ライオンズフィルムがサービス提供を予定しているブラウザゲーム「三国戦紀WEB」。まだ情報が明らかになっていない本作について台湾の開発者に話を聞くことができたのでお届けする。
「三国戦紀WEB」は、アーケードゲーム「三国戦紀」をオンラインゲーム化した2D横スクロールアクションゲームだ。日本では、5月15日にライオンズフィルムが独占配信契約の締結を発表しており、今夏よりサービスが開始される予定だ。ゲーム内容が謎に包まれている本作だが、今回、開発会社である台湾・International Games System(以下、IGS)の担当スタッフから、本作の特徴や魅力を聞くことができたので紹介しよう。
IGSはアーケードゲームを30年以上にわたって開発してきた企業で、ヒットタイトルのひとつが「三国戦紀」だ。本作は、「三国戦紀」の世界観やプレイフィールはそのままに、オンラインならではの要素を追加したブラウザゲームとして開発されている。
台湾では2014年9月からサービスが行われており、15,000人以上のプレイヤーが楽しんでいる。台湾でのレベルキャップは180とのことだが、現在の最高レベルは162で、十分なコンテンツが用意されている。
画面を見てもらえれば分かる通り、2D横スクロールアクションゲームで、誰でも直感的に遊ぶことができる。爽快なアクションはブラウザゲームとは思えないほどで、コンボや打撃感を楽しむことが可能だ。
操作できるキャラクターは、「趙雲」「貂蝉」「孔明」「黄芸(オリジナル武将)」「関羽」「張飛」の6武将。台湾では「趙雲」の人気が高く、メインキャラクターに起用されている。武将によって縦方向の攻撃に強い、横方向の攻撃に強いといった特徴があるので、プレイスタイルにあわせて選ぶと良さそうだ。
台湾のサービス開始当初はセクシーな「貂蝉」が人気だったそうだが、時間が経つに連れて、操作がしやすい「張飛」の人気が高まったという。この他にも日本オリジナルキャラクターも開発しているとのことなので、発表を楽しみに待とう。
本作ではシングルプレイのほか、最大4人でプレイを楽しめるマルチプレイも備えている。シングルプレイの場合は、3名のNPCを連れて行くことが可能だ。シングルプレイで連れて行くことのできるNPCは70名以上存在、ダンジョンによって適したキャラクターに切り替えるといった戦略も必要になりそうだ。
マルチプレイでは、みんなでボタンを連打することでスキルの威力をアップさせるシステムがあるそうなので、オンラインならではの協力プレイが楽しめそうだ。マルチプレイ以外にもプレイヤーが1対1で腕を競い合うPvPも用意されており、16人によるトーナメント方式が採用されている。
日本オリジナルの要素としては、ゲームパッドに対応し、10名以上の声優を起用してスキル発動時のボイスや掛け声などを変更しているという。また、課金額に応じてさまざまな恩恵を受けられるVIP制度を廃止し、ゲーム本来の楽しさを味わえるような試みがなされる予定だ。
実際のプレイ画面を見ることもできたのだが、ブラウザとは思えないアーケードゲームのような軽快な動作でコンボを繰り出す様子を確認できた。また、バトル自体のテンポもよく、登場した敵を倒せばサクサクと次のステージに移ることができる。比較的短いプレイ時間で楽しめるようなので、ゲームを遊ぶ時間をあまり取れない人でも気軽に遊べるタイトルになりそうだ。
今後、日本でのサービス開始に向けてさまざまな情報が公開されていくそうなので続報を楽しみに待とう。
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