「TERA」大規模アップデートが今月も実装!「超越 Phase2.0+3.0」で追加される高難易度のダンジョンやギルドハウスの“天空の城”を見た

NHN PlayArtからゲームオンに運営移管されたMMORPG「TERA」において、11月19日に、次期大型アップデート「超越 Phase2.0+3.0」が実施される。新たに追加されるインスタンスダンジョンと、ギルドハウスの“天空の城”を中心に取材してきたので、さっそく紹介していこう。

アップデートの名称について補足しておくと、本作では10月22日にレベルキャップを65に引き上げており、これを機に“超越”シリーズとして展開している。10月22日に実施されたアップデートが「超越 Phase1.0」で、それに続く「超越 Phase2.0+3.0」が11月19日に実施される形だ。

韓国版のTERAでは、2014年の8月から9月にかけて“2.0”と“3.0”の2回分のアップデートが行われているのだが、日本版ではまとめて導入されるため、このような名称になっている。少々ややこしいが、要するに、TERAの大規模なアップデートが立て続けに行われると認識しておけば間違いない。

3体のボスが待ち受ける飛空艇“エルカラス号”

インスタンスダンジョンに関しては、“エルカラス号”“暴風のエルカラス号”“邪悪なオルカの神殿”の3つが今回のアップデートで追加される。今回の取材では同社の運営スタッフと一緒にパーティーを組み、“エルカラス号”を体験してきた。

“エルカラス号”は飛空艇をモチーフにしたダンジョンで、キャラクターレベル65の5名パーティーを推奨としている。飛空艇の内部から始まって、甲板に向けて攻略していくというエリア展開で、その道中には計3体のボスモンスターが待ち受けている。

ピュトリオン

ダンジョンに入場すると、すぐ目の前に大部屋があり、ここで1体目のボスモンスター“ピュトリオン”とのバトルが行われる。いざ戦闘が始まると“上級デモクロン”などのモンスターが大量に出現し、一気に襲い掛かってくる。このとき、ピュトリオンはまだ姿を現さず、まずは一般モンスターを一掃することが先決だ。

モンスターの群れは次々に出現し、一定時間防ぎきる必要がある。その後、ようやくピュトリオンが姿を現してダメージを与えられるようになるが、今度は、そのときに残っているモンスターが総て無敵に近い状態となってしまうのだ。ピュトリオンと戦うまでの間に、迅速にモンスターを処理できるかどうかが要となりそうである。

フェリーモス

動力室に移動したのち、続いて2体目のボスモンスター“フェリーモス”とのバトルが行われる。このステージは、周囲に飛空艇の動力源となる“浮遊石”が計6個設置されており、フェリーモスがこれを破壊しようと試みる。総ての浮遊石が破壊されるとエルカラス号は墜落してしまうため(もちろんパーティーは全滅)、これを食い止めることが最重要課題だ。

フェリーモスが攻撃スキルを繰り出す際、特定の方法で浮遊石へのダメージを軽減することができる。1度の攻撃スキルで浮遊石が破壊されることは無い。もちろん、戦闘が長引くにつれ状況が悪化していくので、フェリーモスに対する攻撃も欠かさずに行いたい。

ダルカン

ダンジョンの最深部はエルカラス号の甲板で、ここでラスボスの“ダルカン”との直接対決を迎える。ダルカンはHPが90%になると翼を広げ、真の姿を現して激しい攻撃を繰り出してくる。ダルカンは現時点における最強のボスモンスターなので、腕に自身のあるプレイヤーは、ぜひその目で直接確かめてみよう。

高難易度バージョンのインスタンスダンジョンも実装

アップデートで追加される、そのほかのインスタンスダンジョンに関して簡単に紹介しておこう。“暴風のエルカラス号”は上述したエルカラス号を、“邪悪なオルカの神殿”は現在実装されている“オルカの神殿”を、それぞれ更に難しくしたダンジョンだ。

今回追加される3種類のダンジョンは、韓国版では実装後のパッチで難易度が若干引き下げられている。しかし日本版に関しては、“暴風のエルカラス号”に限り、弱体化されていないバージョンがそのまま実装される。つまり“暴風のエルカラス号”の難易度は、他のダンジョンと比較してズバ抜けて高くなっているのだ。韓国版では弱体化前の討伐に成功したパーティーが数える程しかなく、ここでしか得られない素材品を用いて作る“胤呀凱帝武器/防具シリーズ”は、トッププレイヤーの証となるだろう。

“暴風のエルカラス号”
“邪悪なオルカの神殿”
“覚醒強化”の実装により、対応装備を+15まで強化可能になった

空中に浮かぶギルドハウス“天空の城”が実装!

各コンテンツへの参加を通じてポイントを獲得し、期間内における合計獲得量をギルド単位で競う、“ギルド競争”が実装される。ギルド競争で上位成績を収めると、空中に浮かぶギルドハウス“天空の城”が利用できるようになるのだ。

各スクリーンショットを見てのとおり、まさしく“天空の城”としか言いようのないグラフィックスで、しかもワールドマップ上に存在しているため(=インスタンスエリア扱いではない)、とてもよく目立つ。城にはギルドエンブレムが掲げられるほか、ギルド競争で獲得したポイントと引き換えに、城壁や欄干などのデザインを変えたり、内部にショップNPCなどが配置可能だ。

城のデザイン変更は主に見た目目的のカスタマイズとなるが、内部に追加できるNPCは要注目。たとえば、課金アイテムとして導入されているアバターアイテムを、短時間ながらタダで購入し、ゲーム内で実際に着用できるのだ。事前にペーパードールなどで試着しても、購入後に「なんかイメージと違う」と嘆くのはありがちな光景だが、そういった心配は無さそうだ。そのほかにもさまざまなメリットがあり、多くのプレイヤーにとって垂涎となるだろう。

ギルド競争に関してもう少し詳しく説明しておくと、これはPvE部門の“挑戦者リーグ”と、PvP部門の“虐殺者リーグ”の2部門が用意されている。“挑戦者リーグ”はインスタンスダンジョンを始めとしたPvE系のコンテンツ、“虐殺者リーグ”は戦場などのPvP系コンテンツ中心にポイントが獲得できる。事前にメンバー同士で、どちらのリーグに参加するか相談しておくとよい。

リーグの集計期間は1か月程度の“シーズン”単位で、終了後は各リーグで上位成績を収めた計20のギルドが、次のシーズン終了まで“天空の城”がレンタル利用できる。城のカスタマイズなどに費やしたポイントは使い捨てとなるが、購入した城のパーツなどは保持される。NPCの召喚なども全体的にリーズナブルに設定されているとのことだ。

今回のギルド競争は、プレイヤー同士が直接戦うのではなく、あくまでも獲得ポイント数を競う形式である。競争でありながらギスギスした展開になりにくく、PvE/PvPそれぞれに対してプレイ目標が設けられる。総てのギルドが天空の城を所持できるわけではないが、ギルドに未加入のプレイヤーは、この機会に検討してみてはどうだろうか。

大型アップデート「超越 Phase2.0+3.0」は11月19日に実装!

「TERA」の次期大型アップデート「超越 Phase2.0+3.0」では、主にベテランプレイヤー向けの各種コンテンツが追加される。韓国版では2回分のアップデートが今回まとめて実装され、しかもローカライズ期間も短い。特にトッププレイヤーは、11月19日の実装日に向けて、ギルド内で今後の方針などを相談しておこう。

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