セガゲームスは、12月16日に新宿・LUMINE 0にて「ファンタシースターオンライン2」のオフラインイベント「アークスX’masパーティー2017」を開催した。
「アークスX’masパーティー2017」は、「ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)」の2017年最後のオフラインイベント。
2017年12月下旬配信予定の新12人用レイド「エリュトロン・ドラゴン」戦を、2018年サービス開始予定のNintendo Switch「PSO2クラウド」で一足早く体験することが可能となっていた。
他にも恒例となった「PSO2 STATION!」の公開生放送、未発表の関連商品の展示や公式コスプレイヤーが実際に着用した衣装が展示。さらに、先日発表されたばかりのTCG「PHANTASY STAR ONLINE 2 TRADING CARD GAME」体験会なども行われ、アークスの1年を締めくくるに相応しいイベントとなっていた。
「ゆゆゆ」コラボも発表された「サテライト INFORMATION」
ステージは、「PSO2」に関する様々な情報が発信されるサテライトのコーナーからスタート。WebMoneyやネットカフェとのコラボ情報や、各種グッズの最新情報が発表された。コーナーの最後には、サプライズとしてTVアニメ「結城友奈は勇者である -勇者の章-」とのコラボレーション実施も明かされた。結城友奈と東郷美森の変身後のコスチュームやアクセサリーが登場する予定だ。
「PSO2es」に新コンテンツ「エターナルタワー」が実装!
「PSO2」の最新アップデート情報が公開される「アップデート EXPRESS」。まずは「PSO2es」の12月から1月のアップデート情報が明らかとなった。
新コンテンツとして「エターナルタワー」がついに実装される。全60フロアが存在し、トータルのタイムでゴールドレコードをクリアすると「★12ウェポノイド『アギト』」が手に入る。他にも限定の「★13新世武器『ドミナシオシリーズ』」などが入手できるようだ。ここで出現する敵は様々な耐性を持っているようで、手持ちのチップを上手く使うことが攻略の鍵になる。
また、新チップ情報も公開。お正月限定のニューイヤーチップが登場する他、新規ウェポノイドも登場する。特に「アネット[ニューイヤー]は、去年配信された「ジェネ[ニューイヤー]」と対になるとのことだったので、ぜひともセットで揃えたいところだ。
ログインするだけでウェポノイドチップが貰えるイベントや新春クエストの情報も公開された。1月11日から始まるランキングイベントでは、上位報酬としてウェポノイド「ローズスチュワード」が登場する。
「ダークブラスト」のカラー変更や新フォームの追加が決定!
ここからは「PSO2」に関する新情報が語られた。まずは直近に迫った12月20日のアップデート情報をおさらい。
続いて発表されたのは「2018年新春アップデート『ARKS NEW YEAR CARNIVAL 2018』Part1」の情報。新スクラッチとして「ブレイブキャヴァリア―」が配信される。異世界オメガをイメージした騎士のウェア&パーツや、話題のあのニット衣装も登場する。
新フィールド「幻惑の森」が、期間限定の12人用常設クエストに登場する。魔物種や鎧系のダーカーが登場し、クエスト進行中にルートが分岐することもあるという。クエストの最後には「オメガ・ヒューナル」が登場するので、★14武器ドロップのチャンスだ。
新年を祝うWEB連動イベント「ARKS NEW YEAR CARNIVAL」が、今年も開催されることも明らかになった。
ステージでは、さらに2018年新春アップデートPart2の情報も。「結月ゆかり」とのコラボスクラッチとして「エモーショナルエレクトロボイス」が配信される。VOCALOIDならではのミュージックディスクやルームグッズの他、バリエーションに富んだカジュアルな衣装も登場する。
再戦クエストとして、黒い邪竜「ドラゴン・アートルム」が配信される。より強力となった「エリュトロン・ドラゴン」という位置づけとなり、3回死亡で失敗となる高難易度のクエストになるようだ。このクエストでしかドロップしないアイテムも存在するとのことだった。
ここから先は2月以降のアップデート情報が公開された。2月下旬には通常クラスの追加調整が実施される。どのクラスも、さらなる使い勝手の向上を狙ったものになるという。また他にも細々とした調整が予定されている。
また、2月下旬から4月にかけては「ダークブラスト」関係のアップデートが行わるようだ。「ダークブラスト」は見た目が全て統一となっていたので、このアップデートを嬉しく思うプレイヤーも多いのではないだろうか。また「ダークブラスト」変身後も、キャラクターの見た目を残すことができないか検討しているそうだ。
イベントの最後には、2月に「バーチャロン」コラボが実施されることも発表された。初となる「RVR-75 ライデンII DNA SIDE」が登場する他、「とある魔術の電脳戦機」版カラーが登場することも明らかとなった。
「PSO2クラウド」は2018年春にサービス開始予定!
ステージでは、出演者と来場者による「エリュトロン・ドラゴン」討伐コーナーがあったのだが、そこでNintendo Switchで配信される「PSO2クラウド」の情報が公開された。
最後に「PSO2クラウド」のサービス開始時期が、2018年春であることが発表された。具体的な日付までは明かされなかったが6月などにはならないとのこと。
Nintendo Switchで「エリュトロン・ドラゴン」に挑戦!
イベント終了後、メディア向けの試遊会が開催され、12月20日に実装される「エリュトロン・ドラゴン」にNintendo Switchで挑戦することができた。ここからはそのインプレッションを紹介しよう。
クエストが開始すると、まずはエネミーとの戦闘になる。ここは特に気をつけることも少なく、後ろから援護射撃をしてくる「エリュトロン・ドラゴン」の範囲にさえ注意を払っておけば問題なく進めることができるだろう。
雑魚フェーズが終わると、いよいよ「エリュトロン・ドラゴン」とのバトルだ。この状態の「エリュトロン・ドラゴン」は弱点が露出していないので、みんなで足などを集中攻撃して弱点を露出させよう。弱点は青い紋章として出現する。
さらにマップに出現する「ラコニウムソード」のチャージPAを、弱点に当てることで青い紋章が黄色に変化。さらに効率よくダメージを与えることができたぞ。また、「ラコニウムソード」は防御性能が中々高く感じたので、慣れないうちは下手にステップで回避するよりガードすると安定して戦闘を行うことができた。
ある程度ダメージを与えると、「エリュトロン・ドラゴン」は空中から火炎弾で攻撃してくる。この火炎弾は破壊しないとプレイヤーに向かって落ちてくるので、城門に設置されている大砲で撃ち落とそう。何度か火炎弾を撃ち落とすと「エリュトロン・ドラゴン」本体が落ちてくるので、弱点の羽を攻撃だ。
最終フェーズは、「エリュトロン・ドラゴン」の頭にも弱点が露出する。とはいえ激しく動く部分なので攻撃後の隙や、他の部位を攻撃して怯ませたタイミングで狙っていくことになるだろう。また最終フェーズでは、「ラコニウムソード」が12本出現する。自分の武器の強化次第では必要ないかもしれないが、一度は手にしておきたいところだ。
「エリュトロン・ドラゴン」は、12人で協力して戦うのでオンラインゲームらしさを感じられ、非常に楽しいレイドボスという印象だった。ギミックとして登場する「ラコニウムソード」も、武器の強化に自信の無い人にとっては嬉しい存在で、広い層が誘い合って遊ぶことができるだろう。また「PSO2クラウド」という点に関しては、確かにラグを感じる場面が無いわけではなかった。しかしプレイに支障がある程には感じず、少なくとも「エリュトロン・ドラゴン」戦に関しては問題なく遊べた。
Nintendo Switchさえ持っていれば気軽に遊ぶことができるので、プレイしていない人にとっては「PSO2」を始める最初の一歩として、既にプレイしている人にとってはアプデ日のスタートダッシュや(アップデートを適用しなくていいので)携帯機として、様々な用途で活躍するのではないだろうか。
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