「アラド戦記」待望の“女プリースト”がついに登場!上位職の特徴やスキルなどを訊ねたGMインタビュー

ネクソンがサービス中の「アラド戦記」。次期アップデート「Season5 Act.4 黒い聖女」にて新キャラクター「女プリースト」が実装されることにあわせて、ゲームマスター(GM)のフォルテさん、フィンツァさんにインタビューを行った。

かねてより、その名前だけは知られてきた「女プリースト」。長年謎に包まれてきた本キャラクターが、いよいよ7月26日に実装される。今回は、そんな女プリーストの詳細に迫るべく、GMであるフォルテさんとフィンツァさんにインタビューを実施した。女プリーストの基本的なキャラクター情報はもちろん、転職および覚醒職のスキル情報もいくつか教えてもらうことができたので、ぜひ一度目を通して見てほしい。

神の名の下に鉄槌を振るう「女プリースト」登場!

――まずは、「女プリースト」について教えてください。

GMフォルテ:女プリーストは聖職者なのですが、彼女には重く暗い過去があります。なので、基本的には明るいキャラクターではありませんが、同じ信者には笑みを見せたり優しく接することもあります。

転職することにより、プリーストらしい回復などの支援に特化したキャラクターや、逆に彼女の内に秘めていた残虐性がより露出したキャラクターになるなど、能力と共に性格も特出するようになります。

――“黒い聖女”というアップデートタイトル通り、聖職者ゆえのダークな側面を内包したキャラクターになっていそうですね。ちなみに、彼女の過去の話などを、ユーザーがゲーム内で知る機会というのはあるのでしょうか。

GMフォルテ:女プリーストを作成した際に、ムービーが流れるようになっています。ここで、彼女の大まかな生い立ちなどが分かるようになっています。

――どのようなキャラクターに派生していくのか気になります。さっそく、クルセイダーとその覚醒職のエヴァンジェリストについて教えてください。

GMフィンツァ:クルセイダーは、神聖な力を用いてパーティメンバーを支援する魔法型のキャラクターです。男クルセイダーの場合、スキルポイントの振り方次第で攻撃型と支援型の2つに分けることができましたが、こちらはどちらかといえば支援性能に重きを置いたキャラクターになっています。

――純粋なバッファーという位置づけなのでしょうか。

GMフィンツァ:男クルセイダーの攻撃面と回復面の複合型といった感じですね。バフスキルについても、男クルセイダーは種類が多かったのですが、女クルセイダーでは数種類にまとめられており、使いやすくなっています。

守護の祝福
男クルセイダーの“天国のメロディー”、“保護の徴”が一つになったスキル
勇猛の祝福
男クルセイダーの“夜明けの祝福”、“ストライキング”、“知恵の祝福”、“栄光の祝福”が一つになったスキル

――特徴的なスキルはどんなものがありますか。

GMフィンツァ:味方を蘇生させることができる「復活」が特に印象的ですね。男クルセイダーが持っている「生命の源泉」というスキルが、味方一人にバフを掛け、効果中にHPが0になると自動で蘇生してくれるというものでした。これ以外だと「アラド戦記」には今まで蘇生スキルがないので、かなり珍しいスキルになると思います。

「生命の源泉」との決定的な違いは、あらかじめバフをかけておく必要などはなく、また範囲系のスキルなので対象の周囲に複数の倒れたプレイヤーがいた場合、一度にまとめて蘇生してくれます。

――複数のキャラクターを同時に蘇生できるのは珍しくもあり、かなり強力なスキルですね。高難易度コンテンツの「ルークレイド」などでも活躍が期待できそうです。

GMフィンツァ:仰る通りかなり強力なスキルになっているので、1度のダンジョン攻略中に1回しか発動することができません。

――ちなみに復活させた時は、HPが全快した状態なのでしょうか。

GMフィンツァ:蘇生時のHPについてはスキルレベルに依存します。1レベルだと20%ほどですが、最大の11レベルだと70%まで回復させることができます。また、コインなどで復活した場合、バフの効果などが切れてしまうと思いますが、「復活」の場合は死ぬ前のバフの状況が維持されます。

――攻撃スキルにはどういったものがありますか。

GMフィンツァ:「ホーリーサークレット」という敵を集める能力に優れたスキルがあります。これは男クルセイダーにはなかったもので、かつ味方を支援する女クルセイダーとは非常に相性の良いスキルになっていると思います。

また、エヴァンジェリストの覚醒技「クラクス・オブ・ヴィクトリア」も強力です。威力そのものも高いのですが、発動することでパーティメンバーの攻撃力を上昇させたり、バフの持続時間を延長させることができるので、実数値以上の威力が期待できますね。

覚醒技「クラクス・オブ・ヴィクトリア」
スキルレベルによって攻撃力が上昇したり、バフの持続時間が増加するといった効果が発動する。
3レベル:攻撃力10%上昇
6レベル:スキル使用中に無敵
9レベル:バフの持続時間3秒増加

――続いて、異端審問官とその覚醒職であるヘルカイトについて教えてください。エヴァンジェリストとは打って変わって、女プリーストの残忍なイメージが強調されたキャラクターになっていると思いますが、どのような戦い方をするのでしょうか。

GMフィンツァ:ヘルカイトはバトルアクスと重甲防具を身に着けた、近接物理職です。男プリーストでいう、退魔師の物理型に近いキャラクターになるでしょうか。

ヘルカイトを扱う上で重要なスキルが“聖火”になります。これは、発動すると自身に聖火というバフを付与するもので、聖火状態で敵を攻撃すると“異端の烙印”というデバフを付けることができます。このデバフを付与した状態で特定のスキルを発動すると、大きなダメージを与えることができます。

――“聖火”を起点に“異端の烙印”を付与した後、各種スキルに繋げていく形ですね。烙印は通常攻撃でも付与させることができるのでしょうか。また、烙印がある状態で追加効果のあるスキルにはどんなものがありますか。

GMフィンツァ:聖火バフが付いた状態での通常攻撃でも“異端の烙印”を付けることはできます。また烙印がある状態だと、PTメンバーのダメージ量を30%上昇させることがでるので、ヘルカイトの立ち回りとしては、常に攻撃を与え続けて“聖火”バフと“異端の烙印”デバフを途切れさせないことが重要ですね。“聖火スキルそのものはクールタイムが短いので、継続させることは容易だと思います。

武器に炎をまとわせる“聖火”
“異端の烙印”を押された敵は、黒い十字架が浮かび上がる。

“異端の烙印”に起因するスキルだと、「プレゲの火炎瓶」と「プレゲの精髄」の2つがあります。特に後者のプレゲの精髄は、“異端の烙印”が付与された対象にヒットさせると敵を焼却状態にし、数秒程度ですがホールド状態にさせることができるので、火力面以外でも有用なスキルになっています。

プレゲの火炎瓶 プレゲの精髄

――フィンツァさんが実際に使ってみて面白かったスキルは何かありますか?

GMフィンツァ:「洗礼の炎」ですかね。「プレゲの精髄」を自身の周囲にばら撒いて爆発を引き起こすというものなのですが、範囲攻撃でとても使いやすかったです。

かなりの広範囲を焼き尽くす「洗礼の炎」
覚醒技「火刑」
スキルレベルによって無敵判定が付与されたり、“異端の烙印”スキルレベルが上昇するなどの効果が付与される。
3レベル:スキル使用中に無敵判定付与
6レベル:30秒間異端の烙印スキルレベル3上昇
9レベル:30秒間火刑スキル攻撃を受けた敵の火属性/光族低抵抗22減少

――巫女とその覚醒職である神女はどのようなキャラクターになっているのでしょうか。

GMフィンツァ:神女は、数珠による遠隔攻撃や多様な護符によって相手の動きを制限させることが得意な遠距離攻撃型のキャラクターになっています。ほかの3キャラクターに比べると操作も楽で分かりやすく、アクションが苦手な人でも使っていて楽しいキャラクターになっています。

――かなり特徴的なキャラクターになっているようですね。

GMフィンツァ:シューティングゲームのような感覚で遠距離から一方的に攻撃可能なほか、敵を一ヶ所にまとめたり、その場に拘束するようなスキルを多く持っています。反面、相手に寄られると途端に立場が逆転してしまうので、それらの移動を制限するスキルを駆使しつつ、いかに敵との距離を保つかが重要になってきますね。

複数の敵を集めつつ、身動きを封じる「不動珠縛陣」や、ヒットした相手をその場に止めさせる「拘束制圧札」など、遠距離から敵の身動きを封じつつダメージを与えるスキルが豊富なので、パーティプレイでも役に立ってくれると思います。

不動珠縛陣 拘束制圧札

――ソロよりもパーティプレイ時に真価を発揮しそうなキャラクターですが、ほかにはどんなスキルが用意されているのでしょうか。

GMフィンツァ:使っていて特に有用だと感じたのはバフスキルの「神託の祈願」です。これはパーティメンバーのスキル攻撃力を20%上昇させてくれるというものなので、シチュエーションを選ばずにパーティの火力を底上げしてくれます。

ただ、バフとデバフの種類はそこまで多いわけではないので、純粋な支援職としてはエヴァンジェリストのほうに分があると思います。神女はあくまで攻撃型のキャラクターなので、自分でダメージを稼いでいくことのほうが重要ですね。

神託の祈願
覚醒技「神託:神竜雷雨祭」
スキルレベルによって、PTメンバーの的中率が上昇したり、スキル使用中に無敵になったりといった効果が付与されるようになる。
3レベル:30秒間PTメンバーの的中率10%上昇
6レベル:スキル使用中に無敵
9レベル:30秒間スキルクールタイム10%減少

――支援のエヴァンジェリスト、近接のヘルカイト、遠隔の神女といった感じになっているんですね。そうした色分けがされている中で、ミストレスとシンセイヤーはどういった立ち位置のキャラクターになっているのでしょうか。鎌がメイン武器ということで、範囲攻撃が強そうなイメージがありますが…。

GMフィンツァ:範囲攻撃で多数の敵を相手取るのではなく、どちらかといえばシンセイヤーは素早い移動速度と攻撃速度でコンボ数を稼いでいくキャラクターになっています。最大の特徴は覚醒技「堕落の七罪宗」を使用すると変身することが可能で、変身中はハイパーアーマー状態になり攻撃・移動速度が上昇するほか、一部のスキルも強化されます。

――覚醒技は画面全体にダメージを与えるような大技が多いですが、自身を一定時間強化するようなものは珍しいですね。

GMフィンツァ:変身中にもう一度覚醒技を使用することで、ほかのキャラクター同様に広範囲の大技を繰り出すことも可能です。変身することで本領を発揮するキャラクターになっており、変身時間自体そこそこ長いのですが、一度ですべてのダンジョンを回りきれる程の猶予はありません。

覚醒技なのでクールタイムも長く、頻繁に使用できるものではないので、変身するタイミングが重要になりますね。ただ、通常状態でも手数は多く火力も申し分ないので、物足りなさを感じることはないともいます。

大鎌で相手を連続して斬りつけるコンボ系のスキル「ローリングラッシュ」

GMフォルテ:それと、変身後はキャラクターの性格が一変するところもポイントですね。

――というと?

GMフォルテ:女プリーストは既報の通り沢城みゆきさんに演じて頂いており、変身前は物静かな大人な感じの女性なのですが、変身後は見た目も一変して妖艶でかなりセクシーなイメージのCVになっています。その変化が本当にがらりと変わるので、ぜひ注目して聞いて見てください。

変身後の姿。見た目も大きく変化していることが分かる。

――シンセイヤーにはどんなスキルがありますか。

GMフィンツァ:彼女固有のスキルとして、「七つの大罪」というバフスキルがあります。これは発動時に入力した方向キーによってそれぞれ異なるバフとデバフを自身と敵に付与します。これには自分と敵の属性抵抗力を減少させるものや、自分と敵の魔法防御力を減少させるものなど、メリットとデメリットが混合しているので、状況を見て付与するものを変えていくと良いでしょう。

「七つの大罪」発動時

また、「七つの大罪」発動中に敵を攻撃すると、“罪業”スタックが溜まっていきます。「重い罪業」というスキルは、通常だと遠距離の敵を衝撃波で攻撃だけですが、この罪業スタックを1個消費することで衝撃波でダメージを与えつつ、敵を数秒間硬直状態にすることができるので、攻めの起点として特に有用だと思います。

覚醒技「堕落の七罪宗」
スキルレベルによって、防御力やHP/MPの回復力が上昇するといった効果が付与されるようになる。
3レベル:変身中に防御力上昇
6レベル:変身中にHP/MP回復力上昇
9レベル:フィニッシュ後30秒間全てのスキルクールタイム短縮

――今回、お二人が使用して個人的に面白かったキャラクターは誰ですか。

GMフィンツァ:自分は「異端審問官」ですね。炎をまとった姿は見た目もかっこいいですし、攻撃もテクニカルな部分が多く使用していてとても楽しいキャラクターでした。元々プリーストはあまりスピード感がない職だったので、爽快感のある「異端審問官」は特に自分の性格とマッチしていました。個人的にも使っていきたい職です(笑)。

GMフォルテ:私は「ミストレス」ですね。コンボ数が稼げるので操作していて面白いというところもあるのですが、何より変身した後のキャラクターの豹変ぶりにびっくりして、そこもポイントになっています。最初は「巫女」が気になっていて、「ミストレス」はそれほどでもなかったのですが、使ってみて印象が一変しました(笑)。

――女プリーストの実装にあわせて、7月26日に参戦キャンペーンが行われるとのことですが、こちらの内容を教えてください。

GMフォルテ:本キャンペーンには、新たに女プリーストを作成し、転職可能になるレベル15まで育てることで応募することができます。応募については、専用ページから該当のキャラクターを選択するだけで完了になります。プレゼントについては、NEXONポイントのほかに、今回実装される女プリースト4体のアクリルフィギュアセットが抽選で贈られます。女プリーストをたくさん育成していただけると良いことがあるかもしれないので、ぜひ奮ってご参加ください。

――最後に、ユーザーに向けて一言お願いします。

GMフォルテ:女プリーストについては、「アラド戦記」がスタートした初期から名前だけは出ていたキャラクターなので、待ち望んでいた人が多くいたと思います。また男プリーストとはかなり異なるキャラクターに仕上がっているので、男プリーストを遊んでいた人もぜひプレイしてみていただけたらと思います。

GMフィンツァ:やはり、多くのユーザーが実装されるのを待っていたキャラクターだと思います。実装に合わせて目標達成キャンペーンや支援イベントなども実施される予定なので、ぜひ4職業すべてを遊んでみてください。

――ありがとうございました。

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