「リネージュ」の“攻城戦”が1時間で楽しめるように進化!リーマンプレイヤーでも“あの面白さ”に再び触れられる

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エヌ・シー・ジャパンの「リネージュ」といえば、昔ながらのマゾいMMORPGの代表作という認識を持つ人は多いだろう。だが近年の同作は、大分お手軽に遊べるように進化しているのをご存知だろうか。今回は、リーマンプレイヤーでも楽しめるようになったエンドコンテンツの数々を紹介しよう。

エヌ・シー・ジャパンのMMORPG「リネージュ」において、8月26日、大型アップデート「革命戦争 前編 赤き獅子の帰還」が実施される。リネージュのメインコンテンツの一角を担う「攻城戦」「ドラゴンレイド」「メインランドダンジョン」のリニューアルが主な内容で、プレイヤーは短時間にスリリングな冒険が満喫できるようになるとのことだ。実際どのように変化するのか、本稿でチェックしていこう。

数々の仕様変更で大幅に参加しやすくなった「攻城戦」

大勢のプレイヤー同士が協力して城を奪い合う「攻城戦」は、本作を代表する大規模PvPである。MMORPGの醍醐味が凝縮されたコアプレイヤー向けのコンテンツで、サービス開始以来、悲喜こもごものドラマを生み出してきたのは、プレイヤーなら肌身を持って実感しているだろう。

しかしながら、日本でリネージュの正式サービスが始まったのは2002年で、既に12年以上も昔の話だ。かつて青春の日々を攻城戦に捧げまくった若人の多くが、今では立派な30~40代(?!)。会社ではそれなりの地位に就き、プライベートでも一家の大黒柱、という人も珍しくないだろう。

「リネージュは好きだけど、仕事は忙しいし、子供の学費は高いし、何より攻城戦は拘束時間が長いし……」と、次第に足が遠のいてしまった人も結構いるかもしれない。今回のリニューアルを経て、そういった人でも攻城戦に参加しやすくなったのである。

大きな変更点としては、攻城戦の所要時間に関して、従来の「2時間」から「最短20分~最長1時間」へと大幅に短縮。開催時間も「毎週日曜日の午後8時」と決まっており、戦場となる城の場所も限定される。そのほかの詳細は下にまとめたので見てもらいたいが、要するに、攻城戦の面白さはそのままに、プレイヤーにとって大幅に参加しやすくなる、というのが基本コンセプトだ。

攻城戦の仕様変更

攻城戦の開催時間

不定期→毎週日曜日の午後8時

攻城戦の所要時間

最大2時間→最短20分~最長でも1時間

城の数

7→3(ギラン城、ケント城、オーク要塞)

城門の数

2エリアに2門→1エリアに3門

報酬

税金→税金に加え、追加税金/勝者報酬(ポーション)/Buff銅像の出現

補助システム

なし→ダメージ追加Buff、カタパルト設置

攻城戦の詳細システム

布告方式変更

アップデート後には、「/布告 城名」コマンドで宣布できるように変更される。アジトを持っている血盟も布告が可能になる(城を所有した君主はアジト競売に参加不可)。攻城戦の勝敗可否と関係なくアジトの所有権は維持され、城を所有しているとアジトの税金は免除になる。

城獲得条件

守城側の勝利条件

20:00~20:50まで城の所有権を維持すれば勝利。上記を満たさない場合、21:00になる時点で所有権を持っていれば勝利。

攻城側の勝利条件

20:00~21:00の間に城の所有権を獲得して、20分の間所有権を維持すれば勝利。20分間所有権を守ることができなかった場合、再び所有権を奪った後 20分間維持すると勝利。(既存の維持時間はリセット)。上記を満たさない場合、21:00になる時点で所有権を持っていれば勝利。

攻城兵器

攻撃側は攻城を布告した君主が、防衛側は城を所有した君主だけが使うことができる。使用時、砲弾1個が必要。砲弾は、ケント村、ギラン村、火田民村の雑貨商人が販売する。

使用後、10秒の待機時間(ディレイ)が経てば、再使用することができる。ある程度攻撃を受けると破壊されて使うことができなくなる。次の攻城戦の開始時、もしくは城主が交替すると自動的に修理される。

攻城戦勝利時の補償アイテム

攻城戦で勝利した血盟の構成員は、「君主の褒賞」という新しいアイテムを取得できる。君主の褒賞からは勝利の体力回復剤を得られる。

取得条件

  • 最終的に城所有権を獲得した血盟に所属。
  • 攻城戦終了時、攻城ゾーンにあたる地域にキャラクターが立っている。
  • 血盟内の階級がエリート以上。

副君主/ガーディアン/エリート

副君主は連合血盟にて1人のみ任命することが出来る。ガーディアンは一般血盟から5人まで、連合血盟から12人まで任命することができる。エリートは一般・連合血盟とも19人まで任命することができる。エリート以上の任命には血盟加入後7日間の待機時間が必要となる。

その他

攻城戦地域では、アースバインドを使うことができない。外城門及びガーディアンタワーの防御力が大幅に上昇。攻城戦時、内城の王宮ゲートキーパーに声を掛ければ外城門の外へテレポート可能に。

攻城戦に参加する血盟の構成員の中でエリート以上のプレーヤーには、自動で主君の護衛効果(PvP時追加ダメージ+30)が付く。アジトと城を同時に所有した血盟の場合、城でリスタートすれば城で、アジトでリスタートすればアジトで再始動する。

「メインランドダンジョン」もハイリスク・ハイリターン向けに調整

続いて紹介するのは、プレイヤーに人気のダンジョン「メインランドダンジョン」に関するリニューアル。従来だと、プレイヤーの時間が許す限り好きなだけ冒険できたのが、今後は1日90分の時間制限が設けられる。その代わり、対象とするキャラクターレベルが「60以上」に引き上げられ、報酬もグレードアップ。“ハイリスク・ハイリターン”向けに調整することで、短時間でスリリングな冒険を満喫できるようになるというわけだ。

メインランドダンジョンの仕様変更

利用制限時間

無制限→1日90分まで。ギランケイブと共有

難易度

Lv40程度で無問題→Lv55以上にとって歯ごたえアリ

ボスモンスターの強さ

ソロプレイで討伐可能→パーティー規模の戦力が必要

報酬

経験値/アデナが大幅に増加、大型レアアイテムが強化、上位レアアイテムも追加

「ドラゴンレイド」の基幹システムを変更

最後に紹介するのは、各地にいるドラゴンを討伐する、いわゆる「ドラゴンレイド」の基幹システムに対するリニューアルだ。たとえばドラゴンに挑戦するために必要な“キー”を入手する方法は、従来だと運任せだったのが、今後はNPCから確実に購入できる。また、中間ダンジョンが廃止されたことで、ドラゴンレイドそのもののプロセスも大分コンパクトになった。

ドラゴンレイドの仕様変更

ドラゴンのキー(レイド開始アイテム)の獲得方法

「ドルーガの袋」からランダムで入手→「ドラゴンキー(地竜・水竜・風竜)」を1000万アデナで直接購入

※午前2時~午前8時は購入不可

レイド手順

中間ダンジョンを経てドラゴンを討伐→中間ダンジョンが廃止され、直接ドラゴンレアへ侵入

補助Buff

中間ダンジョンのクリア時に獲得→無条件で獲得

参加回数

1キャラクターにつき3種類のドラゴン総てを3日に1回討伐可能→1アカウントにつき3種類のドラゴンのどれかを1週間に1度討伐可能

その他

「フィジカルエンチャント:DEX」、「フィジカルエンチャント:STR」、「ヒールオール」、「イミュントゥハーム」が所属血盟に関係なく使用可能になる

これからの攻城戦の合言葉は「8時だョ!全員集合」

昔のMMORPGは、レベル上げにせよダンジョンの攻略にせよ、何をするにも長時間を要するのが当たり前であった。開発側にとっては、コンテンツが遊び尽くされてしまうという事情も少なからずあったのかもしれないが、少なくともプレイヤー視点では“マゾい”のは紛れも無い事実。その代表作が、(少し前の)「リネージュ」という認識の人も多いかもしれない。

あれから長い年月が経ち、周りを見渡せばソロプレイでお手軽に遊べるMMORPG(というより“オンラインRPG”か)ばかり。リネージュすら例外ではなく、レベル上げが一気にお手軽になる「ハイパス」が2013年4月に導入され、プレイヤーからの好評を博している。今回の「革命戦争」も、この流れにのっとったリニューアルといえるだろう。

今のリネージュは、「ハイパス」+「革命戦争」を活用すれば、(当時と比べると)驚くほどの短期間で攻城戦に参加できる。長時間のプレイができずにリネージュから離れてしまった人や、1日1~2時間程度しか遊べないけど、MMORPGならではのコンテンツを楽しみたい!という人にとって、今のリネージュは検討する価値があるだろう。本稿ではエンドコンテンツを中心に紹介したが、もし本稿で興味を持った人は、レベル上げが劇的にお手軽になる「ハイパス」から体験してみるのをオススメしたい。

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