ゲームオンは、「アーキエイジ」において、10月5日に次期大型アップデート「饗宴の大乱戦」を実装する。これに先駆けて、新たに追加される「バトルロイヤル」のプレイフィールをお届けする。
10月5日の大型アップデート「饗宴の大乱戦」では「ユスティンの祝福」「武器エフェクト適用」など、多数のコンテンツが新しく実装される。今回は、その中でも注目のPvPコンテンツ「バトルロイヤル」を先行して体験する機会を得たので、その模様ををお届けしよう。
自分以外は全て敵!過酷な戦場で生き抜くためのルールをおさらい
今回新たに実装されるPvPは「アーキエイジ」では初となる、バトルロイヤル形式の対人コンテンツとなる。自分以外は全て敵なので、その中でいかに多くのキルを取るか、そして自分がキルを取られないか、といった駆け引きが重要となってくる。
競技時間は12分となっており、その中で敵プレイヤーのキルや、ポップするモンスターを討伐することで得られる得点を集め、より多くの得点を獲得した上位4名のプレイヤーが勝者となる。
フィールドはインスタンスダンジョン「饗宴の園」を模した作りになっており、三本の「赤道」「青道」「緑道」が中央の大きな円形のフィールドに繋がっている。「赤道」「青道」「緑道」は奥に進むことで「校尉」と呼ばれる中立モンスターがポップする部屋にアクセスすることも可能だ。また舗装された足場以外は沼地となっており自由に移動することも可能だが、弱体化のデバフがかかるため注意が必要だ。
入場レベルは50~55レベルとなっており、バトルロイヤル中は各種消耗アイテムや、「グライダー」「ペット」といった騎乗アイテムも自由に使用できる。デスペナルティは運営チーム曰く「気にするほどのものでもない」とのことで、例え死んでも一定の時間が経過することでリスポーン地点から再出撃が可能となっている。
マッチングは便利機能ボタンから選択することで、どこからでも申請が可能となっている。また参加人数は8人、競技時間は12分で固定だ。
テストプレイでガチバトル!?他プレイヤーとの心理戦がカギ!
ここからは実際にバトルロイヤルを遊んだプレイフィールをお届けしよう。まずはバトルロイヤル開始から戦闘終了までの流れを確認するため、お試しでバトルロイヤルに参加した。
1試合目は無様な結果に…!魔法スキル中心でプレイ!
最初に断っておきたいのだが、筆者は「アーキエイジ」のPvPをあまりプレイしたことがない。なのでスキル振りも「範囲火力が好きだから」という安直な理由で適当な魔法スキルを取得してしまった。しかもCCスキル(相手の行動を阻害するスキル)をほぼ取得せずにだ。
ここまで言ってしまうと聡明な読者の方にはあえて言うまでもないが、1試合目は無残なまでの惨敗だった。魔法職は、スキルの使用に詠唱が伴うため逃げる敵を追いながら攻撃するのに向いていないのであろう。もちろん持ち前の火力をCCスキルで補助することで本領を発揮する職業なので、筆者のスキル振りが一番の原因ではあるのだが。
ただ、移動しながらの攻撃ができず、いわゆる固定砲台となることが多いため、8人全員が敵となるバトルロイヤルでは周囲のクリアリングが他の職に比べて重要だと感じた。戦況を見極めて「攻める」「引く」の判断を瞬時に行う必要があるだろう。
途中からは対人戦で勝てるビジョンが見えなかったため、中立モンスターを倒して他プレイヤーの裏をかく作戦にシフトしてみた。このモンスターは一定時間が経過することでポップし、見事討伐に成功すれば、バトルロイヤルでもらえる得点の中では最高の5点をゲットすることができる。
この仕様から「これはボーナスモンスターで、結構さっくりと倒せるのでは…?」と考えたわけだ。
しかしこれが非常に強い。普通に殴り合っていると、こちらのHPが尽きるのが早いと、目に見えて感じるほどにだ。さらにこのモンスターは吹き飛ばし攻撃を持っており、モンスター部屋は周りを水に囲まれているという絶好のロケーションだ。
「こりゃ敵わん」と尻尾を巻いて逃げる筆者は水中へ叩き落とされた。さらに運が悪いことに途中までHPを削ったモンスターは他プレイヤーに倒されてしまい、水中でアタフタしている筆者もそのままキルされてしまうというピエロっぷりを披露してしまった。
2試合目の結果やいかに!ルシPの加護を受けし「剣闘士B」の逆襲!
1試合目の結果を受けて、敗因は筆者の無知なスキル振りだったのは火を見るより明らかだ。しかし鉄板のスキル振りなどわからない筆者は、たまたま居合わせた「ルシP」こと本作のプロデューサー石元一輝氏にスキル振りをお願いした。
実際にこの構成で戦ったところ、移動しながら遠隔攻撃できるということはバトルロイヤルにおいてかなりのメリットだと感じた。全員が敵である以上、出る杭は打たれる。つまりHPが他プレイヤーより減った状態でいると、それだけで標的になってしまうのだ。
一度標的になってしまうと、そこから逃げるのは至難の業だ。その点、遠隔攻撃が可能で自由に動き回れると、全体の状況を見渡しつつ標的にするべきプレイヤーをある程度、自分でコントロールすることができる。
筆者はこの戦法で、自分が狙われないよう他プレイヤーのHPを削り、集中砲火を浴びている他プレイヤーへのラストアタックを狙うという、少し、いや、かなり姑息な手段でキルを稼ぐことに成功した。
しかし、このような戦法を繰り返していると反感を買うのが世の常だ。そこで役に立ったのが「ハイド」スキルだった。自分が狙われていると感じたら「バックフリップ」などで距離をとり、すかさず「ハイド」を使用。相手が自分を見失っている間にHPを回復し、戦場に戻るといった具合だ。
自分以外が全て敵という戦場で勝ち抜くためには、いかに他プレイヤーからのヘイトを下げつつ、美味しいところを持っていくか、という心理戦が重要であると感じた。
8人バトルは自由度満点!まずは気軽に遊んでみよう
ここまでのプレイレポートだと、思惑入り乱れるドス黒い戦場のように聞こえてしまい、身構えてしまうプレイヤーも多いかもしれない。
しかし、実際にはそんなことはなく8人が思い思いに遊んでいた一面もあった。全員が敵ということは逆に、全て自分の責任で遊ぶことが可能なのだ。
チャリオットで無差別砲撃をしていたところ、他プレイヤーがチャリオットの移動を買って出てくれた場面もあった。擬似的な共同戦線を張ることも可能だ。おそらく。
元々、多彩なPvPコンテンツが魅力の「アーキエイジ」。今回実装される「バトルロイヤル」はその中でも全てのプレイヤーが敵である一風変わった存在だ。PvPは敷居が高いイメージがどうしてもあるが、今まで対人コンテンツを遊んだことのないユーザーにも、これを機に是非遊んでもらいたい。
Copyright (C) XLGAMES Inc. ArcheAge (R) is a registered trademark of XLGAMES Inc. GameOn is a registered trademark of GameOn Co., Ltd. All rights reserved.