「FFXIV: 蒼天のイシュガルド」TVCM連動イベントがお台場シネマメディアージュ内で開催中!祖堅氏による生ピアノ演奏サプライズ&音楽についてのインタビューも!

スクウェア・エニックスが2015年6月23日に発売を予定している「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」。発売に先駆け、6月20日より東京・お台場にて実施されているTVCM連動の体験型広告の様子をお届けする。

「ファイナルファンタジーXIV」(以下「FFXIV」)の初の追加ディスクとなる「蒼天のイシュガルド」がいよいよ6月23日に発売されるが、それに先駆けて6月20日から東京のお台場アクアシティお台場シネマメディアージュ内にて、TVCM“Eorzea Symphony”と連動した体験型広告が開催されている。

開催初日には、「FFXIV」の音楽を担当しているスクウェア・エニックスの祖堅正慶氏も訪れ、会場で生ピアノ演奏をしてくれるというサプライズもあった。

最後には祖堅氏に「蒼天のイシュガルド」の音楽についてなどのインタビューをしてきたので、ぜひ祖堅氏の音楽のファンは楽しみにしていてほしい。

体験型広告とは?

まず肝心の”体験型広告”なるものだが、143台のノートPCで構成された巨大な画面と、そこに映し出されるゲーム画面や SE(効果音)により奏でられる楽曲を、よりリアルに体感できるようになっている。会場で流れる映像は、テレビCMを再編集して構成されたフルバージョンとなっており、より長い映像を楽しむことができるぞ。

写真でこの迫力を実際にお伝えするのはなかなか難しいが、下記写真たちのように143台のノートPCの画面が連動して迫力ある画面を見ることができる。

ほとんどは中央に大きなシーンが描かれ、その周囲を別の映像が装飾するようなレイアウトになっているが、あえて143台のノートPCで作られた画面というだけあって、それぞれのPC画面にさまざまな映像が現れ、ファンならばどこを見ていればいいのか困るくらいだ。水辺でのんびりとエオルゼアライフを楽しむようなシーンから、エターナルバンドの一場面、緊迫感漂うバトル映像まで、実に多様な映像が流れる。

そうしてそれを更に盛り立てるのが、家ではなかなか体感できないであろう迫力の音楽と、そしてこのCMのために作ったというSEでの演出だ。SE自体は全て「FFXIV」で実際に使用されているものだが、それを祖堅氏が音楽にあわせて”SEで奏でる音楽”として作成したもので、実際に聴いてみると決して音楽の旋律を邪魔しない、それでいてSEの主張を感じるという、見事な融和を果たしている。

「FFXIV」のファンか、或いは当日映画を見に来ていた人か、足を止めてじっと画面に見入る様子も見受けられた。

祖堅氏による生ピアノ演奏!

会場では、この体験型CMの開始初日のみのサプライズということで、急遽祖堅氏が登場。祖堅氏が会場で音楽を奏でるのに使用されている電子ピアノを使用して、実際に演奏をしてくれた。

「本番前に少し練習させてください」と数回練習を重ねる祖堅氏。

実際にいざ本番では、会場のSEの音をめいっぱいまであげて、そこに祖堅氏の生演奏が重なるという素晴らしい一場面を見ることが出来た。

本番では画面のスクリーンを見て、タイミングを計りながらの演奏。生演奏とSE、そして映像の全てを合わせるのは
なかなかに大変そうだった。

祖堅氏がこの場所に登場することが正式に判明したのは、開催の2時間前、祖堅氏のツイッターでの発言でだったのだが、「蒼天のイシュガルド」アーリーアクセス開始翌日な上に直前の告知だったにも関わらず、多くのファンが集い、祖堅氏の演奏を見守った。

なお、この体験型CMは2015年6月20日(土)~6月28日(日)の期間、東京・お台場のシネマメディアージュ内にて観ることができる。また、2015年6月19日(金)~6月28日(日)の期間、TOHOシネマズの全国15劇場にて「蒼天のイシュガルド」のオープニングトレーラーが上映されるので、大画面と大音響でイシュガルドの世界を楽しんでみたいファンはぜひこちらにも足を運んでみてほしい。特にパッチ2.55のストーリーが終わってから改めて大画面で観ると、映画館という感情移入しやすい環境もあって、思わず涙がこぼれそうになるほどだ。

祖堅氏に「蒼天のイシュガルド」の音楽についてインタビュー!

――今日は急遽生演奏のお話がきたということだったんですが

祖堅氏:そうですね、「明日空いてる?」とか唐突に言われましてね(笑)。何するんだって聞いたら、「ちょっとゲリラライブやろうよ」って(笑)。告知ゼロで、本番の2時間前くらいに「これから行ってきます」みたいなツイートをしただけで(笑)。

――その告知を見て急いできたファンの方も多かったみたいですよ。

祖堅氏:そうだったんですかね、もしファンの方だったらぜひイシュガルドに帰る前に、今こちら(TOHOシネマズ)のシネアドでイシュガルドのオームニングムービーを流していただいているので、観てから帰ってほしいですね! 観れるのは、TOHOさんだけですからね。

――この体感型CMはなかなか壮観ですが、SEもそもそもはこの企画のために作成されたのですか?

祖堅氏:SE自体は元々「FFXIV」で使用しているものなので新たには作っていませんが、SEがうまくメロディになるように調整はしました。

――今は作業的には祖堅さんは何をされているんですか?

祖堅氏:今は、アレキサンダーの曲を直したいから直しています(笑)。

――アレキサンダーって、もう二週間後じゃないですか(笑)

祖堅氏:どうしても入れたい歌があって、今ギリギリで直しているんですよ(笑)。

――ということはアレキサンダーの曲は歌入りということですね? 祖堅さんはまたどこかで歌っていたりするんですか?

祖堅氏:そうですね、アレキサンダーの曲は歌入りになります。ちなみに僕が歌っている曲があるかどうかは秘密です。

――――今回の蛮神戦の曲とかはどうですか?

祖堅氏:多分早い人だともう蛮神「ラーヴァナ」くらいまでいっちゃってると思うんですけど、聞けばわかると思いますが新生とは雰囲気を変えようと思って作ったので、ちょっと重々しいというか、重厚感を意識していますね。

――実際に今イシュガルドを遊んでいて、静かな曲が多いように感じました

祖堅氏:あ、それは序盤だからですね。だんだん後半にいくともっと色んなのがでてきますよ。今までこういうジャンル作ったことない、っていうタイプの曲が結構出てくると思います。アレキサンダーの曲も、「FFXIV」に全然これまでなかったタイプの曲になっています。

――どの曲も祖堅さんの可愛いお子さんだと思いますが、これ聞いておけっていうのはありますか?

祖堅氏:うーん…………”最後に戦うことになるやつ”!(笑)

――(爆笑)メインだけで50時間くらいプレイしないと聴けないじゃないですか(笑)。

祖堅氏:そうですねぇ(笑)。でもそれは結構肝いりで作ったやつで、自信作です!

――アレキサンダーに関してなんですけれど、吉田(直樹)さんから「こうしてほしい」みたいな注文とかはありましたか?

祖堅氏:初歩の「こういう感じ」っていうのは、もちろんありますよ。ただ最終的にこれをこうしてああしてっていうのは自由にやっています。新生のときはすごい細かかったんですけれど、「蒼天のイシュガルド」はかなり自由にやらせてもらいました。それがいいか悪いかはわからないですけどね(笑)。

まあなんでそうなったかというと、「蒼天のイシュガルド」は開発期間がめっちゃ短かったんですよ。で、ぶっちゃけるとやりなおす時間がもうなかったんですね。なので、作ったら即実装、みたいな感じで、それでぎりぎり間に合うかというような状態になっちゃいました。なのでリテイクとか言いにくかったんでしょうね!(笑) フィールドの曲も、夜になると昼のアレンジをピアノソロで流れるようにしているんですが、あれは当初実装されていなくて、締め切り直前にどうしてもいれたくて無理やりねじ込んだりしました。

――それが出来てしまうのがオンラインゲームのいいところでもあり、辛いところでもありますね。

祖堅氏:そうなんですよねぇ(笑)。いつまでやらなきゃいけないんだっていう。とりあえず休ませてほしいです(笑)。

――イシュガルドの曲はどのくらいの期間で作られたんですか?

祖堅氏:具体的な数字は言えないんですが、すごく短期間です(笑)。ほぼ机の下で寝ていました(笑)。実際五十数曲だったかくらいあるんですけど、よく作れたなと思うペースです(笑)。

――サントラ(8月26日発売予定の“Before the Fall: FINAL FANTASY XIV Orifinal Soundtrack”)の作業のほうはどうなっていますか?

祖堅氏:このサントラのほうは、ほぼ終わっています。

――3.0のサントラはどうなるでしょう?

祖堅氏:今が50曲ちょっとなので、出すなら数パッチ後くらいがちょうどいいのかなぁと思います。曲数が60曲以上はほしいと思っているので。

――ということは、アレキサンダーのその先が入る可能性もあるということですね。

祖堅氏:そうですね。ちなみにそのアレキの先、もう作ってますよ!(笑) どうなってるんでしょうね、もうちょっとゆっくりしろよと(笑)。実際アレキサンダーの後にどのようなものが追加されるかは、楽しみにしていてください。僕も楽しみです。

――サントラのオマケはまたあるんですか?

祖堅氏:そうですね、今回は本編とは別でファンフェスティバルのライブ映像を全部入れています。でもそれもね、言われたんですよ。「祖堅さん、Blu-rayっていうのは約2時間の映像を収める規格で作られているんですよ。既にサントラの映像で4時間、5時間って大オーバーしているのに、そこに3時間のライブ映像いれるって馬鹿なんですか?」って(笑)。「いい加減3枚も作って学習してください、毎回無茶なことばかり言って!」と、大層怒られました(笑)。ただ、ライブ映像のMCは全カットです。

――あの時、日本のファンフェスティバルのステージでは、ファンがステージに上がって「ナウフォー」していましたけど、そこらへんは収録されちゃうんですか?(笑)

祖堅氏:はい、もう彼には「これメディアになったら載るけどいいのか」と確認しています(笑)。で、それらとは別に特典でミニオンがついて、あとシークレットで二曲くらい入れようと思っています。プロデューサーには内緒ですけど、3.0の曲を入れてしまおうかなと。話題になっている曲とかで。

――話題になっている曲ということですが、さすがにまだアーリーアクセスから一日とあってピンときません。やはり蛮神戦でしょうか?

祖堅氏:そこはシークレットなので!(笑) 楽しみにお待ちください。

――はい。ありがとうございました!

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