X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANは、新作オンラインRPG「ハンターヒーロー」の正式サービスを近日中に開始予定だ。現在、誰でも参加できるプレサービスが始まっている本作だが、今回は台湾本社の開発スタッフにゲームの見どころなどについて聞いてみたので紹介しよう。
「ハンターヒーロー」は、X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANが近日中に正式サービスを開始するオンラインRPGだ。ターゲット形式/ノンターゲット形式どちらのバトルも可能で、誰でも“狩り”をたっぷりと満喫できる。もちろん、「幻想神域 -Innocent World-」などを手がけるX-LEGENDのタイトルなので、キャラクターの可愛らしさも抜群だ。今回は正式サービス開始に向けて準備中の同社を取材し、開発ディレクターにゲームの見どころなどを聞いてきたので、さっそく紹介していこう。
ターゲット形式/ノンターゲット形式、どちらのバトルでもOK！
――本日はよろしくお願いします。オウさんは「ハンターヒーロー」で、どういったお仕事をされているのでしょうか。
X-LEGEND オウ・イェン・ティン氏（以下、オウ氏）：私は台湾のX-LEGENDで、本作のディレクターを務めています。台湾版「ハンターヒーロー」では、ゲームコンテンツの企画やバランス調整などをはじめ、開発から運営周りまでを一通り担当しています。日本版の運営はX-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANが行っていますが、自分はそのサポートも行っています。
――それでは今回の記事を見て、初めて「ハンターヒーロー」を知る人に向けて、ゲーム内容を簡単に紹介して下さい。
オウ氏：一言でいうと、モンスターを狩ったりして、冒険者としての生活を満喫できるオンラインRPGです。舞台となる大陸“レムリアース”には、恐ろしい“獣”が徘徊しているのですが、その体内にはエネルギー源の“オーブ”が秘められています。これを狙うべく、獣を狩ることを生業とする職業の“ハンター”が誕生し、プレイヤーはその一人として、冒険に明け暮れるわけです。
――本作ではバトル関連のシステムに力を入れているとのことですが、どういった感じなのでしょうか。
オウ氏：大きな特徴は、“ターゲット形式”と“ノンターゲット形式”の、どちらの操作方法でも楽しめることです。本作ではアクティブスキルを使うときにナンバーキーを押すのですが、その前にあらかじめ敵をクリック（選択）していると、いわゆるターゲット形式でのバトルが行われます。スキルボタンを押しっぱなしにするだけで、離れたモンスターまで移動して攻撃したり、派生コンボを繰り出したりと、誰でもお手軽にバトルを楽しめます。
逆に、敵をターゲットしていない状態でスキルボタンを押すと、“マイキャラが向いている方向に”スキルが繰り出されます。こちらの場合が、いわゆるノンターゲッティング形式でのバトルになりますね。攻撃する方向を意識したりと、操作は若干忙しくなりますが、より歯ごたえのあるバトルを満喫できます。ゲーム中盤以降のボス戦では、腕や足などの弱点をピンポイントで狙ったりすることも出来るんですよ。
――キャラクターの見た目が可愛らしいゲームですが、思いのほかアクション性が高そうですね。ただ、ノンターゲット形式に関しては、コアなゲーマーにとっては歯ごたえがある一方、初心者からすると難しそうなイメージがあるかもしれません。
オウ氏：確かに“ノンターゲット”と聞いた途端、思わず身構えてしまう人もいるでしょうね。でも本作の場合、ゲームを進めるにつれ、少しずつ慣れていける仕組みになっているので安心して下さい。
たとえばボスモンスターが強力な攻撃を繰り出す際は、その攻撃範囲が事前に赤く示されるので、これを参考にすれば避けやすいです。また、“Rキー（方向キー2回押しでも可）”がローリングによる緊急回避に対応しており、これも重宝します。さらにダンジョンなどに攻略する際は、戦い方などのワンポイントアドバイスを事前に受けられます。
――プレイヤーはゲームの開始直後から、ターゲット形式とノンターゲット形式の両方を選べるのですか？
オウ氏：厳密に言うと、ノンターゲット形式のバトルをプレイヤーが最初に意識するのは、レベル18で挑戦するパーティープレイ向けのダンジョンです。ノンターゲット形式ならではのバトルを堪能するという意味では、ゲーム中盤の48レベル以降になりますね。
ちなみにゲームバランス的には、プレイヤーの好みに応じてどちらでも楽しめるように調整しています。ですので、どうしてもノンターゲット形式が苦手だという人でも問題なくプレイできます。また、そのほかにも色々とサポート関連の機能が充実しているので、ライトプレイヤーでも戸惑わずに遊べると思いますよ。
――なるほど。でも折角「ハンターヒーロー」をプレイするからには、ライト層もいずれはノンターゲット形式にチャレンジして欲しい、といったところでしょうか。
オウ氏：そうですね。ノンターゲット形式で戦うモンスターの方が、色々なギミックを盛り込みやすいですし、より深くゲームを楽しめると思いますよ。
ゲームに登場する総てのモンスターを“騎乗ペット“として利用可能！
――プレイヤーにとって狩りの対象となる“獣”とは、どのような存在なのでしょうか。
オウ氏：プレイヤーはモンスターを狩ることで、冒頭部に申し上げた“オーブ”や、“ホイッスル”、そして生産で必要になる“素材”などを獲得できます。ちなみにホイッスルは、獣を屈服させた証のようなもので、これを使うと騎乗用のペットとして利用できるようになります。
――それでは順番に伺っていきます。“オーブ”は、どういったシステムなのでしょうか。
オウ氏：オーブは、いうならば獣の結晶・魂のようなモノで、倒した際にレアドロップで獲得します。獲得したオーブは武器や防具に装着でき、それによりステータス値がアップするだけでなく、アクティブスキルに追加効果を付随させられます。また、オーブは脱着可能なので、“炎”の属性のモンスターと戦ったりする際は、“氷”の属性のオーブを武器に装着することで攻略しやすくなったりします。オーブを成長させるシステムもありますよ。
――なるほど。続いての“ホイッスル”ですが、ドロップするモンスターは決まっているのですか？
オウ氏：基本的に、総てのモンスターがホイッスルをドロップします。現在ゲーム内には約120種類のモンスターが実装されているので、120種類の騎乗ペットが用意されているわけですね。
――それは凄い。マイキャラが騎乗することで、どういったメリットがあるのでしょうか。
オウ氏：移動速度がアップしたり、モンスターの種類によっては空を飛べたりします。もちろん、モンスターによって外見も大きく違います。先行してサービスを行っている台湾版では、合計300種類のモンスターが実装されているのですが、人が大勢集まる街などではみんながバリエーション豊かな思い思いのペットに騎乗していて、見ているだけでも楽しめると思います。
さらに、一部のボスモンスターに関しては、騎乗中に専用のアクティブスキルを繰り出して戦うことができます。戦闘可能なペットは約40種類があり、騎乗した状態でPvPを行うコンテンツも準備中です。
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――最後の“素材”に関して、生産周りのシステムと共に説明をお願いします。
オウ氏：本作ではモンスターのドロップ品で素材品を獲得すると、それを用いて生産できるアイテムのラインナップや、そのために足りない材料などが、画面内のユーザーインタフェースを通じて一目で分かります。また、バッグ（インベントリ）内にある素材品をワンボタンで倉庫へ移動させたり、逆に、倉庫にある素材品を用いて生産を行ったりもできます。
――インベントリの中が素材品で埋め尽くされてしまうと、生産そのものに対して面倒臭さを感じてしまいがちですが、本作ではお手軽に行えそうですね。
オウ氏：そのほかのサポート機能も色々と充実していて、たとえば画面には受注したクエストの進行状況が表示されていますが、これをクリックすると次の目的地まで自動で移動してくれます。また、ミニマップ等で行きたい場所を直接クリックしたり、生産など各施設のNPCを指定することも可能です。
X-LEGENDお家芸の可愛らしいキャラクターも健在
――それにしても流石といいますか、X-LEGENDが手がけるキャラクターは可愛らしいですね。
オウ氏：本作でも、最も拘って開発している部分の一つですね。また、マイキャラは“ブブリ”と一緒に冒険するのですが、これも非常に可愛いので、ぜひ注目して下さい。
――ブブリとは、いわゆるペット関連のシステムなのでしょうか。
オウ氏：マイキャラを作成する際、一緒にブブリの外見のカスタマイズを行うのですが、ニュアンス的にはペットというより“パートナー”が近いですね。ブブリ専用のクラスを9種類の中から選んだり、アバターアイテムで着飾ったりと、マイキャラと同様に可愛がって欲しいですね。
――ブブリに乗って移動したり戦ったりできますか？
オウ氏：さすがに小さいので乗れません（笑）。
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――そのほか、開発時に拘った箇所などはありますか。
オウ氏：弊社のオンラインゲームとしては初めて、声優さんのボイスを導入しています。ちなみに、日本の声優さんは台湾でも凄い人気で、これらのボイスは台湾版「ハンターヒーロー」のアップデートでも実装される予定です。
――日本語のボイスが、台湾版のオンラインゲームに実装されるわけですか。台湾のゲーマーさんって、日本語を聞き取れる人が多いんですか？
オウ氏：台湾では日本のアニメの人気が高く、それらに日常的に接しているような人にとっては、通常会話くらいなら聞き取れる人が多いですね。私もそんな一人で、「ハンターヒーロー」のテーマソング「静ノ炎」を奥井雅美さんが歌ってくれているのが、個人的にも凄く嬉しいんですよ（笑）。
――そうだったんですね。では最後になりますが、「ハンターヒーロー」の正式サービスに向けて、意気込みをお願いします。
オウ氏：「ハンターヒーロー」は、ノンターゲット形式/ターゲット形式のどちらでも、スリリングなバトルが楽しめるオンラインRPGです。コアな人はもちろん、可愛いキャラクターに興味を惹かれて開始されるような方でも楽しめます。現在、正式サービス向けて最終チェックを行っているところですが、現在、誰でも遊べるプレサービスが始まっているので、ぜひプレイしてみてください。よろしくお願いします！
――本日はありがとうございました。
(C) 2018 X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPAN CO., LTD.
