プロ野球にまつわる要素がてんこ盛り!PC版「野球つく!!」プレミアムテストのプレイレポートをお届け

「プロ野球チームをつくろう!ONLINE」シリーズ最新作「野球つく!!」PC版のプレミアムテストが、3月31日から4月11日まで実施された。ここで体験できた、これまでのやきゅつくシリーズにはなかった新しい要素を紹介!

セガゲームスのプロ野球球団経営シミュレーション「プロ野球チームをつくろう!」。“やきゅつく”の愛称で知られる本シリーズは、コンシューマ機をはじめ、PCやニンテンドーDS、モバイルなど、さまざまなプラットフォームで展開されてきた。

そのシリーズ最新作「野球つく!!」が、2016年春よりサービス開始予定だ。基本プレイ無料で楽しめる本作は、前作「プロ野球チームをつくろう!ONLINE 2」とは異なり、PCで楽しめるだけでなく、データを共有してスマートフォンでも遊べるようになる。

今回、筆者は正式サービスに先駆けて行われたPC版プレミアムテストに参加した。過去作から進化したポイントや、「ホームタウン機能」「つくろう選手」などの新要素の内容と感触をお伝えしよう。

劇的に進化したグラフィックに驚く

ゲームを始めてみると、スカウト、チーム強化、オーダー変更といったメニューがズラリ。いろいろと触れてみたいところではあるのだが、何はともあれ試合を行ってみよう。

本作の試合シーンは、グラフィックが前作に比べて驚くほど進化している。特に秀逸なのが選手の動きで、打撃フォームや投球フォームはもちろん、スライディングやタッチプレー、オーバーラン、スローイングといった動作がとてもなめらかだ。

本作は球団経営シミュレーションであって、プレイヤーが実際に試合で選手を操作するわけではない。しかし手塩にかけて育てた選手、大きくしたチームだからこそ、活躍している姿を見たい“親心”が出てくるというもの。最新作はそんな心情にもしっかりと応えている。

スコアボードで試合を追うこともできるが、ダイジェストで活躍シーンをじっくり見るのもオススメ。

選手はYPを消費して「スカウト」を行うか、「つくろう球」と呼ばれるアイテムを使ってつくろうガチャを回すか、チケットを使用するかのいずれかで獲得できる。

本作には、選手コストの合計が制限されている「ペナント」と、コスト制限がない「エキサイトマッチ」の2種類の試合がある。つくろうガチャの方が、高コスト選手が手に入りやすいが、ペナントを戦う上ではスカウトで獲得できる低コスト選手が欠かせない。こちらでも積極的に選手を獲得していこう。

スカウト つくろうガチャ
スキルやチケットが手に入るガチャもある。

本作では過去シリーズと同様に各球団の選手が幅広く網羅されており、二軍ウォッチャーでも満足できるラインナップだ。特筆すべきはダブった選手カードの活用法で、同じ選手カードを引いた場合は自動的に「レアリティアップ」が行われ、コストはそのままに選手のステータスや特性が強化される。レアリティはC→B→A→S→SSとアップしていく。

レアリティがアップすると、ステータスも上昇。ダブってもうれしい。

レアリティは、「サポート」メニューからYPと「野球魂」というアイテムを使ってアップさせることもできる。レアリティCから一気にSSまで上げることも可能だが、そのぶん高額のYPと「野球魂」が必要だ。

ホームタウンをどんどん発展させよう!

野球にしろサッカーにしろ、球団経営シミュレーションにつきものなのが、いわゆる“マイタウン”。作品によって内容が異なるが、おしなべて言えば自分の街にある練習場やスタジアムを発展させていくと、さまざまな恩恵が受けられるシステムだ。

本作でも、同様のシステム「ホームタウン機能」が搭載されている。オンラインシリーズでは初めて導入された機能だが、これがなかなかに本格的な“街づくり”ができるのだ。

ホームタウンには、「練習場」「スキル研究所」「スカウトセンター」「球場」といった施設が始めから用意されている。これらは一定の条件を満たすとレベルが上がり、選手に習得させられるスキルの種類が増えたり、強化練習の回数が増えたりと、プレイヤーができることが増えていく。

その一定の条件は何かというと、画面上部に記載されている「生活」「交通」「経済」「娯楽」のパラメーターを一定値以上にすること。これらのパラメーターは、該当する施設を建設することでアップしていく。

人口とパラメーターを上げるだけでもボーナスが得られる。 施設からは定期的にYPやMPなどが手に入る。

施設は前述のとおり「生活」「交通」「経済」「娯楽」の4種類に大別され、画面下の水色のアイコンをクリックすると該当する施設を選んで設置できる。

施設は一定時間ごとに生み出すYPやMP、設置に必要なエリアのほか、建物同士の相性の良し悪しも決まっている。例えば住宅地の近くにコンビニを建てると良い、といった具合だ。相性の良い建物を近くに設置すると施設のパラメーターがアップするので、うまく配置するといい。

相性のいい施設には絶好調マークが。 施設そのもののレベルを上げることもできる。

道路や歩道を設置したり、設置済みの施設を移動したりできるので、自分なりに街をデザインすることも可能。相性の良さを重視するもよし、理想の街を再現するもよし。どんどんホームタウンを発展させていこう。

選手の能力がアップするイベントが発生することも。

今度は選手として参戦!「つくろう選手」

本作から搭載された新要素「つくろう選手」は、自分だけのオリジナル選手を育成できるシステムだ。

毎週決まった時間に、スカウトが「つくろう選手」の候補をピックアップしてくる。ここから好きな選手を選び、育てることができるのだ。

名前などのプロフィール、カードのデザインも好きなように変更できる。

筆者は投手と外野手を1人ずつ育てた。選手のトレーニングはカード選択制で、シャッフルされた6枚のカードから3枚を選び、そこに書かれたステータスが数値の分だけアップする。これを1選手につき通常20回行うことができる。

とはいえ一気に20回トレーニングするのは、選手も大変。選手には体力が「3」用意されており、トレーニング1回につき体力を1消費、90分経つと1回復する。人材の育成は焦るべからず、じっくりと育て上げよう。

なおトレーニング回数は「トレーニング回数補充チケット」で、選手の体力は「体力回復チケット」で補充・回復できる。

すべてのトレーニングが完了した選手には、スクラッチでコストを決定したのち、施設や育成期間を踏まえてボーナスポイントが与えられる。このポイントを各能力に好きなように振り分けたら、晴れてプロ入りだ。

セットアッパーとして育て始めた「安藤耀太」は、長所であった体力の高さを活かしながら、主に球速と変化球を重点的に伸ばした。結果、ロングリリーフもできる中継ぎ投手に。

育成前から外野手の守備適正が高かった「石川大河」は、守備力を重視して育成。外野守備に必要な走力も高めつつ、巧打とバントを上げて2番打者風の選手に育て上げた。

「プロ野球」にまつわるすべての要素が楽しめる作品に

今回は新要素をメインに紹介してきたが、この他にも選手にスキルを習得させたり、ファンクラブ企画を実施したり、チームカラーや采配を設定したりと、監督とGM、オーナー、選手を兼ねるプレイヤーができることは山ほどある。

特にホームタウン機能とつくろう選手が追加されたことで、試合と試合の合間にやれることがかなり増えた。次の試合を待っている間も飽きることなく、自分のチームやホームタウンを存分に“愛でる”ことができるだろう。参加できる大会・試合が多く、腕試しがたくさんできることも好印象だ。

野球とチームへの愛を思う存分注げるようになっている今回の「野球つく!!」。球場やTVでプロ野球を見ながら、PCやスマートフォンで球団経営に勤しんでみてはいかがだろう。

野球つく!!サービス終了

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