ベクターが、2016年秋にサービスを予定している新作ブラウザゲーム「リグレティア」。オープンβテストに先駆けて本作に触れることができたので、そのプレイフィールを紹介する。
リグレティアとは?
「リグレティア」は、神と悪魔、そして人が共存していた世界を舞台に種族間の争いを描くファンタジーRPG。神と呼ばれる種族が統治する世界を中心に、主人公は神々に復讐する戦いに身を投じることになる。
チュートリアルをサクサクプレイ!終わった頃にはレベル100!?
本作は、2015年9月に中国、台湾、ベトナムなどアジアを中心にサービスを開始したファンタジーMMORPGだ。ブラウザゲームとしては異例のハイクオリティグラフィックと、重厚な世界を舞台に、昨今のMMOで好評を得ているコンテンツを搭載、ユーザーライクなシステム設計で作られている。
本作の一番の魅力は、「がっぽり大金、しこたまレベルアップ」のキャッチコピーの通り、何もかもがケタ違いのスケールで豊富なコンテンツを楽しむことができる。
また、日本向けにローカライズするにあたり、キャラクターイラストなどがより魅力的に刷新されている。今回使用できたキャラクターは、二刀流で華麗に連続攻撃を繰り出す「ツインソード」、剛の大剣で敵をなぎ払う「ブレイドウォリア」、巧みな技術で遠距離から敵を射抜く「ボウマスター」、様々な範囲魔法を使いこなす「ウィッチクイーン」の4職だ。
今回は本国でも人気の職だというツインソードを使ってチュートリアルをプレイ。チュートリアルではキャラクターの操作方法や、クエストの受注など基本的なシステムを実践を通しながら学ぶことができる。
クエストの受注から目的地への移動、さらには対象モンスターの討伐などは、全てオートで進めることが可能なため、初めてゲームをプレイするユーザーでも迷うことなくサクサクと遊ぶできるだろう。忙しい現代社会、すきま時間などに気軽にプレイできるのは嬉しいところだ。
非常に便利だと感じたのが、新しい装備を手に入れた際、ポップアップが画面右下に表示され1クリックで装備の更新が可能だった点だ。本作は新しい装備が結構な頻度で手に入るため、装備画面を開かずとも装備を更新できるのは嬉しいシステムだ。
手に入れた装備が現在自分が装備している物より強い場合にのみ、ポップアップが表示されるので、これが表示されたらとりあえずクリックしていけば間違いないだろう。
クエストを進めていくことで「アンガースキル」というスキルを修得することができた。これは本作の中では珍しく手動でのみ発動できるスキルとなっている。オートバトルでも基本的には問題なくクエストを進めることができたが、このスキルを上手く使うことでさらに快適に冒険を進めることができるだろう。
アンガースキルの使用には画面左下にみえるアンガーゲージを貯める必要があり、どこでスキルを使用するかプレイヤーの腕が試される。アンガーゲージは雑魚モンスターを倒すことでゲージが貯まる。
チュートリアルを進めていくと、プレイヤーは重大な岐路に立たされることとなる。ストーリーはプレイヤーの出生まで遡る壮大なものとなり、今後、「神陣営」と「悪魔陣営」どちらにつくか問われることになるのだ。
ストーリーはどちらの陣営を選んでも問題なく進めることができるが、ギルドシステムや結婚システムなどを遊ぶ際に、この選択が重要になってくる。友人などとプレイする際は同じ陣営を選んでおくと良いだろう。またどちらの陣営も選べないというプレイヤーは天命の導くままに陣営を選ぶことが可能だ。
またこのようなストーリーが大きく動く場面では、クエストの合間にムービーが挿入される。ブラウザゲームとは思えない美麗なムービーは一見の価値ありだ。
この他にもペットの育成方法や、一人用ダンジョンへの挑戦など、一通りのコンテンツをストーリーを楽しみながら学んでいくことができた。クエストを進行していくとレベルがサクサクと上がっていくのだが、気がつくと100レベルを超しており、桁違いのスケールの一端を垣間見た思いだ。
この手のゲームではお馴染みのペット達もチュートリアル内で手に入れることができた | |
ダンジョンも基本的にはオートバトルでサクサク遊べる | |
チュートリアルが終わるころにはキャラクターのレベルが100を越えていた!まさにケタ違い! |
運営チームも底が見えていない!?豊富すぎる育成要素を紹介!
本作のキャラクター育成要素は多岐に渡っており、そのあまりの膨大さから運営チームでも上限というべき底が見えていないというから驚きだ。ここではそんなキャラクター育成要素の一部を紹介していく。
まずはレベルシステムについてなのだが、本作のレベルの上限は500となっている。先ほど説明したチュートリアルで、既にレベル100を達成していることを考えると、むしろ底が浅いのでは? と思われるかもしれない。しかし「リグレティア」においてレベル500というのは、実はスタートラインに立った状態なのだ。
本作では、キャラクターのレベルが500に到達することで、転生を行うことが可能だ。転生は最高で9回まで行うことができるので、実質レベル4500が上限と考えて差し支えないだろう。これは既にサービス開始から1年経った中国のトップ層ですら、現状、転生の最高回数が3回だというのだから末恐ろしい。
続いて「神器」システムを紹介する。こちらはクエストを進めていくことでストーリー上で複数の神器を手に入れることができる。この神器は所謂アビリティのようなもので、アクティブやパッシブなど、ものによって性能も大きく変わってくる。
神器も強化をすることが可能で、強化にはゲーム内マネーと「エリキサ」というアイテムが必要になる。強化に関して注意したいのは、神器のレベル上限は12となっているのだが、神器全体で88までしか強化することができない。これにより全ての神器を最大まで強化することができないため、どの神器を強化するかでプレイヤーの個性を出すことができそうだ。
最初に取得するドレインタワーは敵にダメージを与え、追加でスリップダメージのデバフを付与する | |
マップを自由に移動できるワープミラーも神器という扱いだ ワープは使用のたびにゲーム内マネーが必要になるのだが、強化することで必要マネーを削減できる これは強化必須かも!? |
装備周りのシステムについても幾つか紹介しておこう。まずは、スタンダードな装備強化についてだが、こちらはゲーム内マネーと「装備強化石」を使用することで攻撃力などを強化することができる。強化された武器はアイコン上で+の表記がでるので、どこまで強化したのかが一目瞭然だ。
この装備強化の良心的な点として、この+を別な武器に継承することができるのだ。継承には特別なアイテムなども必要としないため、現在使っている装備を気軽に強化できるのは嬉しい限りだ。
また装備周りのシステムとして「溶錬」「精錬」が確認できた。この二つのシステムは不要なアイテムを再利用するシステムとなっている。
本作の育成要素には、コンテンツ毎に「エリキサ」や「装備強化石」など、独自のアイテムが必要になることが多い印象を受けた。これらのアイテムは課金アイテムとしての販売も行うが、デイリーダンジョンやログインボーナスなどで手に入れることも十分可能とのことなので、自分のプレイスタイルに合わせて選択していくことができそうだ。
この他にもライドや「魔器」システムの育成などのコンテンツも存在する。
君の名を世界にとどろかせ!豊富なエンドコンテンツを体験
最後に、強力なキャラクター使用しエンドコンテンツの一部を体験してきたので、その模様をお届けしよう。
まずは、フィールドボスに挑戦した。フィールドボスへの挑戦は、専用のUIから直接、ボスのもとへ飛ぶことが可能だ。ボスを探してフィールドを駆け回るのもMMOの醍醐味ではあるが、全てのコンテンツにフレキシブルにアクセスできるのは本当に便利だと感じた。
実際にフィールドボスと戦ってみたところ、複数人で挑戦するコンテンツに孤独な戦いを挑んでいるため、当然だがかなり厳しい戦いとなった。ボスは体力を削りきった後も「瀕死状態」になり残りHPが確認できない状態でバトルは継続する。
さらに、この状態から結構な時間粘ってくるため、「コレ、本当に倒せるの…?」という気持ちになり、緊張感のある戦いが楽しめる。
また、このフィールドボスは一定の間隔で攻撃範囲が目視できる攻撃をおこなってきた。この攻撃は即死攻撃となっているため、どれだけレベルの高いキャラクターでも一撃でアウトという無慈悲な攻撃だ。幸い、攻撃範囲を確認してから避けるまで猶予時間は存在するため、オートバトルにかまけて油断しないようにしたい。
PvPコンテンツも体験することができた。本作のPvPとして特にオススメだったのが「アリーナ」と呼ばれるモードだ。これはアリーナに登録しているプレイヤーの中から自分の実力に近い人との対戦を楽しむことができるモードだ。オススメする理由としては、アリーナ登録時の戦闘力を元にしたCPUとの対戦になるため、対人戦を気負うことなくカジュアルに遊ぶことができるのだ。
もちろん本格的なPvPが楽しめる「ケイオスヴォイド」というマップも存在した。こちらはPK可能エリアになっており、自分と敵対する陣営を攻撃することが可能だ。ここで荷馬車を護衛するクエストなどを受注することが可能で、敵対陣営側はそれを妨害することができる。
また各種コンテンツにはそれぞれにランキングが存在する。PvEやPvPに限らず多彩なコンテンツ、自分の得意なジャンルで上位を目指せるのは嬉しいところだ。
いかがだっただろうか。今回の先行プレイで体験できたのはこのようなところだが、はっきりいって本作はここでは紹介しきれないほど、多数のコンテンツが存在している。本記事を読んで興味を持った人は、本日10月13日より開始されるオープンβテストに参加し、この超弩級のMMORPGに是非、圧倒されてみてほしい。
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