【Yahoo!ゲーム】エンディングあってこその“物語”―英雄たちの想いを繋ぐ正統派RPG「インペリアルサガ」のここがスゴイ！

スクウェア・エニックスがYahoo!ゲームにてサービス中の「インペリアルサガ」。ブラウザゲームながら複数のルートやエンディングが用意されている本作の魅力と、「聖剣伝説2」とのコラボレーションの詳細をお届けする。

「インペリアルサガ」は、1989年から続く「サガ」シリーズ初のPCブラウザゲーム。

開発にはエグゼクティブプロデューサー・河津秋敏氏をはじめ、サウンドに伊藤賢治氏、メインキャラクターデザインに小林智美氏と、シリーズゆかりのスタッフも集結。そして新たに、もう一人のメインキャラクターデザインとして倉花千夏氏が参加している。

また本作オリジナルのキャラクターに加え、「魔界塔士SaGa」「ロマンシングサ・ガ」「サガフロンティア」「サガスカーレットグレイス」などのシリーズ作品から数多の英雄たちが登場することも特徴。思い入れのある英雄の新たなエピソードを楽しめるのはもちろん、初見で興味を惹かれた英雄から過去作へと楽しみを広げることもできる。

ここでは、重厚なRPGの世界観には興味があるけど、複雑なシステムはちょっと…と入り口でためらっている初心者に向けて、同じくサガ初心者である筆者がプレイして感じた3つのオススメポイントをお届けする。

魅力的な家臣たちと幾重にも分岐する帝国の物語を紡ごう！

本作では、闇の瘴気に覆われた複合世界「ディスノミア」を舞台に、主人公・半神アデルとシリーズ作品の英雄の物語が描かれる。

ゲーム冒頭から登場するカリスマ性溢れる皇帝アデルをはじめ、優しくゲームの指南をしてくれる半人半妖の少女アセルスや、人望の熱い若き君主のミカエルなど、個性は十人十色だが、そのほとんどが容姿端麗。

お馴染みのデフォルメキャラの動きも可愛らしく、見ているだけで楽しめる。なお、チュートリアルのガチャは何度でもやり直しが可能なので、お目当てのキャラクターがいる人は狙ってみても良いだろう。



「家臣詳細」からイラストを拡大して見ることができるぞ

章と経過年数は画面上部に常に表示されている

ストーリーには「年」と「章」という概念があり、クエストにあたる「作戦」をクリアすることで1年が経過、10年経過させることが次の章へ進めるための条件となる。なお、10年が経過すると、その章でクリアした作戦とストーリー進行以外には出陣できなくなるので注意しよう。

また、次の章へ進むための特別な作戦をクリアすると「皇位継承」が発生。現在の皇帝は退位し、家臣のひとりが新たに即位して次の章を開始することになる。

本作では「光」「闇」「エッグ」「月光」「キューブ」のルートが存在し、「キューブ」を除くすべてのルートにエンディングが用意されている。ひとつの結末を迎えたら、家臣や施設を引き継いで再び1章からプレイし、より深く作品を楽しめるのも、ほかのブラウザゲームとは一線を画す魅力となっている。

モンスターに打ち勝ち、反撃の狼煙をあげよう！

ゲームログイン後に表示されるホーム画面

ゲームの大まかな流れを把握したら、物語（章）を進めるための作戦に挑戦しよう。

作戦を行うにはホーム画面の「クエスト」からワールドマップで進撃する地域を選び作戦を決定。迷った時はおすすめの作戦や、ストーリーが進行するものなどに表示されるアイコンを参考にしよう。

作戦マップでは最上部のボスモンスターに向かうルートを、戦闘・アイテム取得・イベントなどを発生させながら進んでいく。進行は基本的にオートだが、分岐点では部隊の家臣たちをひとりずつどちらに進ませるか選択する必要がある。分岐の先にさらなる分岐点があったり、一方の部隊が先にボスモンスターに到着するといったことも発生するので、右上のマップ確認ボタンでマップ全体を確認してから振り分けることをお勧めする。



左上：作戦名/左下：マップ踏破率	分岐点の選択

イベントマスでの選択は後々の展開に影響するので、慎重に決めよう

敵モンスターとのバトルでは、家臣の行動を1ターンごとに選択できる手動攻撃か自動攻撃が選択できる。自動攻撃は戦闘が終了するまで続くが、戦況に応じて「解除」ボタンで手動攻撃に切り替えても良いだろう。

また敵には弱点が存在し、通常より大きなダメージを与えることができる。物理タイプの弱点を付いた「フィジカルウィークネス」や、属性タイプの弱点を付いた「エレメンタルウィークネス」などの表示を見逃さずにバトルを有利に進めよう。



手動/自動は右下のアイコンで切り替える。

家臣は大事に、丁寧に育てよう！奥深く面白い育成要素を紹介！

さて「インペリアルサガ」の世界観にのめり込み、気づけば3章を迎えていたのだが、ここにきて「敵が強い」というより「自分が弱い」ということに気がついた。

レアリティの高い仲間を並べて低難易度の作戦で力をつけていくのが定石などと考えていたのだが、本作の育成は少し特殊なので同じ轍を踏まないように以下を参考にしてほしい。

本作ではキャラクターにレベルが存在しないので、基本的には「HP」「攻撃力」「防御力」「すばやさ」のステータスを戦闘で上げていくこととなる。しかし、作戦に一定回数出撃することで成長限界を迎えると、そこでステータスの上昇は打ち止め。さらに成長の発生は、キャラクターのレアリティ、作戦難度の要素に左右されつつランダムとなっているので、出撃確認画面で家臣の成長発生確率の度合いを示すアイコンをチェックして効率的に戦う必要があったという訳だ。



難度★1の作戦では「帝」レアリティの成長発生確率が低いことがわかる。

あとはクエスト中にさまざまな恩恵を受けることができる「コマンダーシステム」や、家臣に装備することで技や術の威力上昇からHP回復量アップまで、さまざまな効果を得ることができる「ロール」システムなど、バトルに直接影響するものを部隊編成に合った内容で設定。拠点となるホーム画面で「術開発」「装備作成」「技強化」などの施設を利用して育成をすることで戦力を補強しよう。



コマンダーの設定は部隊編成画面で行う	ロール習得はホーム画面から選択しよう

このように本作は「サガ」らしさを十分に楽しむことができる。ひとりで楽しめるのはもちろんだが、他のプレイヤーの部隊と戦うことのできるコンバットといったオンラインゲームならではの要素も搭載。多彩な楽しみ方が提供されている。

最後に、筆者がゲームをプレイしていて印象に残ったのが、冒険を彩る楽曲の数々。壮大でどこか懐かしい雰囲気は、25周年を超えるシリーズの重みを感じさせてくれる。「サガ」シリーズが好きな人は勿論のこと、普通のブラウザゲームでは物足りないと感じる古き良きRPGを愛する人にこそ、遊んでほしい作品だ。

「聖剣伝説2」とのコラボレーションも開催決定！

今回のコラボレーションでは、「聖剣伝説2」の主要キャラクター3人が期間限定で限定ガチャに登場。コラボ家臣は「聖剣伝説2」でおなじみの必殺技を「奥義」として習得しているほか、HP・攻撃力・防御力・すばやさがすべてMAXまで成長、強化ポイントもすべて獲得している状態で排出される。



ランディ

プリム

ポポイ

またコラボイベントクエスト「神獣降誕！マナの導きと聖剣の輝き」では、イベントクエストをクリアすることで限定装備と交換可能なアイテムが入手できるほか、イベントに参加した全ユーザーの「討伐ポイント」の合計数に応じて、参加者全員に豪華報酬がプレゼントされる。突如異世界からやってきたランディたちと、サガのキャラクターが活躍するオリジナルシナリオにも注目だ。