千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2017」。本日9月24日のウォーゲーミングブースで、「Total War: ARENA」のスペシャルステージが行われた。
「Wargaming On Air Live! TWA スペシャルステージ」と題された本イベントでは、運営チーム・加持太郎氏、ミリタリーアドバイザー・宮永忠将氏、声優の井澤美香子さんが登壇。現在クローズドβテスト中の最新タイトル、「Total War: ARENA」のゲーム概要や魅力が紹介された。
まず、本作がヨーロッパ古代を舞台にした合戦シミュレーションであることが説明された後、井澤さんの疑問に宮永氏が回答していく形で、本作の掘り下げが行われた。最初の疑問は、戦車や戦艦はイメージしやすいが合戦をするゲームに馴染みがないというもの。これに対して宮永氏は、特に映画などでは定番のジャンルであることを強調。今までこのようなゲームに触れたことが無い人も、楽しむことができるとのことだった。
続いての質問は、人間が殴り合うゲームなので単純なのでは? という質問だ。この質問に対しては、まず動画が紹介される。弓兵や騎兵、投石兵など様々な兵器が登場することが明かされ、当時の合戦をリアルに再現されていることと、兵器や兵種による駆け引きが楽しめることが説明された。
最後の質問は、部隊を操作するのでキャラクターが立っていないのでは? というもの。この質問に対しては「Total War: ARENA」には司令官というシステムがあり、司令官には史実に登場する様々な英雄が用意されているそうだ。見知った英雄がきっといるはずなので、キャラクターに愛着をもってゲームを遊ぶことも可能だという。また、世界観と舞台についても解説。本作には古代ヨーロッパの3大文明が登場し、これによりヨーロッパ全域が舞台となる。
本作の魅力が紹介されたところで、ステージでは実際に対戦を行いながら「Total War: ARENA」の解説が行われることに。プレイヤーは参加する国を選んだ後、司令官を選択する。司令官は、史実にまつわるエピソードを反映したスキルを適正を持っており、それによって部隊全体の特色が変わってくる。
司令官を選んだら、次は実際に戦いを行うユニットを選択する。ユニット選択画面は、ウォーゲーミングのタイトルを遊んだことがある人には馴染み深いTier制が採用されている。ここで様々な兵種から自分好みの兵を選ぼう。
戦闘準備が完了したら、他のプレイヤーとのマッチングを開始する。本作は、合戦に参加する全てのユニットをプレイヤー1人が操作するわけではなく、20人(10vs10)のプレイヤーが、それぞれ3つの部隊を指揮して戦うチームバトル的な要素を含んでいるためだ。
部隊の指揮は右クリックと左クリックで簡単に行うことができる。本作の戦闘は隊列が非常に重要。部隊は後ろから攻撃されるとパニックを起こし、戦意を失ってしまうからだ。なので、敵に後ろを取られないように、こちらは敵の後ろを取るように戦うのが勝利の鍵だ。
また、「歩兵」「弓兵」「騎兵」による3すくみの要素もあるとのこと。それに加えて様々な兵器や特殊な兵種が複雑にからみあうことで、戦略的な戦いを楽しむことができる。
ゲームプレイを終え、短いながらも「Total War: ARENA」の魅力がギュッと詰まったステージは終了。加持氏は、「最初は面白さに気づきにくいが、後からスルメのように面白くなってくると思うので、是非遊んで欲しい」とコメント。また、9月21日のステージで発表された、日本勢力“サムライ”の実装を再度紹介。古代ヨーロッパの戦いにサムライが登場するのは絶対に面白いと述べ、ぜひ今の内からゲームに慣れておいて欲しいとステージを締めくくった。
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