韓国・釜山で11月16日から11月19日まで開催している「G-STAR 2017」。Blueholeがプレイアブル出展した「A:IR(Ascent Infinite Realm)」を紹介する。
Blueholeといえば、日本ではアクションRPG「TERA」の開発会社として有名で、最近ではバトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)」が話題と、非常にホットな開発会社だ。
そんなBlueholeは「G-STAR 2017」で大規模なブースを展開。「PUBG」と対になる形で新作MMORPG「A:IR」をプレイアブル出展した。ここでは、新作MMORPGとして期待のかかる「A:IR」のプレイインプレッションをお届けする。
本作の舞台は、ファンタジーとスチームパンクが融合した世界。中世ヨーロッパを思わせる町並みで、牛や馬が飼われており、城に行くとグリフォンのようなファンタジーならではの生き物も確認することができた。
スチームパンク要素はというと、飛行船のような乗り物が空を飛んでいたり、背中のグライダーのような装置で空を飛べたり、ピストルを使う職業がいたりする点で、ファンタジーをベースにスチームパンク要素をのせたような形になっている。
選択できた職業は、重そうな鎧をまとったウォーロード、魔法を操るソーサレス、両手に短剣を装備したアサシン、仲間を癒すマジェスティック、両手に銃を持ったガンスリンガーの計5種。
操作はWASD移動で、敵に近づくことで自動的にターゲットされる。数字キーなどに設定したショートカットキーを押せばスキルなどを発動することが可能だ。筆者は主に操作したウォーロードはバックステップなどがあるもののやや重い動作となっていたが、ガンスリンガーやアサシンであれば、かなりキビキビとした動作となっており、アクションも楽しめそうな印象だった。
戦闘面で特徴的だったのだスタイルの切り替えだ。各職業には2種類のスタイルが用意されており、ウォーロードの場合は攻撃と防御それぞれに特化したモードで、戦闘中であっても簡単に切り替えることができる。
フィールドでは植物や鉱石を採集可能で、生産要素にも期待できる。飛行船のほかにワイバーンのようなものも確認できた。城は空に浮かんでいるなど世界自体の高低差がある印象で、コンテンツの幅広さと相まってボリュームあるゲームになりそうだ。
すでに韓国版の公式サイトがオープンしており、そこでは、プレイヤーが操作する多数の飛行船による戦争や、ロボットのようなものも確認できるほか、ハウジング要素もあるようだ。
グラフィックも非常に緻密で美しく、確認した限りでは、街中やフィールドなどがすべてシームレスに移動可能。本格的な戦争やPvPが楽しめるMMORPGとして期待ができそうだ。
なお、Blueholeの新作といえば、ゲームオンが日本独占配信契約を結んだMMORPG「Project W(仮称)」を思い出す人も多いかもしれない。同一タイトルなのかは定かではないが、正式発表を楽しみにしていよう。