エヌ・シー・ジャパンがサービス中の「ブレイドアンドソウル」。6月21日に実装された「西落アップデート」ではエピッククエスト8幕の実装に加え、新エリアや新ダンジョンが追加される。ここでは本アップデートの詳細をお届けする。
未だ眠り続ける主人公の弟子「ジン・ヴァレル」。彼女の魂を取り戻すため、手かがりを求めて足を踏み入れることになるのが、今回のアップデートのタイトルにもなっている「西落」だ。
この新エリアは、過去の天命祭の影響により“濁気”によって汚染された厳しい環境だ。かつては楽園と呼ばれていた「西落」には何があったのか。そこで出会う新たな人物や懐かしい人物。その背後に渦巻く様々な陰謀の正体が徐々に明らかになっていく。
というのが本アップデートの大まかなストーリーだ。エピッククエスト4幕で消息が不明となった「ナリム・ソユ」が主要人物として登場するなど、物語は新たな広がりを見せることだろう。
アップデート内容としては、ダンジョンが新たに4つ追加。レベル上限が55まで解放され、新しく“ホン門奥義”が追加される。また装備システムにも細かいアップデートが入った。本稿ではアップデート「西落」の追加コンテンツを一挙紹介していく。
1人用ダンジョン「無法者の島」
壊滅状態となっていた東海艦隊支部が本来の姿を取り戻したことを記念して「衝角比武祭」が開催されることになった。これは、衝角団の規律を守りさえすれば誰でも参加できる比武のお祭りだ。
このダンジョンでは戦闘を余興として楽しんでおり、比武のお祭りという側面があるためか、戦闘中に実況音声が付くのが特徴だ。道中に雑魚モンスターなどは存在せず、合計5人のボスとの連戦になる。報酬として、英雄等級アイテムのファリン宝貝とファリン手甲、衣装装備などがドロップする。
2人目のボスまでは、過去に登場したボスを踏襲していることもあり、そこまで苦戦せずに戦えるはずだ。だが、3人めのボス「パルララ」からはバトル中にギミックをこなす必要もあり、難易度がグッと上がるので気を引き締めて戦おう。
パル・ララ
1vs1が原則の「衝角比武祭」だが、開始早々から部下のモンスターを引き連れて登場する。部下モンスターは津波を起こしプレイヤーを妨害してくるので、波の合間を縫うようにして戦おう。
ある程度HPを削ると、パル・ララは頭に甲冑のようなものを装備して、突進攻撃を繰り返してくる。なんとかこの甲冑を剥がして戦いたいところだが……。
ドング・ジニア
エピッククエスト7幕でも戦った「ドング・ジニア」が、「衝角比武祭」決勝戦の相手として立ち塞がる。以前戦った相手だからといって油断していると、即死攻撃でやられてしまうので注意が必要だ。
閃光弾を打ち上げる攻撃が即死攻撃になる。この光を直視すると動きが封じられてしまうのでキャラクターの向きに気をつけながら戦うといいだろう。
レン・ファリン
「衝角比武祭」も無事終了し授賞式が行われることになるのだが、そこに「レン・ファリン」が突如乱入。妹を取り戻しに来たと主張し、授賞式をめちゃくちゃにしてしまう。なし崩し的に戦うことになる彼女が「無法者の島」最後のボスだ。
「レン・ファリン」は、フィールドに長い時間残る錨を投げる攻撃や、砲台を設置する攻撃など多彩な攻撃パターンでプレイヤーを苦しめる。どの攻撃も一筋縄ではいかないので、相手の動きをしっかりと見極めて回避や防御を行おう。
また、ある程度HPを削ると「レン・ファリン」は3匹の猫を召喚し姿を隠す。3匹の猫はそれぞれタンカー、ディーラー、ヒーラーという役割に特化しているので、タンカー役の猫は後回しにして、他の2匹から倒すといいだろう。さらにこの猫フェーズでは、姿を隠した「レン・ファリン」が援護射撃を行ってくるので注意が必要だ。
英雄級6人用ダンジョン「鉤爪渓谷」
西落の「死の砂漠」地域にある新規英雄級ダンジョンが「鉤爪渓谷」だ。このダンジョンは、その名の通り鋭い鉤爪を持った狼型のモンスターが多数登場する。
ダンジョン自体は一本道で、尚且つボスの数も少ないため比較的サクサクと進むことができるだろう。報酬としては、冥王耳飾りや紳士の遺失物、アバター装備などが手に入る。
ネームドモンスター:ビバギカ
鉤爪渓谷の奥に待ち構えるボスモンスターが「ビバギカ」だ。このボスモンスターは、ある程度HPを削るとフィールドの周りにいる雑魚モンスターを呼び寄せ、プレイヤーを攻撃してくる。ディーラーは雑魚モンスターが湧いたら、すぐに対処できるように準備しておこう。
基本的にはシンプルな攻撃が多いため、慣れてしまえばそこまで苦戦する相手ではないのだが、ビバギカが使う即死攻撃には注意が必要だ。これは対象となったプレイヤーを氷漬けにして、攻撃を仕掛けてくるというもの。氷漬け状態になってしまうと身動きが取れなくなるので、これをどう解除するかが、このボスを攻略する上でのポイントになるだろう。
英雄級6人用ダンジョン「グル族の古都」
グル族によって栄えていた、西落にある都が舞台となるダンジョン。元々は平和な場所だったのだが濁気に侵されてしまい、グル族は故郷を捨てざるを得ないことになる。諦めずに故郷に残るグル族もいたが、彼らもまた濁気に侵されてしまい魔物となってしまう。
そんな悲しい背景があるのが「グル族の古都」だ。しかし、黙っていればやられるのはこちらなので、心を鬼にして彼らに立ち向かおう。ここでは報酬として帝王手甲の進化に必要なアイテムや各種素材アイテム、アバター装備などが手に入る。
ネームドモンスター:イカリノエダサキ
「イカリノエダサキ」は、その巨大な体躯を利用して広範囲に攻撃を行ってくるモンスターだ。注視からの攻撃による即死や、デバフ状態となるエリアを設置するなど、多彩な攻撃を行ってくる。1ボス目から、かなりの強敵となるので油断しないようにしたい。
ネームドモンスター:シンラノオオキミ
蜘蛛型のボスモンスター「シンラノオオキミ」は、このダンジョンの中では比較的易しい難易度になっている。多数の子蜘蛛を召喚する攻撃や毒をばらまく攻撃などを行ってくるので、その都度対処していこう。対象1人のパーティーメンバーを糸でぐるぐる巻きにする攻撃があるが、これは即死攻撃なので注意だ。
ネームドモンスター:アラブルタイジュ
「グル族の古都」最後のネームドモンスターが「アラブルタイジュ」だ。このモンスターは攻撃全てにデバフが付与されており、これが蓄積していくと即死級のダメージとなってしまう。なので、攻撃は極力回避していきたいところだが、攻撃範囲がとにかく広いのでなかなか難しい。1つのミスが後々に響いてくることもあるので序盤から気を引き締めて戦おう。
また、ギミックとして植物を設置してくる。これは、ボスのHPを回復するものやテレポートするものなど幾つかの種類があるので、事前にパーティーメンバー間で役割を決めて挑むといいだろう。
24人用週間帰属ダンジョン「辛苦の密室」
建元成都天命宮外苑にある24人用ダンジョンが「辛苦の密室」だ。このダンジョンには入場制限があり、1度クリアすると1週間入場ができなくなる。制限は毎週水曜日午前6時に初期化だ。このダンジョンは、比較的難易度が低く、“黒風の羽”や“魂輪珠”といった過去に登場したアイテムが手に入るのが特徴となる。
ネームドモンスター:暗黒雪人
「辛苦の密室」の門番モンスターとして登場するのが「暗黒雪人」だ。このモンスターは戦闘が進むと部下モンスターを召喚する。部下モンスターはプレイヤーに向かって雪玉を投げてくるので、迅速に対処しよう。
ネームドモンスター:修羅王
「悲嘆の雪獄宮」に登場したボス「修羅王」がこのダンジョンのラストネームドとして登場する。基本的な攻撃パターンは以前と同じで、ある程度HPを減らすと“氷の球”と“火の球”のギミック攻撃を行ってくる。
システムの変更点を一挙紹介!
今回のアップデートでは、新規ダンジョンの追加の他に、レベルキャップ解放による「ホン門奥義」の追加や、装身具「手甲」などが追加される。新たなシステムを使いこなしてさらに上位の強さを手に入れよう。
レベル55新規武功:ホン門奥義
レベル55に到達すると“ホン門奥義”を習得できる。職業ごとに2種類の武功が存在し、奥義の発動には“ホン門気力ゲージ”を消費する。このゲージは自動で溜まっていくほか、特定の武功を使用することでも溜めることができる。
覚醒装身具
強力な能力を持つ「千毒耳飾り」「邪眼耳飾り」「矛盾指輪」に覚醒進化ルートが追加される。「覚醒装身具」は進化時にランダムで3種類の強化段階にランクアップし、運が良ければ1回で最も高いランクに、悪くても3回成長させることで最も高いランクになる。
装身具「手甲」
新たに「手甲」を装備するスロットが追加された。装備する部位が増えるので単純にキャラクターの強化に繋がるだろう。「手甲」は、西落関連のエピッククエストや新規ダンジョンなどの報酬として手に入れることができる。
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