NHN ハンゲームが、2016年秋にサービスを予定している「BLACK SQUAD」。本作のプレスカンファレンスが本日10月8日にNHN ハンゲーム本社にて開催された。
本発表会では、本作の開発を行っているNS Studioのプロジェクトマネージャーを務めるパク・ジュンホ氏と、ディレクターを務めるイ・ムンイル氏、また日本運営のプロデューサーを務める久東謙太氏より、ゲーム概要の紹介、およびサービススケジュールの発表が行われた。また最強広報チームとして、プロゲーミングチームの「DetonatioN Gaming」と「SCARZ」の対戦会も行われた。
発表会が行われたNHN ハンゲームはミリタリー色に染まっていた | |
ミリタリー飯、略して「ミリメシ」の試食会も開催、どれも非常に美味だった 味は3種類で「すき焼きハンバーグ」「ウインナーカレー」「中華風カルビ」 |
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本発表会の司会進行は「鈴木咲さん(左)」「ジョーク東郷さん(右)」が務めた |
本作の魅力は開発会社と日本運営より紹介!
まずは、イ・ムンイル氏が登壇し、本作の概要が説明された。本作はUnreal Engine 3をもち入り、実在する武器と臨場感あふれる戦場を美しいグラフィックとサウンドで表現しており、ゲームプレイの円滑さという面ではFPSゲームとして最も高い評価を得ているオンラインFPSだという。
またPvPゲームとして最も重要だと言われているバランス面でも公平さを保ちつつ緊張感と面白さを両立できるよう設計されているようだ。
これはFPSゲームを開発してきた技術者が軸となり、数年に渡って最高の技術力とノウハウをゲーム開発に存分に盛り込んだ結果だと語った。本作は約2年間の開発期間を経て、アジア各国でサービスを開始、今月よりついに日本に上陸する。
そんな「BLACK SQUAD」だが韓国のオンラインFPSではもっとも進化したFPSという評価を得ており、特にコア層からの評価の満足度が高いことで有名のようだ。これを証明するかのように2015年11月に行われた「大韓民国ゲーム大賞」ではオンライン部門で優秀賞を受賞している。
e-Sportsとしても盛んに大会が行われており、多数のクランや選手が正規リーグである「BLACK SQUAD Night」に参加しているとのことだ。韓国ではこれまで、合計4回の正規リーグが開催されており、競技展開にも力を入れていると語った。
また、本作は月に1回以上の中規模パッチを適用しており、新規コンテンツの投入、多様なマップやモード、銃器の追加などを行うことで、常に新鮮なゲーム環境を用意している。日本でも同じ頻度でサービスを行えるようローカライズには最大限に力を注いでいるため期待して欲しいとコメント。
今後も最高のパートナーであるNHN ハンゲームと多角的に協力し、全力を尽くして日本でのサービスを開始するので、是非「BLACK SQUAD」をお楽しみ下さいと締めくくった。
続いて久東氏より、本作の詳しい紹介と、今後のサービススケジュールが語られた。
詳細の説明に入る前に久東氏より「オンラインFPSに求めるものはなんでしょうか?」という問いかけがあった。
久東氏曰く、「高品質なグラフィック」「多彩なミッション」「魅力的なキャラクター」「ストレスのない操作性」「公平なマップ」「上を目指したくなる競技性」などが語られた。確かにそれらの要素は必須であると思われる内容だ。
本作はそれら求められる点は全て網羅しているのだという。
高品質と軽快な挙動や安定性を両立している | 走り回り銃を撃っているだけでも楽しいとのこと |
20種類以上のミッションを順次実装予定 | リアリティと公平性を兼ね備えたマップも魅力 |
1キャラクターに2勢力分のグラフィックを用意 | 日本でも早い段階で大会を予定している |
ここまで紹介した久東氏から「ただ、地味だと思われたのではないでしょうか?」とさらに問いかけが行われた。確かにプレイヤーにとっては嬉しい要素ではあるが、どれもこのタイトルならではとは言い難い内容だ。ここからが「BLACK SQUAD」の魅力なのだと、氏は語る。
日本でオンラインFPSというジャンルが出現してから10年程経ったが、プレイヤーの意見がどう変化していったのかを考えたのだという。斬新な要素を必要とする「革新派」と慣れ親しんだシステムを好む「保守派」。どちらの意見も間違っていないと考えた氏は、その一見、両極端に見える意見をどちらも受け入れる度量の大きいFPSゲームこそ現代適合型FPS「BLACK SQUAD」なのだと述べた。
その具体例として幾つかのポイントが紹介された。ユーザーはプレイ中、アサルトライフルなどの銃にサイレンサーや、グレネードランチャーをアタッチメントとして装着できるという。戦況に応じて付け替えが可能なため、立ち回りに応じて多彩な選択肢を取ることができるのが最大の魅力だとコメントした。
200種類以上の称号が用意されており、個々の称号にそれぞれ違ったデザインが施されているとのことだ。これは他のユーザーからも確認できるため、珍しい称号を手に入れることが出来れば自慢することができそうだ。
本作はミッションに赴く際、メインウエポンやサブウエポンなどの装備を3種類のプリセットに登録し、1バトル毎に使い分けることができる。その設定をプリセット毎に保存することが可能だとコメント。他にも利き手を変更することが可能であったりとユーザーライクな環境設定が魅力だと述べた。
また、永久武器は誰でも入手可能だという。本作はメダルというアイテムを集めることで、無課金のユーザーでも手に入れることができるそうだ。メダルはゲーム内のイベントなどで手に入れることができる。また武器には耐久値などが設定されていないので、一々修理をすることなくストレスフリーに遊んでほしいとコメントした。
大規模戦も実装されている。これは一人一人の責任が少ないので周りを気にせずお祭り的に遊んで欲しいそうだ。
久東氏は、他にもこの場では伝えきれないほど魅力があるため、細かな部分は是非、実際にプレイして実感して欲しいと語った。そこで本作のサービススケジュールが発表。まずはクローズドβテストの参加者募集開始日時が公開された。10月12日より参加募集となっており、応募者は全員クローズドβテストに参加できるとのことだ。
さらにクローズドβテストの実施日も公開。10月27日から10月30日までの期間となっているとのことだ。注意して欲しい点として、プレイできる時間が決まっており、毎日15:00から23:00までとなっている。クローズドβテストに参加するだけで「限定称号」や「オリジナルBitCash」が得点として手に入るので是非、参加して欲しいと本作の紹介を締めくくった。
会場では、この他にも推奨PC&PCデバイスのタイアップ、「最強広報チーム」としてプロゲーミングチームの「DetonatioN Gaming」と「SCARZ」の紹介。また、ジョーク東郷さんのネタ見せなども行われた。
最強広報チームはどちらだ!?エキシビションマッチの模様をレポート
カンファレンス終了後、プロゲーミングチームの「DetonatioN Gaming」と「SCARZ」による最強の広報チームを決めるエキシビションマッチが行われた。本対戦は事前に特設ページにて勝利チームの予想が行われていた。事前予想では「DetonatioN Gaming」が2倍近くの票を得ており、予想通り「DetonatioN Gaming」が勝利を収めるのか、それとも下馬評をはねのけて「SCARZ」が勝つのか注目が集まった。
また、今まで伏せられていたが、勝利チームには「えらべるブランド和牛」が5万円分プレゼントされることになった。
1戦目「爆破ミッション」
1戦目はFPSではスタンダードな競技である「爆破ミッション」での対戦となった。クラシックなルールなのでどちらのチームも高い戦略性が期待できる。本ミッションのマップは2パターンのルートが存在するため、どちらにどれだけ戦力を分散させるかで試合の流れが決まるだろう。
どちらのチームも引かない一進一退の勝負となったが、Melofovia選手の圧倒的なAIM力が光り、最終的には6対4で「DetonatioN Gaming」が勝利した。
2戦目「占領ミッション」
2戦目はマップ中央にある拠点を占領しスコアを競う「占領ミッション」での対戦。本ミッション最大の魅力は兵科スキルが使用できる点だろう。兵科スキルには特徴的なものが多く、スキルを使ったタイミングで戦況が一気に動くMOBA的な要素が魅力だ。
「SCARZ」が序盤から積極的に拠点を奪っていく試合の流れとなった。一度拠点を争奪してから拠点の壁の内側にセントリーガンを設置し堅い守りで得点を重ねていったのが印象的だった。「DetonatioN Gaming」も負けじと榴弾砲などで反撃するも、序盤のリードが利き「SCARZ」が勝利した。
3戦目「暗殺ミッション」
どちらのチームも1試合ずつ勝利を収め、迎えた3戦目。この勝負を勝ったチームが最強広報チームとなる。最後のミッションは「暗殺ミッション」だ。攻撃側は相手陣地のVIPを暗殺、防衛側は暗殺を阻止するルールとなっている。面白い点は暗殺を完了するだけで勝利とはならず、その後ヘリコプターで逃走することで勝利となる点だ。また、このミッションはスキルの使用ができない。
試合は、またも一進一退の流れとなった。両チーム、護衛対象のVIPを初めから捨てて裏取りをしたり、あえてVIPを倒させてヘリコプターに乗り込むところを狙い撃ちにするなど、作戦を張り巡らせた試合は見応え満点だった。しかし残り1人で4キルをするなど不利な戦況を覆した「DetonatioN Gaming」が勝利を収めた。
勝利したのは「DetonatioN Gaming」
エキシビションマッチを制し最強広報チームに君臨したのは「DetonatioN Gaming」に決定した。チームリーダーであるDustelBox選手は「非常に熱い試合で楽しませてもらった。一時はどうなることかと思ったが勝てて良かった。これからもプレイ動画などをあげて、バッタバッタと敵をなぎ倒すところを見せたい」とコメントした。
最後に全員での「レッツ!ブラスク!」でイベントを締めくくった。
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