フィールズがYahoo!ゲームにてPC版のサービスを開始したオンラインRPG「タワー オブ プリンセス」。いくつもの童話が集まる不思議な世界を舞台にした本作の魅力をお届けする。
「タワー オブ プリンセス(以下、タワプリ)」は「白雪姫」や「シンデレラ」などのおとぎ話が集まる世界を舞台にした、みんなで遊べるオンラインRPGだ。
プレイヤーは、誰もが一度は耳にしたことのある姫たちに仕える騎士となり、クエストをこなしながら“聖女いばら姫”が眠るいばらの塔の謎に迫っていく。
オンラインのチャットを利用してリアルタイムに仲間と協力できる最大5人のバトルや、武器、防具、アビリティによる無数の組み合わせでの自分だけのキャラクター育成が楽しめるのが特徴だ。
2015年にiOS/Android向けにアプリが配信されていたが、2017年3月31日からはYahoo!ゲームにてPC版のサービスを開始。スマートフォンアプリ版とPC版のアカウント連携機能が実装され、外出先ではスマートフォン、自宅などではPCの大画面でと、自分にあった環境でいつでも「タワプリ」が楽しめるようになった。
ここでは、本作のプレイインプレッションとともに、PC版から「タワプリ」に初めて触れる人に向けた基本的な遊び方をお届けする。
目指すは勇敢な騎士!基本的なシステムを紹介
本作では、いばらの塔に導かれた主人公が、塔の謎を解くべく、さまざまな場所に赴きバトルを重ね、騎士として成長していく。
「メインストーリー」と「サブクエスト」の2つのクエストが軸となっており、「メインストーリー」をクリアすることで物語が進み、塔の謎が明らかになっていく。
「サブクエスト」は街のクエスト協会で3つまで受注可能で、クリアすることで各種アイテムが手に入るほか、ゲームのシステムやキャラクターなどの理解を深めることができる。
ちなみに、クエストはメニューから確認が可能で、選択すればクエスト達成の目的地を示すナビ矢印がマップ上に表示される。
フィールド上は任意のマスをタップすることでキャラクターを移動させることができ、街道や塔では移動中に敵とエンカウントする。
バトルでは、クールタイムが終わる度に自動で敵を攻撃する「AUTO」と、敵を選んで攻撃する「MANUAL」の2種類があり、画面左側のボタンを押すことで切り替えが可能だ。普段はAUTOでまかせておき、複数の敵や強力なボスとの戦いではMANUALで戦略を駆使するといいだろう。
プレイヤーは7種類の武器(片手剣、双剣、大鎌、弓、メイス、杖、盾)から最大2種類を装備し、防具やスキルを自由に組み合わせてバトルに挑む。有利に戦闘を行うためには、協力する仲間や敵のタイプに合わせて装備をカスタマイズすることがポイントだ。
さらに7種類の武器にはそれぞれ専用スキルがあり、敵を倒すとドロップで獲得できる。攻撃/魔法/回復/補助の各スキルはHPやSPを消費することで発動できるので、状況に応じて使い分けよう。
ちなみに武器以外にも、防具やアクセサリーを含めると最大21個の装備が可能。中でも防具には「性能防具」と「外見防具」があり、性能に左右されることなくキャラクターの見た目にこだわれるのが特徴だ。レアリティの高い武器・防具は性能も見た目も豪華なので、ガチャで入手した際はとりあえず装備すれば騎士らしさが増すだろう。
忠誠心あってこその騎士道―8人の魅力的な姫を紹介!
冒頭でも触れたが、本作はいばらの塔に眠る世界の統率者“聖女いばら姫”を巡る物語。いばら姫の救出を優先する「シンデレラ」を中心とした保守派と、世界の混乱を鎮めることを優先する「白雪姫」を中心とした改革派に各地の代表である姫たちが分かれ、それぞれの思惑のもと行動している。
いばらの塔の最上層を目指すべく騎士となったプレイヤーは、まず自身が仕える姫を選択する。その後は姫と一緒に世界を冒険することになり、同じ姫を選んだプレイヤー同士は仲間として、今後さまざまな場面で協力することになる。選ばなかった姫とも物語や各種クエストで交流できるので、これから始めるという人は下記を参考にフィーリングで選んでみてはいかがだろう。
いばら姫救出を誓う、正義の姫騎士 シンデレラ/CV:田村ゆかり
神聖都市ルヴェールを拠点とする姫。「いばら姫」とは親友であり、忠誠を誓った心の主でもある。
「いばら姫」救出を誓い保守派の中心として正義の剣を振るう。原作とは異なり、継母・義姉たちとは良好な関係を築いている。
完璧なようで、真面目が行きすぎてドジをふむ事もしばしば。真面目すぎるが故に冗談を本気で受け取ってしまう一面も。
王座を狙ういばら姫の妹 アンネローゼ(白雪姫)/CV:中原麻衣
城塞都市シュネーケンの王女。いばら姫とは母違いの姉妹。自信家で高慢に見えるが、カリスマ性があり人を惹きつけてやまない。
真に力ある物が民を率いるべきだと考え、姉に代わり王になるのは自分だと主張し、改革派の中心として奔走する。
人々は姉ばかり愛おしみ、自分は二の次。そんな嫉妬もなくはないのかもしれない。姉のことは大嫌い。優しいから大嫌い。独りにしてくれないから大嫌い。
楽しいこと大好き不思議少女 アリス/CV:矢作紗友里
魔法都市ノンノピルツに暮らす無邪気で好奇心旺盛な女の子。1を聞いて1000を知るほどの天才だが、それも行き過ぎて頭のねじが何本も飛んだような発言が目立つ。
ヘンテコなモノやクレイジーな人は大歓迎。知り得ない情報まで知っている、謎の多い子。赤の女王に気に入られ、都市のなんでも大臣として様々な権限を与えられている。シンデレラに興味津々で保守派の1人として支える。
天真爛漫で少しおっちょこちょいな村娘 リーゼロッテ(赤ずきん)/CV:内田真礼
プレイヤーが仕えることができる1人で、森に囲まれたルチコル村に住む普通の女の子。
白雪姫(アンネローゼ)とは幼少の頃に森で出会い、お姫様とは知らずに一緒に遊んで以来の親友同士で、数少ない白雪姫の本当の理解者。
「思い立ったらすぐ実行!」の行動派だが、後先を考えずに失敗することも多々ある。けれども、その真っ直ぐな性格は多くの村人の心をつかんでいる。弓と矢を持っているが腕はからきしダメで、射ることはせずに直接殴って戦う。
憂いを帯びた美しい姫君 ルーツィア(人魚姫)/CV:原由実
憂いを帯びた美しい姫君「人魚姫」プレイヤーが仕えることができる姫の1人で、海底宮殿ウォロペアーレ城に住む美しい人魚。シンデレラを敬愛し、自分だけを見て欲しい思いと、シンデレラの博愛主義との狭間で葛藤している。
寂しがり屋な性格も手伝って、周囲からたくさんの愛情をそそがれて育ってきた。愛があることが当たり前の環境しか知らないため、仲間を傷つけるような相手に対しては感情を爆発させる事も。
姉御肌の頼れるお姉さん ラプンツェル/CV:田村睦心
プレイヤーが仕えることのできる姫の1人で、鉱山都市ピラカミオンをまとめる姉御肌のお姉さん。やんちゃしていた頃に白雪姫が治めるシュネーケンに殴り込んだが、白雪姫に諭され、彼女の高潔な考えに心酔した。
人情を大切にし、リーダーシップに優れるラプンツェルを慕う人は多い。難しいことを考えるのは苦手なため、そのときの感情で決める主義。
天然だけど包容力ある白鳥の姫君 オデット/CV:堀江由衣
世界の郵便の拠点、湖上都市シュヴァントゥールの由緒正しい一族のお嬢様。人であり鳥でもある種属で、普段は人の姿をしているが、白鳥の姿を取ることもあるらしい。
改革派当主の白雪姫が治めるシュネーケンとは昔から関わりが深いことと、なるべく早く平穏を取り戻したい思いから、改革派についている。時々「くるっぽー」と口走るが、鳩ではない。
性格は少し……いや、かなり天然。おっとりしているが、包容力のある優しいお姉さんで、ごく稀にではあるが、しっかりしたことを発言することも。
ドジっ娘、ボクっ娘、オズの弟子 ドロシー/CV:佐倉綾音
プレイヤーが仕えることのできるお姫様のひとり。錬金術師たちが住む飛空都市スマラクトガングの代表を務める。
何年か前に「カンザス」という場所からやってきて、帰る方法を探すうちにオズヴァルトと出会い、弟子になった。自分の事を「ぼく」と呼ぶ。
明るくて真面目な良い子だが、壊滅的に不器用。片付けも苦手。実験すれば爆発し、歩けば転び、壁にぶつかる。でもめげない。仲間思いで正義感が強く、改革派の理念には理解を示しつつも保守派に協力している。
世界中を案内してくれる可愛いお供 エインセール/CV:洲崎綾
エインセールは、本作のナビキャラクター。プレイヤーをサポートしてくれる、可愛くて頼もしいお供だ。自称、かよわい。身長は15cm。
いばらの森でモンスターに囲まれていたところをプレイヤーに助けられ、それをきっかけにプレイヤーと行動を共にするようになる。天真爛漫であり頑張り屋。良い子なので悪意はないが、時々ずうずうしいことも。
博識なオズヴァルトに懐いていたり、好奇心のままに世界中を飛び回ってきたため、情報通で世界中に知り合いが多い。
最後のエインセールはナビキャラクターだが、いつも前向きで冒険の癒やしとなってくれる「タワプリ」に欠かせないキャラクターだ。童話の登場人物をもとにしたキャラクターたちだが、オリジナル設定が盛り込まれており、お馴染みのお姫様の新たな一面が楽しめる。
姫たち同士のエピソードはもちろんのこと、姫と縁のあるキャラクターや、ほかの作品に登場するキャラクターたちも登場し、「タワプリ」ならではのシナリオが展開。意外なキャラクター同士の仲が良かったり、思いもよらない関係性が生まれていたりするので、ぜひ注目してほしい。
Yahoo!JAPAN IDで簡単ログイン!大画面で姫たちと冒険に出よう!
最後になったが、本作では街や街道など、いたる所にほかのプレイヤーが表示されている。1人では太刀打ちできない敵とのバトルでは協力プレイで、難解なクエストがあればチャットでと、いつでも誰かと支え合えるオンラインRPGの醍醐味を味わうことができる。
マップ移動やクエストによる体力消費がないのも特徴の本作。初めて遊ぶ人はもちろん、スマートフォン版で楽しんでいる人も、大画面という利点を活かし、今まで以上に腰を据えて「タワプリ」PC版を堪能してみてはいかがだろうか。
(C) FIELDS