「BLESS」に待望のディフェンス型PvEコンテンツが実装!運営チームもプレイした「次元の迷宮」プレイインプレッション

ゲームオンがサービスを行うMMORPG「BLESS」。4月25日に実装を予定している新コンテンツ「次元の迷宮」を、実装に先駆けて体験することができたのでプレイフィールをお届けしよう。

「BLESS」の次期アップデートでは、待望の新コンテンツ「次元の迷宮」が実装される。

本コンテンツは、最大3人のパーティーメンバーで挑むディフェンスコンテンツとなっており、押し寄せてくるモンスターからタワーを守りつつ、規定数のモンスターを倒すことでラウンドが進行していく。

ラウンドは全部で20存在し、先に進むにつれ難易度は上昇していくため後半は激戦必死。緊張感のあるバトルを楽しむことが可能だ。

「次元の迷宮」は複数人で遊ぶコンテンツということで、今回の挑戦では、「ファミ通」、「4Gamer」、「OnlineGamer」の3メディアによる共同戦線が張られることに。右も左も分からない状況でのプレイとなったが、普段から様々なオンラインゲームに触れている実力を、いかんなく発揮できる場となった。

3人パーティーなので、やはりロールは分けたほうがいいだろうということもあり、バーサーカー、レンジャー、パラディンによるパーティーを結成。厳選なる抽選が行われ、筆者はあまり使ったことの無いパラディンを担当することになった。

厳選なる抽選光景。

「次元の迷宮」は、ホワイトデザートの“黒き門”に新たに追加されたゲートから挑戦することが可能だ。直接飛ぶことは出来ないので、“ミグダル商業区”や“審判の尖兵隊の駐屯地”などを経由するといいだろう。ちなみに「メニュー」→「対人戦」→「ランキング」から参加ボタンを押すことでパーティーがマッチングされると、ルーメナを消費して直接ワープすることも可能となっている。参加条件は、現在のキャップであるレベル45だ。

システムメニューの対人戦に新しくランキングというタブが追加されている。

それではパーティーを組んで早速突入!……しようとしたところで見慣れないバフアイコンが目につく。これは次期アップデートにて新しく追加される「パーティー効果」というシステムで、パーティーの構成(職業や種族)によって、戦闘用と生活用それぞれのバフ効果が付く。それぞれセットしたものによって効果内容は異なるので、挑戦するコンテンツで変更していくといいだろう。

ちなみに変更権はパーティーリーダーのみが持つので忘れないように。

パーティー効果もセットし準備も整ったところで、いよいよ「次元の迷宮」に挑戦することに。このコンテンツは専用のマップでゲームが進行、3方向にある門から続々と湧いてくるモンスターは自陣の奥にある“封印の聖遺物”を破壊しようと進んでくるので、これを阻止するのが目的だ。“封印の聖遺物”の前には“補助聖遺物”や“プロボックタワー”が存在し、まずはこの2つが優先的に狙われる。

“封印の聖遺物”を破壊されるか、パーティーメンバーが全員戦闘不能になるとコンテンツ失敗となる。
“封印の聖遺物”の前には、“補助聖遺物”や“プロボックタワー”が存在。最初はコチラが狙われるので、ひとまずはここに防衛拠点を築くと良さそうか。

また前述した通り、「次元の迷宮」はラウンド制となっており、全20ラウンド存在する。さらに11ラウンドまで到達すると別マップへ移動となるようだ。プレイレポートという体もあるので、新マップを見るためにも11ラウンド到達がメディア陣にとっての目標になった。

さて、ここからは実際に「次元の迷宮」をプレイしてみた所感をお伝えしていこう。コンテンツがスタートすると、事前情報の通り門からモンスターが出現する。とはいえ、そこまでの物量は感じられず、「おや?コレは……」と楽勝ムードが漂う。

しかしラウンド3あたりから、その雲行きは怪しくなってくる。途中から“報われぬ霊”というモンスターが登場するのだが、このモンスター、プレイヤーの目の前をスルリとすり抜けて奥へ奥へと進んでいってしまう。

通常、モンスターはオブジェクトを壊そうとしてくるがヘイトの概念もしっかり存在するのでプレイヤーを素通りするということは無いのだが、この“報われぬ霊”は我々の常識が通用しない相手のようだ。「1体くらいなら大丈夫かな?」と楽観視していたところ、なんとオブジェクトに自爆攻撃をして、“補助聖遺物”の耐久値を削るという暴挙に出たのだ。

「これはマズい!!」と認識を改め、“報われぬ霊”討伐を最重要タスクに引き上げるも、このモンスターは非常に硬く、3人がかりでようやく倒すことに成功。ホッと息をついていると、今度は3方向の門からモンスターが押し寄せ、これの処理に必死になっていると、またもや“報われぬ霊”が出現……と、ジリジリ前線が押されるハメになってしまった。

なんとか起死回生の一手を打ちたい……! と考えていたところ、ラウンドクリア時に謎のポイントが手に入っていることに気づく。これは次回の「次元の迷宮」挑戦時に持ち越しができないトークンのようなもので、NPCから様々な効果のあるオブジェクトを購入できるようだ。

試しにフレイムガンという設置物を購入し、配置してみたところ火炎放射で大量の敵を薙ぎ払ってくれた。しかしその後、クールタイム中にあっさりと敵に破壊されてしまったので耐久値はそこまで高くないようだ。オブジェクトを設置したら、その周りで戦うといいのかもしれない。

紆余曲折ありながらも何とかラウンドを進めていくが、徐々に数を増していく“報われぬ霊”に少しずつ“封印の聖遺物”を削られてしまう。また、ラウンド5毎に登場するボスモンスターにも苦戦を強いられ、あえなくラウンド6で“封印の聖遺物”を含めた全てのオブジェクトが破壊されチャレンジ失敗となってしまった。

ラウンド5毎にボスモンスターが出現する。

プレイ中はかなり善戦した感もあったのだが、結果だけ見てしまえば志半ばにしての殉職。「このままでは帰れない! でもこのまま続けてもクリアできる気がしない!」という大人の事情を抱えた我々メディア陣がとった行動は、運営陣にお手本のプレイを見せてもらう、そしてそのスクリーンショットを頂くというものだった。

右から運営プロデューサー・箕川学氏、
運営チーム/イベント・キャンペーン担当の中村直樹氏、
運営チーム/QA・デバッグ担当の徳倉龍太氏。
表情は真剣そのものだ。

いざコンテンツが始まると、やはりというべきか何というか流石のプレイを繰り広げる運営チーム。まず我々のプレイと違うと感じたのが、防衛拠点の築き方だ。恥ずかしながら我々は、やれ左に敵が湧いたとなれば全員でそこに向かい、今度は右だと聞けば、そちらへ全員で向かう、さながら体育の授業のサッカーのようなプレイをしていたのだが、運営チームは3方向の中央に位置取り、全員で一箇所に固まる敵を倒すことに専念していた。

これであれば“報われぬ霊”を見逃すことも無く安定したプレイができる。さらに設置したオブジェクトも効率よく運用できるので、目の当たりにするとコレ以外ないと思える戦い方だった。

パラディンのヒールヘイトで敵を自分に向けておきながら、敵に継続ダメージを与えるポインズンタワーで敵を削るという戦法も。これは結構良さそう。

途中、機材の不調で“封印の聖遺物”を削られるというトラブルもあったものの、危なげなく11ラウンドに到達し、次マップを拝むことができた。

次マップは初期マップからは一転、野外での戦闘となる。門の配置も嫌らしいものになっていて、一箇所は“封印の聖遺物”の近くに、一箇所は遠くに配置されており、時間差で敵が湧いてくるので、どこに防衛拠点を置くかというのが重要になりそうだ。

また実際にプレイしていて気づくことができなかったのだが、ラウンドが進むにつれ購入できるオブジェクトのレベルが上昇している点も重要そうだ。手に入るポイントは中々に少ないので、もし可能であれば後半まで取っておくと良いだろう。

アイスタワーで敵の動きを留めサンダータワーで殲滅するという、タワー同士のシナジーも垣間見えた。

非常に好調に進んだ、運営チームのお手本プレイ。このまま全ラウンドクリアまでいってしまうのかと思われたが、最終19ラウンドで60匹以上のモンスターが登場しあえなく全滅。ラスボスの姿を確認することが出来なかったのが残念だったが、それでも納得せざるを得ないプレイを見せて貰うことができた。

ラウンド15には巨大なボスモンスターも登場

ここで今回のテストプレイは終了となったが、最後に気になる報酬を紹介しよう。「次元の迷宮」は、次期アップデートで新しく追加される装備部位“ブレスレット”を手に入れるための場所になる。入手先は全部で以下の3つだ。

  • クエスト「[防衛戦]次元の迷宮第5ラウンド完了」
    • 「次元の迷宮」5ラウンド成功でクエス完了。報酬として獲得。対象は個人。
    • アイテム「アイアンブレスレット」
  • モンスター退治
    • 「次元の迷宮」10ラウンド防御戦or20ラウンド防御戦に登場するボス退治時、100%の確率でブレスレットアイテム(PTで1個)をランダムでドロップ。対象は個人。
  • 次元の迷宮ランク報酬
    • 「次元の迷宮」10位のPTまで報酬として100%の確率でブレスレットが生成されるボックスアイテム「次元の迷宮箱」を提供。毎週火曜日に支給。対象はPT。
    • アイテム「次元の迷宮箱」

「次元の迷宮」ランク報酬について補足すると、本コンテンツクリア時のラウンド進行数でランク付けが行われ、その順位によって手に入る「次元の迷宮箱」が決定する。また同一ラウンド数の場合は、クリアタイムによってランキングが決定する。それぞれの順位に対して手に入る「次元の迷宮箱」の数は以下の通りだ。

順位 挑戦ポイント 次元の迷宮箱
1 1000 5
2 964 4
3 928 3
4 893 2
5 859 2
6 826 1
7 793 1
8 761 1
9 730 1
10 700 1

また、「次元の迷宮箱」やドロップで手に入るブレスレットの種類は以下のようになっている(一部を抜粋)。

  • アイアンブレスレット
    • 力、敏捷、体力、知能、知恵1増加
  • クィックブレスレット
    • 敏捷8/移動速度1%増加
  • ドレインブレスレット
    • 攻撃ダメージの0.5%回復

さらに「次元の迷宮」クリア時や、ランキング報酬として挑戦ポイントが手に入る。このポイントを消費することで“闘魂の魔石”という、ブレスレット強化用の素材を入手することも可能だ。

ブレスレットは現状で「次元の迷宮」でしか手に入れることができないアイテムだ(取引所に出品は可能)。新しい装備部位ということで、比較的手に入れやすい「アイアンブレスレット」でも、キャラクターの強化に繋がるだろう。

中々に歯ごたえのあるコンテンツではあるが、カンストキャラクターを所持している人は、ぜひ挑戦してみて欲しい。

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