ブライブの新作タイトル「大国戦」プレイレポート！三国が相まみえる中で男の本懐を遂げるリアルタイム次世代型SLG

10月12日より正式サービスが開始された「大国戦」のプレイレポートを掲載。魏・呉・蜀が激突し、刻一刻と勢力図が変化する本格的なブラウザシミュレーションゲームだ。

「出世は男の本懐だろう」とは、昨年大ヒットした映画「シン・ゴジラ」のセリフである。おそらく観た人も多いだろう。大怪獣という未曾有の脅威に、長谷川博己さん演じる矢口蘭堂を中心に日本という国が一丸となって立ち向かう作品だ。そこには、日本を守るだけでなく、その先に国のあり方を見据える矢口たちの姿があった。

今でこそ多様な価値観があり、一概にそうとは言えないが、組織の一部となって貢献する喜びは普遍的なものだ。その裏にある、自らの思い描く地位を目指す野心も然り。それはいつの時代も存在する、男の本懐なのである。

今から約1,800年前、理想の国を創ることを夢見て、本懐を遂げようとする男たちがいた。この時代に飛び込み、一人の将軍として乱世を戦い抜くゲームが「大国戦」だ。

「大国戦」で男の本懐を遂げる！

「大国戦」は、中国の三国時代を舞台にしたブラウザシミュレーションゲーム。プレイヤーは魏・呉・蜀から一つの国を選び、その国家に属する一人の将軍となって戦場に赴く。22の城と300の村からなるマップを行き来し、拠点を制圧して自国の領土を広げていくのが目的だ。

とはいえ、将軍になりたての自分には、いきなり領土を拡大するような力はない。まずはコンテンツの一つ「戦役」で、自軍を強化していくことになる。

「戦役」では、黄巾の乱に始まる三国志歴々の出来事を、ゲームの基本を覚えながら追体験することができる。もちろん、夏侯惇や呂布、関羽たち名の知れた武将も登場し、中には仲間になってくれる者もいる。この「戦役」を進めながら、足場を固めるのだ。




地味ながらぜひ見てほしいのは、登場人物たちのセリフ回しだ。小気味よく人間味があふれていて、愛着がわくこと間違いなし。

部隊編成こそ将の手腕の見せどころ

この「戦役」で学べる本作の醍醐味のひとつ、戦闘について触れよう。大きな要素は3つ、「武将」「兵士」「陣形」である。

全部で約70人が登場する「武将」は、それぞれ固有のスキルを持っている。範囲内の敵にダメージを与えたり、味方を回復したり、あるいは敵の行動を制限するなどといったものも存在する。戦場に大きな影響力を持つ者たちだ。

その武将の手足となって戦うのが「兵士」である。兵士には歩兵、弓兵、騎兵、藤甲兵、妖術師、掘削兵の6種類があり、「品」が上がっていく（＝出世する）と使える兵種が増える。1つの部隊に最大3人の武将、最大3種の兵種が投入可能だ。

何といっても、この武将と兵種の組み合わせが、将であるプレイヤーの腕の見せどころである。例えば、移動速度は遅いが高いHPを誇る藤甲兵を前線に、その後ろに弓兵を配置して、藤甲兵に弓兵を守らせながら敵を迎撃する。さらに部隊を回復できる華佗と、敵を行動不能にする孫尚香を武将につければ、より強固な部隊になる。

こうした戦術を可能にするのが「陣形」だ。例えば上記の部隊を機能させるには、藤甲兵と弓兵を前後に配置できる「突撃陣」が最適。その他にも、武将を中心に置いてスキルで先手を取りやすい方形陣、横に展開して広い範囲をカバーする雁行陣など、こちらも6種類が用意されている。

いざ、覇権をめぐる戦いへ！

「戦役」で戦い方を覚えたら、もう一つのコンテンツ「世界」に打って出よう。ここでは「戦役」で巡るよりもずっと広大な中華の地が広がっている。「戦役」で戦場となっていたのは、この大陸のごく一部。プレイヤーは、自分がこの大地を形作る小さな存在の一つでしかないと思い知る。しかしここからが始まりだ。自身の存在を知らしめるべく、この広い中華の大陸でいくつもの戦いを繰り広げていくのだ。

この大地は優しくない。やっとの思いで手に入れた領土が、わずか数刻のうちに奪われることもある。しかし、覇道に近道はないのだ。太刀打ちできない相手にのされたら、「英雄戦役」で装備を手に入れ、「三国戦役」で得た鉄を使って強化し、道中で獲得した「酒券」で武将と契りを交わし、より有用な戦略を練りながら強くなっていくしかない。

これは「世界」に限らないことだが、まったく歯が立たなかった相手に勝てると、（当然なのだが）結構うれしい。手軽に小さな成功体験を味わわせてくれるスマートフォンゲームも楽しいものだが、育成の方向性と手法が実ったときのうれしさは、こういった本格的なシミュレーションゲームならではのものだ。

「いや、そんなじっくりプレイする時間はないし……」という人には、オートプレイシステムを薦めたい。「大国戦」のオートプレイシステムは、戦闘やスキルの発動のみならず、攻め落とす拠点まで選択してくれるので、ほぼ放っておいてもいいほどだ。レベリングや素材集めもお手のもの。オート操作中の記録や報酬なども確認できるので、為政者気分が味わえるだろう。

多岐にわたる戦場で多彩なアイテムを獲得！

戦いの舞台は「世界」だけではない。毎日20時には、各国プレイヤーが協力して挑む「国家任務」が開催。全国に発生した黄巾軍を鎮圧したり、孟獲を捕らえたりするなど、毎日趣の異なるイベントが楽しめる。

また、プレイヤー同士が1vs1で戦う闘技場システムも用意。勝利すると得られる闘技ポイントでラインキングされ、毎月の順位に応じてレアアイテムを含む報酬が手に入る。オンラインゲームの主だったシステム、コンテンツがしっかりと抑えられているのだ。

慌ただしい日々の生活に追われると、本懐など考えられないこともある。しかし「大国戦」は、内に携えた野心を受け止めてくれるゲームなのだ。歯ごたえのある敵や多彩なコンテンツ、PvP要素は、目の肥えたオンラインゲームプレイヤーも満足させてくれるはず。「大国戦」には、険しくも夢に満ちた男の世界が広がっているのである。

「大国戦」で男の本懐を遂げる！