アーケード版に劣らぬバトルが展開される「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」アルファテストバージョンをプレイレビュー

2月6日から3日間にわたってアルファテストが実施されるスクウェア・エニックスのPC用マルチ対戦型アクションシューティング「ガンスリンガー ストラトス リローデッド」。今回、開発中のテスト用バージョンを一足先にプレイする機会が得られたので、そのインプレッションをお届けしよう。

本作は人気アーケードゲーム「ガンスリンガー ストラトス」シリーズより新たに登場する、PC向けのオンラインゲームだ。個性豊かなさまざまなキャラクターと多彩な武器を駆使して戦うマルチ対戦形式のアクションシューティングで、4対4で戦うのはアーケード版と同じだが、マップ内に設置された互いの「コアユニット」を破壊しあうという新たな要素も追加されている。

ルールはいたってシンプルで、上述の「コアユニット」にダメージを与えるか、敵プレイヤーを撃破すると相手のコアゲージが減っていき、ゲージをゼロにするか、終了時にゲージの量が相手より多いと勝利となる。操作方法もWASDキーで前後左右に移動、スペースキーでジャンプ、マウスで照準を合わせて左クリックで射撃など、PCゲームのスタンダードを踏襲した形になっており、複雑な要素はほとんどないのでPCゲーム好きなら手軽にプレイすることができる。

マップ内に配置される巨大な「コア」をめぐる攻防が本作の大きな醍醐味となっている。
なお、今回のバージョンは開発途中のものである点、あらかじめ触れておく。
今回の対戦ではファンにはおなじみのステージのひとつ「渋谷」を使用。1回の対戦の制限時間は約15分となっていた。

今回の試遊では新キャラクターのアカネ・クロエとアスマ・クロエ本人と対戦。ふたりは双子の姉妹で、姉のアカネは白を基調としたかわいらしいコスチュームだが、妹のアスマはボーイッシュでコスチュームも黒一色と対照的な外見となっている。残念ながら今回のバージョンではゲーム内に実装されていなかったが、どのようなキャラクターになるのか楽しみにしたいところだ。

左が妹のアスマ・クロエ、右が姉のアカネ・クロエだ。

ちなみに、アルファテスト時に使用できるキャラクターは風澄徹、片桐鏡磨、片桐鏡華、竜胆しづね、ジョナサン・サイズモア、アーロン・バロウズ、オルガ・ジェンティン、レミー・オードナーの8人。ウェポンパックは3つまで登録でき、リスポーン時の切り替えも可能になっているので、近接型や援護型など異なるタイプのウェポンパックを登録して戦況に応じて変更しながら戦うなど、より戦略性の高いバトルを楽しめる。

筆者はレミーを選択してプレイしたのだが、レミーの武器はアーケード版と同じく「ビームハンドガトリングガン」や「ニードルガン」などで、基本的な性能もアーケード版を踏襲したものになっていた。そのほか、敵を巨大なシャボン玉に閉じ込めて動けなくする竜胆しづねの「シャボンランチャー」や、味方を狙撃して体力を回復する片桐鏡華の「ヒーラー」など、おなじみの武器も多数確認することができた。

こちらが使用できるキャラクター一覧。キャラクターの選択は「マイページ」の「キャラクターセレクト」で行う。
アーケード版と同じ武器が登場するので、シリーズのファンなら違和感なくプレイできる。

操作の部分で特に特徴的なのが、マウスの右クリックで敵をターゲットロックできること。しっかり敵に狙いをつけられるのだが、その際は操作キャラの移動が疎かになってしまうため、そこを攻撃される危険がある。近接戦ではあえてターゲットロックを使わずに動きまわりながら攻撃したり、ターゲットロックを使うときは距離を取ってロングレンジから狙ったりと戦況を読む能力が要求されるだろう。

また、本作のオリジナル要素である「コア」はかなり頑丈で、なかなかゲージを減らすことはできない。かといってキャラクターとの戦闘に熱中しすぎると、自軍のコアを集中攻撃されて不利になる恐れがあるわけで、コアと敵のどちらに比重を置くか、攻撃役と守備役をどのように割り振るかなど、互いの戦略・戦術も勝敗を分ける大きなポイントになりそうだ。ちなみに、開発側でも現時点ではセオリーと言えるような戦法を見つけられていないそうで、「今回のアルファテストでユーザーさんがどのような戦い方をするか、自分たちも見てみたい」と語っていた。

もちろん、空中を飛び回る立体的なバトルも魅力のひとつ。開発スタッフによると、ステージ内には高い建物が多く、いかにより高い位置を取るかが勝負を分ける要因になるとのこと。もちろん、ビル自体を破壊して相手のアドバンテージを奪うといったアーケード版でもおなじみの戦法も可能になっている。ジャンプやダッシュといったキャラクターのアクションもかなりスムーズで、ストレスを感じる部分はほとんどなく、スピーディな空中バトルを満喫することができた。ただ、混戦になったときに操作が重くなることがあったので、この部分は早めの改善を期待したい。

戦闘が終了すると、使用したキャラクターにプレイ内容に応じた経験値が加算。経験値の量が一定以上になるとレベルが上がってバトルパラメーターのポイントを獲得できる仕組みだ。このポイントは「ブースト」や「耐久力」といったパラメーターに自由に割り振ることが可能なのでキャラクターをさまざまにカスタマイズすることができる。

ウェポンパックは設計図を5つ集めると入手できるようになっていて、これらの設計図はゲーム内通貨を使ってアイテムショップで購入できるほか、戦闘終了時に入手することも可能になっている。もちろん、ウェポンバックにもレベルがあり、戦闘を重ねることによって能力を上げていくことができる。また、不要なパックを材料にしてレベルを上げる合成的な要素も追加される予定だ。

画面では最大レベルが50となっているが、今回のアルファテストではレベル25が上限になっているとのこと。
キャラクターのレベルがアップしたら、このようにバトルポイントを各能力に割り振ることができる。

メニュー画面もチェックできたので、気になる部分をいくつか紹介しておこう。今回のバージョンには「対戦」のほか、練習用として「トレーニング」と「チュートリアル」の2つのモードが搭載されていた。オンライン対戦の前に、まずはこれらのモードで操作に慣れておくといいだろう。また、今回はまだ利用不可となっていたが、「ガチャ」「コミュニティ」といったメニューも確認することができた。これらがどういったものなのか、今後の情報に期待しよう。

さて、勝負のほうだが、こちらはプレイヤーが筆者ひとりで、3人のNPCとチームを組むという不利な体勢。加えて、筆者の腕がヘッポコだったこともあって、まったく勝負にならず。相手のコアゲージをまったく減らすことができず、1回目の対戦はパーフェクトゲームで敗北となった。

あまりの悲惨な内容に見かねたのか、2回目の対戦では本作のタイトルプロデューサーであるスクウェア・エニックスの坂本慎治氏が助っ人として参加。さすがに開発スタッフだけあって、ひとりでどんどん敵を撃破していき、筆者があまり前に出ずフォローに徹したこともあって互いに残りのコアゲージがあとわずかとなる白熱の展開となった。ここで筆者はコアを狙いにいくか、敵を倒しにいくか躊躇。腕に自信がないのでコア狙いにいったのだが、タッチの差でゲージをゼロにされてしまい勝負あり。アカネとアスマの姉妹チームに2連敗を喫するという情けない結果となった。

通常は4人のプレイヤーでチームを組むのだが、今回は特別にNPCを加えたチーム同士で戦うこととなった。
おふたりともなかなかのスゴ腕で、初戦はフルボッコにされて筆者の面目丸つぶれ。

いいところなしで終わった今回の試遊プレイだったが、アーケード版に劣らぬ爽快なプレイを楽しむことができた。「前に出ます」、「援護します」など自身の状況を味方に知らせる「シンボルチャット」といった機能も利用可能になっているので、仲間と協力しあう多彩なバトルを体験できるはずだ。アルファテストの募集は1月30日まで。気になる人は今すぐ公式サイトから申し込もう。

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