2015年のECOのテーマは「ecomagination」!「パートナープロテクト(仮)」「ECO総アルマ化」など今後の展望が明らかになった「ECO祭2014」レポート

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは本日11月23日、東京・TFTホール1000において、「エミル・クロニクル・オンライン」のオフラインイベント「ECO祭2014&ECO★サミット vol.2」を開催した。

今年で9周年を迎える「エミル・クロニクル・オンライン(以下、ECO)」で、毎年恒例となった本イベント。今回はECOくじ「ECO×Mary Magdalene(メアリーマグダレン)」の先行販売をはじめとした物販コーナーやパネルなどの撮影スペース、スタンプラリーに加えて、昨年に続きユーザー参加型の二次創作イベント「ECO★サミット vol.2」が併催された。

メインとなるステージは第1部と第2部に分かれており、第1部ではECOのさまざまなBGMを担当するアーティストACEさんによる「ACEスペシャルライブ」や、ミュージシャンのサカモト教授さんによる「ECOゲームミュージックアレンジライブ」などのライブステージが、第2部では石田燿子さんが9thアニバーサリーソングを歌う「スペシャルミニライブ」や、アニメイトTVで配信中の「アクロニア学院 ECO部活動中!」の公開生放送などを行うハートフルステージがそれぞれ行われた。

ライブステージの最後には当日の全アーティストが揃ってのスペシャルコラボも。
三上枝織さんと山下まみさんによる「アクロニア学院 ECO部活動中!」公開生放送では、
ゲストに大久保瑠美さんを迎え、朗読劇となるECOアルマ劇場やご褒美をかけたECO対決などのコーナーが行われた。
これまで担当した7th~9thまでのアニバーサリーソングが立て続けに披露された、
石田燿子さんによるスペシャルミニライブ。

ここでは、第2部で行われた2015年のECOのテーマやアップデート情報を公開するスペシャル発表会での発表内容をお届けしていこう。

2015年は「ecomagination」がテーマ!「ECO総アルマ化計画」も始動

発表会は、寺田教授ことプロデューサーの寺田美絵氏、ブリキング榊田こと運営チームの榊田毅氏の進行によって行われた。2015年のテーマを決める開発会議ではこれまでさまざまなシステムを拡張してきたことを踏まえて、「ECOって何?」ということから考えたという。その中でECOの魅力は想像力ではないかという着点から、2015年のテーマはECOと想像力(イマジネーション)を組み合わせた「ecomagination」となることが発表された。

(左から)寺田美絵氏、榊田毅氏 2015年のテーマは「ecomagination」

実際にどういったコンテンツを追加していくのかという点については、ECOの3大要素である「バトル・レベルアップ」「ストーリーイベント」「おしゃれ・飛空庭」と、それぞれの要素が重なる「パートナー」という要素を徹底的に伸ばすことを掲げ、それらに共通する“Kawaii(かわいい)”をキーワードに思う存分楽しめるようにというコンセプトで各コンテンツを実装していくとのこと。

パートナーに関連した要素

これまでパートナーと行動する上ではプレイヤーが主導権を握っていることが多かったが、新たにパートナーが主役となってパートナーに守ってもらうために用意されるのがミニゲーム「パートナープロテクト(仮)」だ。

プレイヤーは指揮する立場となり、パートナーやオブジェクトを配置し自身の陣地を守るというタワーディフェンス型のゲームとなる。パートナーと守ってもらうことをどれだけ表現するかが今後の課題だと話した。

バトル・レベルアップに関連した要素

バトル・レベルアップの強化要素としては、“if”の世界でパートナーたちと一緒に、さまざまなミッションを攻略し、自分だけの”if”の物語を完成させることを目的とした「アトラクションクエスト(仮)」を実装していきたいという。

その仕組みとしてはプレイヤーが、自律して進軍する味方のロアたちとともにミッションに挑んでいくというもの。その中でまれに出現する“アナザー”が、プレイヤーの立ち回りによって敵にも味方にもなるという。

そして、それに付随するかたちで用意されるデュアルジョブとは違った新しいクロニクル「アナザークロニクル(仮)」。アトラクションクエスト、アイリスのifの物語に眠る「アナザー」の力を借りることで、キャラクターが超絶パワーアップするといったものだ。

アナザークロニクルは転生するのではなく、装備することでアナザーが持つ特別な力が使えるようになり、ステータスも大きく向上するが、一定時間のみ発動といった制限も。つまり、好きなタイプのアナザークロニクルを集めて都度装備するといった、選ぶ楽しさも用意されている。

そのほか、おしゃれにも絡む要素として、今後実装を予定しているという三次職LV75帯職服を紹介。こちらについては、エンシェントアークの新キャプチャーで追加するとのことだ。

また、スタンプ帳を拡張することで、スタンプ帳実装以降追加されているモンスターやドミニオン世界のスタンプ帳を実装。それに伴い、新規報酬アイテムや速度上昇アイテムなども実装予定だ。

おしゃれ・飛空庭

新規お顔スイッチャ―として、「御魂」シリーズ、オリジナルと年2回の展開を予定。同じく年2回の展開が予定されているモーションは、任意でループできるようにしたいという。

また、おしゃれしたものをもっと見せびらかしたいというニーズに応えるかたちで、ユーザー間でのイベントなどができるように「ファッションショーシステム」を実装予定。エントリーすると、自分と同じ姿のキャラクターがラウンェイを歩き、ショーを開催。ショーの終了後には好きなファッションに投票することができる。

そして倉庫問題の解決に向けては、イベント倉庫(カセドラル)を廃止、300枠を確保し、お客様倉庫2として利用できるようにするとともに、UIも変更するという。

飛空庭および飛空城については、ともに家具設置数を増加させるとともに、飛空城に、飛空城維持の管理をしてくれるメイドさんとしてNPC「飛空嬢」の実装が予定されている。こちらについては、飛空嬢のサイドストーリーなど、さまざまな要素を楽しめるようにしたいという。

そのほか、2015年度から展開するECOくじは、基本的に永続販売となる。それに伴い、前半・後半の2パターンの中で、トップレアかつキャストキャラクターである「パートナー」と「ライドパートナー」については、前半・後半ともに同じものがラインナップに入るようにするとのこと。

ストーリー・イベントに関連した要素

キャストキャラクターについては、現状で守護魔は季節イベントのナビゲートキャラクター、1・2期アルマはチュートリアル、ロマは今後実装されるコンテンツでのナビゲートキャラクターといった具合にそれぞれ分けていくという。そして、御魂については2014年の通年イベント「空飛ぶ工房とフシギな武器」を2015年1月末より永久実装することで、いつでも会えるようになる。

そしてECOに登場するモンスターを、ボスモンスターなど一部を除きすべてアルマ化していく「ECO総アルマ化計画」が始動。2015年の新イベントにて毎月登場させ、永久実装とすることで好きなアルマといつまでも楽しめるコンテンツとしていくという。

新イベントでは、キャラクターの表情やしぐさを見落とさないようにカメラワークを実装。また、セリフを見やすくするようにセリフ専用のウィンドウへと変更し、キャラクターの顔アイコンも用意するようにしたいとか。

そんな新イベントのタイトルは「タイニー・かんばにー~人材発掘編~」。アクロニアの冒険者であるプレイヤーは、「タイニー・かんばにー」に就職したという体で、タイ兄さんの元でさまざまな依頼をこなしていくこととなる。

そして、2015年の新アルマ第1弾として、ブリキングRX1をアルマ化することが発表。デザイナーが悩み続けた結果生まれたという、気になるそのデザインについては今回お披露目とはならなかったが、チラ見せされたのでここで紹介してしておく。

その他、イリスカード展開や公認ネットカフェ特典のリニューアル、Anemone、イリスカードスロット追加、飛空城次元航行、都市攻防戦拡張といった要素を検討しているという。さらに、10周年に向けたプロジェクトとして、さらなるコラボレーションや地方への出張イベントなどを実施していきたいという、寺田氏個人の願望が明かされると、事前に聞いていなかった榊田氏は苦笑いを浮かべつつも、実現させていきたいという意気込みを語っていた。

9周年をタイニーのケーキでお祝いしたり、各種アイテムがもらえるナンバー抽選会も行われた。
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