ネクソンは5月16日、「マビノギ英雄伝」の公式生放送「なつなま」の公開収録および、新ボス「メル」のテストプレイイベントを実施した。
今回のイベントは、5月20日に実装される新ストーリー「Chapter1/エピソード0」を、一足先にプレイヤーに体験してもらおうというもの。会場では「マビノギ英雄伝」のGMである英雄なつなさんによる公式生放送「なつなま」の公開収録も行われ、招かれたプレイヤー達の前で新エピソードがお披露目されることとなった。その後に行われた先行体験会と合わせて、その模様をお届けしていく。
「なつなま」生収録では未公開のデザイン画から、まさかのなつなさんのコスプレ姿も!?
最初に行われた「なつなま」公開収録では、MCの英雄なつなさんと“すべっち”こと英雄skull侍さんの2人が出演し、ユーザーと一緒にさまざまなコーナーに挑戦した。
その中でも特に大きな盛り上がりを見せたのが、なつなまではお馴染みのMC2人がマビノギ英雄伝に関連したお題で対戦する「GMガチンコ対決」のコーナー。今回は来場したプレイヤー陣がなつなチームとskull侍チームに分かれて対決するという団体戦形式で、チーム全員で騎士団レイドのクリア時間を競うタイムアタック対戦が行われた。
誰もがイベントに集まった精鋭だけはあり、どちらのチームメンバーも抜群の腕前とチームワークで、瞬く間にボスを撃破することに成功。クリアタイムは、なつなチームが2分31秒、skull侍チームが2分35秒という超接戦の中、なつなチームが僅かに上回り勝利をおさめた。
敗者となったskull侍チームには、なんと罰ゲームとして、「千回振りだしてもまだ苦い」と言われるお茶である「センブリ茶」を全員で飲む羽目に。当然参加したプレイヤー達もその例外ではなく、そのあまりの苦さに会場中で悲鳴のような叫び声が上がる大惨事(?)となっていた。
また、チーム代表者のイラストのうまさで勝負するというユニークな対決も行われた。途中、なつなさんがお題となった「サキュバス・クイーン」ではなく「サキュバス」を書いてしまうミスなども起こるも、特徴をうまく掴んだプレイヤー達のイラストによってなつなチームが再び勝利。
今度の罰ゲームではチームを代表してskull侍さんがキャラクター「カダン」のモノマネを披露することとなったのだが、これが意外にも(?)クオリティの高いモノマネで、会場は大爆笑。以前から密かに練習していたのでは、と視聴者やなつなさんから突っ込まれるという一幕も見られた。
さらにその後には、はるばる韓国から来日した企画ユニットリーダーのリュウ・スウン氏、アートユニットリーダーのノ・ヒョジン氏、R&Dユニットリーダーのオ・ドンソク氏、企画ユニットストーリー担当のファン・ソンハ氏、プロジェクトマネージャーのキム・ヒョンジュン氏ら「マビノギ英雄伝」の開発スタッフ陣も登壇し、「Chapter1/エピソード0」の簡単な概要や、新たなボスである「メル」が完成するまでの初期設定画の公開が行われた。
現在のメルが出来上がるまではかなりの数のデザインを経ていたようで、今の形とはまったく異なる“昆虫”の要素を盛り込んだものなど、普段見ることができない貴重な資料にプレイヤーは興味津々の様子だった。
また、気になるゲームのマルチコアの対応に関しては、年内の実装を予定しているとのこと。キムプロジェクトマネージャーの口から「年内には必ず実装します!」という力強い宣言もあったほどで、実装後には更なる快適なプレイ環境に期待できそうだ。
番組の最後には、なつなさんが視聴者からの強い要望に応える形で、かわいらしいコスプレ姿も披露。放送中の企画として行われていたTwitterのリツイート企画の結果、開発陣からのサービスもありアカウントではなくキャラクターごとに「神速の安定一撃ブローチ」が報酬として獲得できることも決まるなど、大盛り上がりの中番組は幕を閉じた。
新ボス「メル」とのテストプレイ体験会では、開発者によるスーパープレイも!
後半からは、いよいよ新モンスターである「メル」とのテストプレイ体験会が行われた。ド迫力のカットシーンのあと、出現したメルは瞬く間に塔の上へと駆け上がり、それを追いかけて2つの塔にまたがった橋の上で戦うことになる。
筆者も実際にプレイしてみたのだが、この舞台となる地形がなかなかに厄介で、最初は橋の左右に塀のような仕切りが配置されているのだが、メルの攻撃を受けると塀は簡単に破壊されてしまう。その状態で勢い余って橋の外に飛び降りてしまうと、即死してしまうので注意が必要だ。
メルは広い攻撃範囲をもつ分攻撃のモーションがそれほどに早くないため、タイミングを見計らっての回避が有効なのだが、勢いあまって橋の外に飛び出し、何度も落下を繰り返してしまうこともしばしば起こっていた。
ただしメルから距離を置いて攻撃していると、毒状態を付与する遠距離攻撃を活用してくる。こうなるとこれまでもっとも有効な後方への回避だけでは避けきれないこともあり、正面からではなく横・背後からの攻撃を心がけるなど、攻撃を仕掛ける前の立ち回りに気を使っていく必要がありそうだ。
また、橋全体へ及ぶ広範囲の強力な攻撃を仕掛けてくることもある。そんな時は橋の縁にぶらさがり、うまくバランスを取ることで攻撃を凌ぐことができるという、ちょっとしたミニゲームのような要素も用意されている。
さらにHPを減らしていくとメルが傷を負ったというメッセージが出て、それ以降は背後から攻撃を加えることでメルを反対方向へと押し出し、橋の外へと一気に叩き落とすことが可能だ。落下させないととどめを刺せないため、合図が出たらすぐに背後へと回り込むようにしたい。
なお筆者は復活アイテムもフルに活用しながら、なんとかメルを倒すことに成功。メルはソロレイドではあるが、タフなメルを相手にするのはかなり時間がかかってしまった。
体験プレイの後には、開発スタッフによるスーパープレイも披露された。ただし、その挑戦内容は「1度もダメージを受けずに倒すことができるか」というかなりハードルの高いもの。プレイがスタートすると、中盤までまったくダメージを受けることなく凄まじい速度でメルの体力を一方的削っていくというまさにスーパープレイが繰り広げられ、既にその強さを思い知っているプレイヤー達は誰もが仰天。だがさすがに全ての攻撃を避けきることはできず、最終的には半分ほどHPを削られた状態でのクリアになってしまった。残念ながら目標としたノーダメージクリアこそ達成されなかったものの、その見事なプレイングには盛大な拍手が送られていた。
最後には小山力也さんのサイン色紙、貴重な設定画をまとめたアートブックなど豪華景品があたるじゃんけん大会なども行われ、盛り沢山の内容に来場したプレイヤーの誰もが大満足の様子だった。
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