交流をする場所として、6月25日のアップデートで新たなギルドシステム「冒険者アカデミー」を実装した。新規でキャラクターを作ると、ギルドに自動的に参加することになる。1ヶ月限定で実施し、ユーザーの反応を見て改修していきたいとのことだ。「冒険者アカデミー」が実装されたことにより、新規でキャラクターを作成するユーザーも増えている。「ギルドという仕組み事態を体験できる場所としても使えるので実装してよかった」と西田氏は語った。

また、8月中旬にパーティープレイをサポートするために、ステージに出現するモンスター情報やレベル70までに必要なアイテムの入手先の公開については、攻略サイトのようなものを作り、そこに情報を集約させるようにする予定だ。ダンジョンやボスの攻略方法を動画で紹介していくことも検討している。「有志の方たちが、アップしている動画で、ダンジョンをわかりやすく解説しているものを参考にしていきたい」とYAMAMOTO氏は述べた。

スキルバランスを改善してキャラクター性能の差をなくす

スキルバランスの悪さによってキャラクター性能に大きく差が出てしまったことについては、6月のアップデートでアカデミックの職業（エンジニア、ギアマスター、シューティングスター）とクレリックの職業（プリースト、パラディン、インクイジター、クルセイダー）のスキルを改善。エンジニアとシューティングスターに関しては新たなスキルが実装されている。また、運営マニフェストとは別に公式サイトの「ご意見・ご要望の対応状況」に記載されているスクリーマーへの対応も開発側と協議しているようだ。

「ドラゴンハンティング」実装でコンテンツバランスを緩和

ダンジョンの難易度や仕掛けなどのコンテンツバランスは、6月のアップデートでレベル40以上のキャラクターが参加できるコンテンツ「ドラゴンハンティング」を実装することで緩和。エンドコンテンツにオートマッチングシステムと復活無制限を導入したことにより、今までブラックドラゴンが倒せなかったライトプレイヤーもクリアできるそうだ。「レベルが低いキャラクターでも行くことができるということもあり、みなさん気軽に遊んでいる」とYAMAMOTO氏は語る。

コンテンツ報酬は実装前に修正

今までは難しいダンジョンに挑戦するための装備がその難しいダンジョンでしか入手できないという矛盾が生じていた問題はドロップ率の調整を行い改善。サードコアネストは、クリア報酬がダイヤモンド、レベル80フューチャーチケット、ユニーク装備だったものを、6月に実装したタイミングでダイヤモンドをドロップアイテムから外してたそうだ。「ユーザーにはわかりづらい部分かも知れないが、このような調整は引き続き行っていきたい」と西田氏は強調した。