スクウェア・エニックスは、サービス中の「戦国IXA」において、サービス開始から8周年を迎えたことを記念するオフラインイベント「戦国IXA 8周年記念 同盟の陣」をヒルトン東京お台場にて開催した。
「同盟の陣」は「戦国IXA」で毎年の恒例となりつつあるイベントで、今年はヒルトン東京お台場の宴会場を貸し切り、120名以上の城主(プレイヤー)を招待したオフラインイベントが開催された。
そしてなんと本作で武将カードのイラストなどを手がけた正子公也氏も来賓として会場に。ファンから記念写真の撮影やサインなどを求められた際も快く対応されていた。後ろのパネルは正子氏が手がけた水野勝成のイラストで、ゲーム内では仕様上トリミングされてしまった部分なども見ることができる機会で、多くのファンがイラストをじっくりと見ていたのが印象的だった
イベントではスクウェア・エニックスの代表取締役社長の松田洋祐氏が登壇、本作が8周年を迎えられたことにプレイヤーに対して感謝を述べたあと、「これから本作をますます大きく発展させていけるように、チーム一丸となって運営を続けていきたいと考えております」と今後の抱負を述べた。
その後本作のプロデューサーである安次嶺佑太(あしみねゆうた)氏が登壇、「今年はもちろんアップデートなども実施いたしますが、処理負荷による問題の解決や、ゲーム内のイベントなどにも注力していきます。今後もより良い『戦国IXA』にしていきますのでよろしくお願いします。」とコメントし、安次嶺氏の乾杯の音頭で宴が始まった。
今年も来場者にはフルコースの料理が振る舞われたのだが、今回は戦国グルメということで、徳川家康の大好物だったという「鯛の天ぷら」や、伊達政宗がその名前のルーツとも言われる「伊達巻き」といった戦国武将にちなんだ料理が振る舞われた。会場は同盟ごとのテーブルに分かれており、同じ同盟のプレイヤーということで美味しい料理と、美味しいお酒で、「戦国IXA」話に花を咲かせていた。
また安次嶺氏は、「プロデューサーに就任してまだ半年で、ここにいらっしゃるプレイヤーの方に比べるとまだまだ新兵ですので、ぜひ生の声を聞かせていただけますと幸いです。」とコメントし、すべてのテーブルを回りながら来場者と直接交流を深めていたのが印象的だった。あとで参加者に話を伺ってみたところ、ちょっとした雑談から今後のアップデートの要望などを、直接ぶつけることができたという。
さらに各テーブルを回った安次嶺氏はすべての参加者に記念のリアルカードをプレゼントした。参加者は事前にどの武将のカードが欲しいかを伝えていたそうで、参加者全員がそれぞれのカードをプレゼントされていた。どの武将を選んだかの理由は様々だったが、「最初に入手した武将なので」や「自軍の中で活躍していた武将」など、どの参加者も思い入れのある武将を選んでいた。
気になる17章の刷新は2019年2月!防御に力を入れたアップデートに
そして本イベントでは気になるアップデートについての発表が行なわれた。まずは次の17章の刷新は2019年2月を予定しており、本章では防御に力を入れたアップデートを予定しているという。
会場から大きなリアクションがあったのが「本領陥落時に他拠点に加勢している部隊が強制帰還させられる」という要素だ。この内容はゲームに大きな影響を与えるのは間違いなく、「運営チームでも悩んでいる部分」とのことだ。
その他にも仕様変更や新要素などの追加が行なわれるが、「防御をしやすい状況にして、防御により多くの戦功が得られるようにしつつ、敵襲も来るようなアップデート」を予定しているという。
見えない力が働いた?ルーレットで豪華な8周年記念イベントが決定!
そして「同盟の陣」お馴染みとなったのが今後実施されるイベントをルーレットで決める催しだ。今回は8周年ということで予め8つの数字が割り振られたルーレットが登場した。
1回目は「合戦戦功10で天戦チケット1枚」、2回目は「ランクアップ合成成功確率100%」と続く。参加者からの期待に答えて3回目は2つのイベントを同時に実施されることになり、「戦国くじ【金】が400金」、「戦国くじ【銀】が200金」、4回目は「極選ポイントが3倍」のイベントが実施される。
これで定番の催しが終わるかに見えて……、ルーレットからシートが剥がれ落ち、「全部」と「ハズレ」しかないルーレットが登場。そしてこのルーレットを回すのはもちろん安次嶺氏だ。ステージの様子を見ている全員からの期待とプレッシャーを背負って回ったルーレットはやはり“見えない力”が働き見事に「全部」を指して止まり、5回目は全ての項目が実施されることになった。
なおイベントについての詳細などについては改めて公式ホームページなどでアナウンスされるので正確な期間などについてはそちらを確認して欲しい。
ちなみにこの会場の熱気の理由が気になり、何名かの参加者に話を伺ったのだが、このイベントのために遠方から訪れた参加者も多く、ある参加者は「このイベントのために飛行機に乗り、宿を確保して来ました」と話していた。またプレイ歴も5年、6年、一番長い参加者はサービス開始時からプレイしている(!)とのことで、改めて本作への熱と愛を感じるイベントだった。
そんな本作の魅力についても伺ってみたところ、ある参加者からは「人間味があることが魅力ですね」と話してくれた。「すごく良い人もいれば、すごく腹が立つプレイヤーもいるんですけど(笑)。そういった様々なプレイヤーと関わるのが本作の魅力ですね」と話してくれた。また別の参加者からも「『戦国IXA』をきっかけでブログを書いていたら他のプレイヤーから『ブログ読んでます』といったメッセージをもらったりすることがあり、そういった交流も楽しい部分です」と話してくれた。この“人間味”という言葉が今回のオフラインイベントで見られたようなプレイヤー同士の深い交流に繋がるのだろう。
そしてイベントの最後は安次嶺氏からは「これからも楽しいゲームを作っていきたいので、これからもよろしくお願いします。いただいた意見を参考にし、10年、20年と続けられるようなコンテンツになるように頑張っていきます」と話し、イベントはお開きになった。
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