セガゲームスが贈る新世代サイキックアクションRPG「CLOSERS」のクローズドβテストが7月17日から7月20日までの期間で実施された。期間中に本テストをプレイすることができたので、その魅力を紹介していく。
「CLOSERS」は、「エルソード」などを手掛けた開発メンバーが中心となって組織されたNADDIC GAMESが放つ第1作目。
韓国にてすでにサービスが開始されている本作の、日本における独占ライセンス契約をセガゲームスが締結し、今回2015年夏のサービスインに先駆けてクローズドβテストが開始された。
本作の魅力は、何といってもド派手な演出とシンプルな操作で繰り広げる爽快なアクション。横スクロール特有の高速戦闘によるアクション性と、随所に差し込まれたアニメ風3Dキャラクターたちのカットインがバトルを盛り上げてくれる。
今回実施されたクローズドβでは、ハルト=カグラギ、ミコト=アマミヤ、ユリ=アスマの3人でプレイすることができたので、ここからは筆者の選んだユリをピックアップして本作の魅力を伝えていく。
次元の扉<ゲート>から押し寄せる「次元種」の脅威
ストーリー
18年前、人類は得体のしれない次元の扉<ゲート>から現れ襲い掛かる謎の生命体「次元種」の脅威に怯えていた。無残に破壊され廃墟と化していく世界を救ったのは<ゲート>により、位相力という能力を得たわずかな者達。人類が頼れるのは彼らだけだった。尊い犠牲を払い<ゲート>を「閉じる」ことに成功した彼らは【クローザーズ】、そして次元種の襲撃は【第一次次元戦争】と呼ばれた。
時は過ぎ、平穏が戻ったと誰もが安堵し、都市の再建が猛烈なスピードで進む中、再び<ゲート>が開き再び次元種が出現する!そこで【第二次次元戦争】の再発防止に尽力する組織【ユニオン】は、新たなプロジェクトとして能力を持つ少年少女を集めたチーム「ブラックランブス」を結成。“期待の星”と揶揄される彼らが翻弄され、それぞれの想いを抱えながら大きな闇へと立ち向かっていく。ブラックランブス出動せよ!
本作は、次元種との戦いやそれに関わるさまざまな問題にフォーカスしたメインストーリーを攻略していくことでゲームが進行していく。NPCからクエストを受注し、それをこなしていくことで新たなストーリーが解放される。この辺りは昨今のオンラインゲームのシステムと近いので、慣れている人は迷わずすぐに馴染むことができるだろう。新しいクエストが発生しているNPCの頭上には目印となるマークが出現するので、オンラインゲーム初心者も安心してプレイできる。
さらに、メインストーリーを進めていくことでさまざまなサブストーリーも展開されていく。本作はアクション要素ももちろんだが、登場キャラクターのバックボーンがしっかりと作り込まれており、それぞれはっきりとした個性を持っていることも魅力的。また、キャラクター同士の会話は基本的にフルボイスで行われるため、キャラの心情や雰囲気を掴みやすいのも嬉しいところだ。
筆者が今回選んだユリは、容姿端麗なお姉さんキャラに見えるものの、実際にプレイしてみると年相応の天真爛漫さが際立つかなり茶目っ気溢れるキャラだった。ストーリー上では、度々年上の人物や上官をあだ名で呼んだりするような突飛なフレンドリーさを発揮するが、勢いと持ち前の底抜けな明るさで許してもらえる辺り、ムードメーカーとしての天性が垣間見える。
斬撃と銃撃で間断なく攻め立てるユリのバトルスタイル
ユリは刀と銃を用いた中~近距離を得意とするクローザーだ。独特のバトルスタイルもさることながら、その真骨頂は軽軽な身のこなしにある。素早い動きで敵との間合いを詰め、怒涛の連続攻撃を叩き込んでいこう。
使用感としては、足回りが軽くヒット数の多いスキルを多数持っているため、非常に動かし甲斐のあるキャラクターとなっていた。自分の周囲を薙ぎ払ったり、敵を打ち上げるスキルもあるため、オリジナルのコンボを考察するのも楽しそうだ。
そして何よりも、ユリの魅力はとにかく“カッコイイ!”の一言に尽きる。接近戦での拳銃を使ったアクションは筆者の大好物なのだが、本作は戦闘中にキャラクターがとにかくよく動く。通常攻撃を繋げるだけでも、刀での斬り掛かり→拳銃連射→回し蹴りからの斬り抜け…と、武器と体術を合わせた多彩な攻撃を見ることができる。
取り付きやすいゲーム性としっかりとしたアクション要素が魅力!
今回、筆者が実際にプレイできた時間が少なかったため、ほんの一部しか紹介できなかったが、ゲーム自体の難易度はマイルドに調整されているため、オンラインゲーム初心者でも気軽に遊べるタイトルであると感じた。このキャラクターがカッコイイorカワイイ!という気軽な理由からプレイし始めても十分に楽しめるだろう。
ただし、スキルの発動や攻撃方法など、一つ一つの操作自体はシンプルなのだが、ジャンプやダッシュ、空中コンボや回避アクション等、すべての動作を高速戦闘の最中に適宜直感的に行っていくため、アクション性はかなり高く感じた。アクションゲームが苦手な人は操作に慣れるまで苦労してしまう場面があるだろうが、慣れてしまえばオリジナルコンボの作成や効率的な敵の倒し方など、戦闘の面白さが一気に広がるはずだ。
また、本作はソロプレイでもガンガン進行していけるため、他人とのコミュニケーションが面倒・苦手という人にもおすすめだ。さらに、筆者の進行度合いでは遊ぶことができなかったが、キャラクターの髪型や色、服装などもかなり自由に変更できる様子。クエスト待ちなどでほかのPCを観察していると、“こんなキャラいたっけ?”と思ってしまうくらい大胆に見た目を変更している人もいたので、アバター機能などが好きな人もぜひ注目しておいてはいかがだろうか。
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