ゲームオンがサービスを行うMMORPG「黒い砂漠」。5月20日に東京・グランドプリンスホテル新高輪にて、オフラインイベント「3rd ANNIVERSARY Party」が開催された。
「黒い砂漠」は、2015年5月にオープンサービスを開始したMMORPG。
細部まで丁寧に作り込まれたクオリティの高いグラフィックをはじめ、アクション性の高いノンターゲティング方式の戦闘、経験豊かな開発者の妥協を許さない奥深いコンテンツがオープンワールドの美しい世界に散りばめられており、多彩な魅力に溢れたタイトルだ。
今回開催された「3rd ANNIVERSARY Party」は、その名の通り「黒い砂漠」の3周年を祝うオフラインイベント。事前の抽選で選ばれた約300名ものユーザーがグランドプリンスホテル新高輪に集まり、ユーザー間や運営チームとの交流を楽しんだ。
本イベントはドレスコードの着用が義務付けられており、まるで大規模な結婚式のよう。しかし一歩会場内に足を踏み入れると、コスプレイヤーやユーザー作成のグッズが展示されているなど、実家のような安心感を感じた。また会場内では、ピアニストの伊藤万里さんによる「黒い砂漠」楽曲のピアノアレンジを生で聞くこともできた。
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さらに、招待制の無料イベントであるにも関わらず、参加者にはホテルの一流シェフによるコース料理が振る舞われた。筆者もご相伴に預かることができたが、メニューの数々は非常に美味で、さらにドリンクやパンも付くなど至れり尽くせりの内容だった。
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| 海の幸マリネと蟹のレムラード 琥珀色のコンソメジュレ 野菜ピューレと緑葉のコンポジション |
真鯛のクルスティアンと帆立貝のグリル 青海苔香るソースと 彩り野菜のハーモニー |
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| 牛フィレ肉 スー・ヴッド 胡椒風味 茸ラグーのせ 滋味あふれる赤ワイン入り ポルト酒ソースで |
パッションムース マンゴージュレ マスカルポーネクリーム添え フルーツと木苺ソースと共に |
麥谷氏の挨拶ではジョブ調整についても言及
本イベントは、「黒い砂漠」の運営プロデューサー・麥谷将人氏の挨拶でスタート。「黒い砂漠」が3周年を迎えられたことに対する感謝の言葉を述べた。また、最近の臨時メンテナンス、アップデートのバランス調整で不安な気持ちにさせてしまったことに対する謝罪を行う。これらに関しては、運営チームとしても大きな問題として捉え、公式掲示板や各種SNSの声をまとめ、開発元と協議中とのことだった。
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| 「黒い砂漠」運営プロデューサー・麥谷将人氏 |
麥谷氏の挨拶が終了後は、GM・くまき氏による乾杯の掛け声でイベントはスタートした。
最新アップデートなどのロードマップが公開！
「3rd ANNIVERSARY Party」には、開発元のPearl Abyss ビジネス統括を務めるハム・ヨンチョル氏も登壇し、「黒い砂漠」日本サービスにおける最新ロードマップも公開された。ここでは、その内容をまとめて紹介していこう。
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| Pearl Abyss ビジネス統括 ハム・ヨンチョル氏 |
2018年下半期には新マップ“ドリガン”が実装される。ドリガンはハイデルの下にある地域で、首都は「ドベンクルン」という。高低差がある街なので今までと違ったものになっているそうだ。
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ドベンクルンには、温泉が存在。温泉に入ると行動力が回復するとのこと。ハム氏は、福岡県にある温泉に訪れたことがあり、そこに非常に近いそうだ。
新しい狩場として「レッドウルフの村」が登場する。難易度はバレンシアに近いとのこと。新しいアクセサリーがドロップする。
もう一つ追加される狩場「シャレカンの墓」は、ドラゴンと戦って死んでしまったシャレカンの墓があるエリアになるそう。この狩場は昼と夜で難易度が異なるのが特徴だ。ここでもアクセサリーがドロップする。
さらに、ワールドレイドボス・レッドドラゴン“ガーモス”が住むエリアも追加。“ガーモス”に食べられた冒険者の骨が山のようになっているそうだ。今までボスが出現するエリアとはまったく異なる雰囲気になっているので、面白い体験ができるとのことだ。
“ガーモス”のビジュアルも公開。「黒い砂漠」では、初めてのドラゴンの形をしたモンスターだ。陸地に出現するモンスターでは一番の巨体を誇るとのこと。“ガーモス”の討伐に成功すると、“ガーモスの心臓”というアイテムがドロップする。このアイテムを使って武器を強化することができる。
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| “ガーモス”は、空を飛びながら範囲攻撃をしてくるそうだ。 |
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| “ガーモス”の大きさを比較するための画像も公開。 今までのモンスターと比べるとその巨大さがわかる。 |
“ガーモス”を討伐すると手に入るアイテムを交換することで、新しいペット“レッドドラゴンパピー”が手に入る。「黒い砂漠」では初めてペットをゲーム内で入手することが可能になる。
次期アップデートでは、ここで紹介されたもの以外にも様々なコンテンツやミニゲームが実装されるそうだ。
「ドリガン」のアップデート以外の部分として、今後の「黒い砂漠」についても紹介があった。まずは、以前から説明のあったグラフィックのリマスタリングについてだ。こちらの作業はほぼ終了しているようで、8月頃には公開できるのではないかとのことだった。また、オーディオのリマスタリングも行われており、グラフィックと同時実装を目標に作業が進行している。
また海のコンテンツでは、今年の夏頃に新しい帆船を実装できるよう準備が進んでいる。この帆船には今までにない新しいシステムが追加される。例として海賊船などが作れるようになったりするそうだ。また、帆船以外にも水着などのアイテムを追加できないかなども検討しているそう。
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さらに全世界のユーザー向けの施策も進行しているそうだ。「黒い砂漠」は、約150国、12種類の言語でサービスを行っている。直近のアップデートによるジョブバランス調整などもそうだが、グローバルにサービスをしていると国によって感想が違ったりするそうで、どうすれば多くのユーザーに満足してもらえるかというのは、開発としても悩ましい問題なのだとか。
その問題を解決するために、「黒い砂漠」では「グローバルテストサーバー」が実装されるそうだ。このサーバーはプレイヤーが国別のIP制限が無い状態で、実装前のコンテンツをプレイして意見を投稿できる。現在、常にオープンするかアップデートの際にピンポイントでオープンするかなどを含め、調整中とのこと。この「グローバルテストサーバー」を活用して「黒い砂漠」がより良いゲームになるよう頑張りたいとのことだった。
リアル謎解きイベントやプレゼント抽選会も！
本イベントでは、同じテーブルの参加者同士で強力しながら謎を解くリアル謎解きイベント「トレジャーハンティング『しながわ編』」や、Webマネーやキーボード・マウス、グラフィックスカードなどが当たるプレゼント抽選会が開催。参加者はこれらのイベントを楽しみながら、交流を深めることができた。
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| 「トレジャーハンティング『しながわ編』」 | |
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| プレゼント抽選会 | |
また各イベントの合間のフリータイムでは、麥谷氏が各テーブルを周り意見交換や記念撮影を楽しんだ。さらに、GM・くまき氏がこの日のために練習してきたというピアノ演奏も披露。
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「黒い砂漠」づくしの「3rd ANNIVERSARY Party」は大盛況の中、幕を閉じた。
イベントを終えて麥谷氏にショートインタビュー
本イベント終了後、麥谷氏に3周年を迎えた感想を聞くことができたので、その内容を掲載しよう。
――3周年を迎え、そして本イベントを終えての感想をお願いします。
麥谷氏：本当に今日はありがとうございました。ご挨拶の時にもお話しましたが、バランス調整のアップデートについて不満を持っているプレイヤーの方がいる中で、今日のイベントを無事に終えることができて安心しています。
これはひとえに、「祝の場なので切り分けて考えよう」と、声を挙げてくれたユーザーの方のおかげだと感じており、非常に感動しました。
それだけ皆さんが「黒い砂漠」を好きでいてくれていると実感できましたので、日本のユーザーさんの声をできるだけ開発元に届けて、皆さんに満足してもらいたいと改めて思いました。
また、そういう状況の中でも「黒い砂漠」の接続者数が、サービス開始時を越えて最高を記録しました。なので余計に頑張っていかなければと感じています。
――接続者数が増加している原因はどういったところにあると認識していますか？
麥谷氏：色々なキャンペーンを行っているので一概には言えませんが、例えばバーチャルユーチューバーの協賛企画などを行っており、そういった要素から新規のお客様に遊んでもらっているのかなと思います。
――ちなみに本日のロードマップでは様々な新発表がありましたが、全て日本向けの話でしょうか？
麥谷氏：日本向けの内容になります。アップデートなどは既に韓国で入っていますし、リマスタリングなども同じ様な時期に実装されると思います。
――ありがとうございました。
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