【G-STAR 2014】アニメ調のキャラクター設定が目を引く新作MOアクションRPG「クローザーズ(仮)」を紹介

韓国・釜山で行われているゲームショウ「G-STAR 2014」では、Nexonが新作タイトルを多数出展している。本稿ではそれらの中から、日本人のゲーマーとの相性も良さそうな「クローザーズ(仮)」を紹介しよう。

「クローザーズ(仮)」は、新興の開発会社Naddic Gamesが現在開発中のMOアクションRPGだ。今回の「G-STAR 2014」では、韓国におけるパブリッシング業務をNexonが行うことが発表され、プレス向けの説明会も行われている。本稿では、この説明会に参加して得られた情報を整理してお伝えしよう。

プレイヤーが操るキャラクターは、特殊能力を持ち合わせた高校生による組織「ブラック・ラムス」の一員という設定。この世界は異界から押し寄せるモンスターの危機に瀕しており、ブラック・ラムスの面々はこれを食い止めるべく戦い抜くことになる。

基本的なゲームシステムは横スクロール型のアクションRPGで、ざっくり言うとネクソンの「アラド戦記」を、3Dグラフィックスにして、スピード感やスタイリッシュさを増した感じだ。現在プレイアブルキャラクターとして発表されている“ストライカー、キャスター、ファイター、レンジャー”の4名は、プレイムービーが公開されているので、こちらを見てもらうのが分かりやすいだろう。ちなみに現在は4名に加え、両手槍をブン回す少女?のキャラクターが、ブラック・ラムスの一員として明らかになっている。

ストライカー(男性)武器は片手剣

キャスター(女性)二刀流+超能力

ファイター(男性)格闘

レンジャー(女性)剣+銃

正式サービス開始まで秒読み段階とのことで、周回コンテンツやアバターアイテムのバリエーション等、ゲーム内のボリュームは万全とのこと。キャラクターの育成システムに関しては、各習得スキルに“スキルキューブ”なる専用スロットがあり、ここに追加効果や属性付与などのカスタマイズが行える。現代風の世界観ということで、現在は韓国の各都市をモチーフにしたマップを多く取り入れているが、今後はローカライズ作業に伴い、現地のマップも開発するそうだ。

「クローザーズ(仮)」では、PvEと同じくらいPvPにも力が入れられており、e-sports展開も視野に含まれているという。PvPコンテンツは大きく分けて、通常のステージ上で戦うモードと、いわゆるMOBAライクな対戦モードの2種類がある。対戦時のゲームバランスが気になるところだが、各キャラクターが習得しているスキルの中から、あらかじめ4種類を選んでから挑む形で、公平さは保たれているそうだ。そのほかには、ゲーム中に登場するモンスターを、PvPで使用するためにアンロックできるシステムが用意されているという。

アニメ調のキャラクターや、ブラック・ラムスとして活動していない間は普通の高校生として過ごしているなど、日本人のゲーマーにも受け入れられそうな要素を、これでもかという位詰め込んだ印象だ。実際、Naddic Gamesの主要開発スタッフは、日本のアニメや漫画等に大きな影響を受けているとのこと。

正式サービスに向けての準備は順調に進んでおり、韓国では2014年の12月にオープンβテストを実施予定。過去に少人数向けのテストを実施した際は、20名の定員に1万名以上の応募があるなど、新興メーカーでありながら高い注目を集めているそうだ。日本でも1日でも早く遊べることを期待しよう。

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