「ウェポンズオブミソロジー」のオープンβテストが12月11日より開始―クラスにとらわれない能力を発揮できる“レリックシステム”の真価をその目で確かめてみよう!

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新作オンラインRPG「ウェポンズオブミソロジー」のオープンβテストが、12月11日の15:00にスタートする。マイキャラの能力をカスタマイズできる“レリックシステム”を中心に、本作の見どころを解説するので、本稿を読んで興味を持ったらOBTに参加してみよう。

丁寧な説明でオンラインRPGに不慣れな人でも安心

Gamemag Interactiveが開発し、ライオンズフィルムが日本国内の運営サービスを行う「ウェポンズオブミソロジー」は、オリエンタルファンタジーの世界観を持ったオンラインRPGである。長い年月を経て熟成されたゲームジャンルということもあり、初心者でも安心して遊べるタイトルだ。また、最近この手のオンラインRPGの新作は、日本では比較的珍しくなりつつあるので、熱心なゲーマーにとっては一周回って新鮮さが感じられるかもしれない。

ゲーム中は随所で親切な作りが見られ、例えばキャラクターのレベルを上げて新しいシステムや施設、そしてアイテムなどに触れられるようになると、きちんとした説明がその都度行われる。また、新たにクエスト等を受けたりした際は、画面の右側に表示されるクエスト名をクリックするだけで、次の目的地まで自動で移動&NPCと会話してくれるというお手軽仕様だ。

それともう一つ挙げておきたいのは、本作ではメインシナリオ以外に受けられるサブクエストの数が少なく、迷わずにゲームを進められること。最初にプレイした時は、「サブクエストの数が少ない=遊べるコンテンツも少ないのでは?」と思っていたのだが、しばらく進めてみると、良い意味で期待を裏切られたのだ。たっぷりと用意されたメインシナリオを辿っていくだけで、マイキャラのレベルは着実に上がっていくし、モンスターを乱獲しての経験値稼ぎやサブクエストなどといった、メインシナリオ以外の寄り道を行う必要がそもそも無いのである。

仮に、ここまで説明が丁寧なオンラインRPGでサブクエストの数も多かったら、流石に面倒臭さを感じてしまっていたかもしれない。つまり本作は「説明が丁寧」+「やるべきことがシンプル」+「ボリュームがたっぷり」で、それにより全体のバランスが調度良く仕上がっている。キャラクターレベルを10まで育成し、ゲーム内の大都市“ラクーン城”を拠点に冒険を行うまでの間は、オンラインRPGが不慣れな人でも戸惑わずに進められるはずだ。

選べるクラスは“ウォーリア、プリースト、アサシン、メイジ、アーチャー”の5種類。どのクラスを選んでも
ソロプレイで問題なく遊べる

マイキャラの能力が自由にカスタマイズできる“レリックシステム”

「ウェポンズオブミソロジー」における最大の特徴は、マイキャラの能力をある程度自由にカスタマイズできる“レリックシステム”である。他のオンラインRPGでは見られないユニークなシステムなので、詳しく説明してみたい。

レリックは“神々の武器”といった代物で、マイキャラが装備できるアイテムの一種である。レリックを装備すると、背中に武器のグラフィックスが浮かび上がるのだが、これを直接振るって戦うわけではない。このグラフィックスは概念的なもので、神々の力を自分自身に宿らせて戦うといったイメージだ。ちなみに本作のタイトル名「ウェポンズオブミソロジー(※訳:神話の武器)」は、このレリックのことを指している。

レリックは装備している武器と一緒に表示される。
画面内で翼のように見えるのがレリックだ
レリック用のアバターアイテムも豊富に用意。こちらは
"ネギ"のレリック用アバターを装備したところ

レリックを装備することでマイキャラの各能力値がブーストされ、特別なアクティブスキルが一時的に使えるようになる。上昇する能力値や、習得するアクティブスキルは、レリックによってそれこそ千差万別。たとえば“剣タイプ”のレリックの一種「神封の剣」の場合は、単体の敵に対して大ダメージを与える“断龍斬”や、前方の扇状範囲に向けて攻撃を繰り出す“十字斬龍撃”といったスキルが使えるようになる。また“壺タイプ”のレリック「水霊晶の壺」は、味方キャラクターのHPを回復する“水霊の癒し”のスキル、などといった具合だ。

ここで注目してもらいたいのは、マイキャラの選択クラスに関係なくレリックが装備でき、それによりスキルをある程度自由にカスタマイズできるという所だ(装備レベルの条件は別途ある)。たとえば近接戦闘タイプのウォーリアが上述の「水霊晶の壺」を装備すれば、たとえピンチに陥っても自分自身で回復できる。また、ヒーラータイプのプリーストが「神封の剣」を装備すれば、攻撃力不足を補えるだろう。

レリックによってもたらされる効果は、他のオンラインRPGでいうところの“サブクラス”に近いのだが、本作ではそういった効果を“装備品が”担っている。レリックを付け替えるだけで、ソロプレイ/パーティープレイや、戦う相手のタイプなどに応じてマイキャラの能力を随時カスタマイズできるのは便利で、それを踏まえた戦術を考えるのが、本作をプレイして特に面白いところだ。

「斧」のレリックスキルで敵を一網打尽! 「壺」のレリックスキルで回復を行っているところ
操作キーは数字の“1~0”がクラス用のスキル、“F1~F5”がレリック用のスキルとして習得時に自動登録される

レリックのラインナップに関してだが、今回の取材時における短時間のプレイでは、その全貌が把握できないほどである。ラクーン城近辺のショップNPCで確認できた大まかなジャンルだけでも、“物理攻撃型、属性攻撃型、回復型、誘導型(敵を足止めしたりできる)、防御型、弱体型(補助型)”などがある。また、たとえば同じ“盾”のジャンルでも「クリムゾンシールド」は“物理防御型”、「ブラッドシールド」は“物理誘導型”と、微妙に違っていたりするのだ。

マイキャラは所持している中から同時に2種類のレリックを装備し、“Rキー”を押すことで瞬時に切り替えられる。例えば、モンスターと1対1で戦っている間は、単体相手に有効な「剣」のレリックを装備し、他の敵がリンクしたら、すかさず「斧」のレリックにチェンジ。斧による範囲攻撃で一網打尽、といったことも可能だ。ゲームで突発的に起こる状況を想定し、2~3種類のレリックを常備しておくとよいだろう。

また、レリック用の育成システムも用意されており、レリック自身と、レリック用のスキルを個別に上げられる。この際は“ダークソウル”“霊石”といった材料が必要となるのだが、これらは不要なレリックを“分解”しても得られる。つまり、より強力なレリックを入手しても、以前のレリックが無駄にならないわけだ。そのほかにも、レリック専用のアバターアイテムも用意されており、他のオンラインRPGにおける“武器”や“サブクラス”以上に、奥深いシステムという印象だ。

※クローズドβテストの様子を撮影したスクリーンショットなので価格等は今後調整されます
レリックのレベルを上げるには“ダークソウル”、レリック用スキルのレベルを上げるには“霊石”が必要

ゲーム中盤以降はMMORPGらしいコンテンツが多数登場

オンラインRPGとしての全体的な流れに目を向けると、先述したとおりメインシナリオに添って進めていけば、序盤の間は問題なく進められる。そしてレベルが15~20に達し、ラクーン城の各施設を一通り把握する頃になると、PvE/PvPの各種コンテンツに挑戦できるようになる。

それらの中には、開催時間が決まっているコンテンツも多く用意されているのだが、ゲーム内メニューの“イベントカレンダー”で管理されている。例えばPvP系のコンテンツに関しても、あらかじめ開催時間が分かっているため、プレイヤーが比較的集まりやすそうだ。オンラインRPGは、ハマるとついつい長時間遊んでしまいがちだが、このカレンダーはプレイ時における調度良い目安にもなるだろう。本作の台湾版では、かなりの種類のコンテンツが用意されており、これらを総て日本版に導入するかどうかは未定なのだが、参考までにどういったラインナップなのか以下に紹介しよう。

黄竜陣でパーティープレイ。レベルを上げていくとMMORPGらしいコンテンツが増えてくる
「黄竜陣」(Lv10以上のキャラクターが参加可能)

パーティープレイ向けのダンジョン

「仙人界杯」(Lv15)

10対10でサッカーのようなミニゲームを行う

「竜の淵」(Lv18)

パーティープレイ向けのダンジョン

「沿海の失踪」(Lv20)

マップ内の3箇所に出現するボスモンスターと戦う

「サバイバル戦」(Lv20)

最大20名のプレイヤーが15分間に渡って無差別PvPを行う

「玄晶の跡」(Lv20)

10対10によるPvP系コンテンツ

「仙闘場」(Lv25)

1対1で行うPvP系コンテンツ

「三旗の血旗」(Lv25)

マップ内に出現する旗を奪い合うPvP系コンテンツ

「鎮魔塔」(Lv30)

パーティープレイ向けのダンジョン

「玄天の禁域」(Lv35)

マップ内の3箇所に出現するボスモンスターと戦う

「関所の奇敵」(Lv40)

マップ内の3箇所に出現するボスモンスターと戦う

「ラダー競技」(Lv40)

3対3による勝ち抜き型のPvP系コンテンツ

「武闘の頂」(Lv60)

10対10のプレイヤーが旗を奪い合うPvP系コンテンツ

「天元禁域の資源戦」(Lv60)

10対10のプレイヤーが塔の占領を巡って戦うPvP系コンテンツ

以上、ライオンズフィルムの新作オンラインRPG「ウェポンズオブミソロジー」の特徴をざっくりと紹介してみた。ちなみに少々余談になるが、本作はWindows PC版に加え、PlayStation4版も現在開発中である。詳しい話は、以前掲載したインタビュー記事を見て頂きたいが、PlayStation4版がリリースされる2015年夏には、再び大きく盛り上がりそうな予感。とりあえず、12月11日より本作のオープンβテスト(Windows PC版)が始まるので、興味を持った人はぜひ参加してみてほしい。

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