バンダイナムコオンラインは10月21日、東京・浅草ヒューリックホールにて、「機動戦士ガンダムオンライン宣伝部Mk-II-全国キャラバン-」を開催した。
「ガンオン宣伝部」の愛称でおなじみとなった「機動戦士ガンダムオンライン」公式放送の公開収録である本イベント。会場となった浅草ヒューリックホールには多くのファンが詰めかけると、普段はオンラインで交流しているプレイヤー同士がゲームの会話に花を咲かせたり、連邦・ジオンに分かれたメッセージボードへ自由気ままに書き込みをしたりと、和やかな雰囲気に包まれていた。
イベントではプレイヤー同士のエキシビジョンマッチなどさまざまな企画が行われたが、本稿では公開生放送内で発表された、10月以降に行われるアップデート情報を中心に紹介していく。
ハンブラビは「海ヘビ」攻撃も再現!新たな4機体が発表に
ステージには「機動戦士ガンダムオンライン」のプロデューサー・佐藤一哉氏と、PRチームの“シャゲの人”こと竹井太郎氏、そしてパーソナリティの綾見有紀さん、サポーターズの香里有佐さん、真野あゆみさん、村瀬敦美さん、竹田海渡さんという総勢7名が登場。この7名から、まずは10月25日に実装される新機体が発表された。
連邦軍にはハンブラビとジェガン(バーナム所属機)の2体が新登場する。ハンブラビはMA形態からMS形態への変形中に素早く攻撃が可能な強襲タイプ。変形することで高速移動できるものの、長距離の移動はできない。そのため、戦闘中に巧みに使い分けることがポイントになるだろう。
これを見たサポーターズの1人でガンダムファンでもある竹田さんは「ハンブラビを使って、ヤザンごっこをしてみたいです」とコメントした。また電撃兵器「海ヘビ」も使用できるが、動きに癖があり使いこなすのは難しいという。「最初から誰に対して、どのように攻撃するか想定しながら動くと良いです」というのは佐藤氏のコメントだ。
ジェガンはチャージ・ビーム・ランスを備え、高ダメージと高DPを同時に与える強襲タイプだ。近接は二段格闘、遠距離ではチャージビームを使い分けることが可能。佐藤氏によるとチャージビームは特に強力だが、当てるのが難しいとのこと。とはいえ攻撃の幅は広く、多くの戦略が考えられる機体になっている。
一方のジオン軍からはバウ(量産型)とザクIII改(TA)が登場する。バウは照射型のビームと斉射型の実弾兵器を合わせ持つ機体。挙動は連邦軍のZガンダム3号機に近いものがあり、使いやすさが魅力だ。
ザクIII改はビームライフルを軸にした中距離戦が得意な重撃タイプの機体。近づかれてもタックル、サーベルなどで迎撃することが可能だが、体が大きく標的になりやすい。それを考慮してか、アーマー値は高めに設定されているとのこと。近距離での立ち回りが苦手という香里さんは、ザクIII改は特に気に入っていた様子。また村瀬さんは、これまでジオン軍に少なかったタイプのバウに着目し、「敵にいたらイヤだな…」と早くも警戒していた。
参加者からの質問に佐藤氏が答える「教えて、佐藤さん。」のコーナーでは、今後の追加機体に関する質問が相次いだ。「ユニコーンガンダムなどの実装の予定は?」という質問には「期待してお待ちください」とポジティブな返答を見せる。「ジオングの実装は?」と投げかけられたときには、ジオンを象徴するモビルスーツという認識を示すと「なにかしらの期待をしていただければ」と含みを持たせた。
機体以外のアップデートとしては、武器属性耐性のバランス調整が予定されている。一部機体に爆発装甲・実弾装甲が追加され、それぞれの攻撃によるダメージが軽減。加えてビーム・コーティングのダメージ軽減率も調整される。ビーム・コーティング付きシールドやモジュールの軽減率が減少する代わりに、シールド耐久値や機体のアーマー値が増加する。
モジュール関連では、バトルアシストモジュールに投擲強化の調整が加えられるほか、状態異常攻撃の軽減といった変更も予定されている。またディフェンスモードとの組み合わせによって重複していた防御効果に対して、上限が設定されるようになる。
さらに大きな追加要素として、機体をさらにパワーアップできる新システム「アドバンストオプション」も発表された。これは大規模戦のプレイ後に、機体か武器のいずれかに追加効果が付与されるというもの。どんな追加効果が手に入るかは自由に選択できないものの、より強力な機体を作り上げるには重要なシステムとなるだろう。
「ガンダムオンライン」の多彩な情報が発表された本イベントだが、これ以外にも登壇者とプレイヤーがチームを組んでのエキシビジョンマッチも開催。エキシビジョンマッチはイベント限定ガシャコンを引いて、そこで手に入れた機体からデッキを構築、対戦するというルールだった。
連邦軍は竹田さん、真野さん、村瀬さんの3人、ジオン軍には竹井さん、綾見さん、香里さんが参加。ジオン軍のメンバーは事前のガシャコンで良い機体を引けなかったそうで、対戦はその言葉通り、序盤は連邦軍が押し込む展開が続く。その後ジオン軍が徐々に反撃へ転じると、竹田さんをはじめとする連邦軍はだんだんと口数が少なくなる真剣モードに。それに対してジオン軍は綾見さんを筆頭に絶叫しながらの賑やかなプレイとなっていた。結局、ジオン軍はアッガイを使って捨て身の攻撃を繰り広げたものの力及ばず、連邦軍が勝利するという結果に終わった。
そのほかにもゲーム内アイテムをかけたダーツコーナーや、パーカーやQUOカードなど貴重なアイテムが手に入る抽選会など、参加者も大いに楽しめる充実のイベントとなった。
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