「TERA」レベルキャップ解放により覚醒までの道のりが快適に！“スキル練武”や“装備合成”など新要素も紹介

ゲームオンがサービスを行うMMORPG「TERA」。3月27日に実装されるアップデート「謎の浮遊要塞」を一足先に体験することができたので、その内容を紹介する。

3月6日に配信された公式生放送「テラライブ！～Vol.30～」にて、実装されることが明らかとなった「TERA」の最新アップデート「謎の浮遊要塞」。

このアップデートでは、4年半ぶりとなるレベルキャップ解放や新システムの追加、また新しく始める人に向けた成長区間の改善が行われる。

今回は、アップデート実施に先駆けて新要素を体験。レベルキャップ解放による緩和の内容や新システムなどを紹介していこう。

成長区間ダンジョンはサクサクプレイ可能なバランスに！

今回のアップデートで大きな目玉となるのが4年半ぶりとなるレベルキャップ解放だ。これまで65レベルだったキャップが、70レベルまで開放される。それに伴い、多数のミッション／デイリー／狩場クエストが追加。また、既存フィールドの一部がレベル65以降の狩場へ変更となる。

レベル65未満の成長区間には緩和が実施される。今まで適正人数が5人だったのが3人に。さらに少人数で攻略が可能なバランスへと変化する。また、「秘密基地」や「ヴァンピールの屋敷」といった一部のダンジョンには、ソロダンジョンが追加される。ソロダンジョンは1人でも攻略が可能なバランスになっているが、代わりに報酬や経験値が手に入らないという仕様だ。あくまでクエストを進めるための簡易的なモノとしてみるべきだろう。

今回のテストプレイでは、3人用になった「秘密基地」ダンジョンに実際に3人で挑戦。その難易度の程を確かめてみることに。

新しく導入される3人用ダンジョンではマッチングの仕様も変更となっており、今までヒーラー職がマッチングの際に必須とされていたが、それが撤廃されている。それでは、ということもあり今回はアタッカー3人で攻略に挑戦。使用するキャラクター3人は、全員がレベル20。特別に強い装備なども装備せずにクエストなどで手に入るものを着用している。

さて、実際にダンジョン内で敵と戦ってみて驚くのは、敵の柔らかさだ。道中の雑魚などは連撃スキルを2、3発当てれば溶けていくので、まるで別ゲーをプレイしているかのような爽快感を味わえた。

これだけサクサク倒せれば、タンクがタゲを取る必要もなく、被弾も少ないので回復もそこまで必要にはならない。さらに、ダンジョン内でも回復アイテムがドロップするようになっているので、もし大きなダメージを受けてしまっても安心だ。

ボスとの戦闘は、流石に棒立ちで攻撃をしていると少し苦しくなってくるので、ある程度大きな攻撃は回避しておくのがいいだろう。今回は全員アタッカーで挑戦したので当然なのだが、ターゲットが頻繁に移り変わり、かなりわちゃわちゃした状態だったがしっかりとクリアすることができた。

これまで、ダンジョンに挑戦するには5人のメンバーを集める必要があり、マッチングまで少々時間がかかってしまっていた。しかし今回はクラスに縛られず3人でダンジョンに挑戦できるので、今まで以上に快適にゲームを進めていくことが可能だ。ダンジョンを進めていけば、経験値や装備が効率よく手に入るので、今からゲームを始める人はレベル65までサクサクと進めていくことができるようになったと言えるだろう。

誰でもすぐに撃錬鉄シリーズが手に入る！レベル65開始のクエストを体験！

さて、お次はレベル65から開始するクエストを体験してみた。今回の導線改善によりレベル65からの装備集めが簡単になっているので、レベル70に向けてより快適なゲームプレイが可能になるだろう。まずはバラカニア領イルカにいる“鋼鉄の風・ムント”に話しかけることでガイドクエストが開始する。

実は今までもレベル65からのガイドクエストは存在していたが、別々のクエストが枝分かれして存在していて、少々煩雑なものだった。しかし今回のアップデートでこれらが一本化されて、連続するクエストを続けていくことで、“守り人装備”一式やアクセサリー、クリスタルなどキャラクターの強化に必要なものが一通り手に入るようになった。




今まで別なクエスト報酬で手に入ったスキル書「天駆ける軍馬」も、このクエスト中に手に入る。クエストを受けて回る際に便利だ。

装備の封印を解いてオプションを選択する際は、オレンジ色のものがオススメのオプションとなっている。特にこだわりがなければこの通りに進めていけばよさそうだ。

一通りの装備が揃うと、ソロダンジョン系のクエストに挑戦することになる。このクエスト自体は今までと同様だが報酬が一新されており、特に目玉として装備・防具の強化値を確定で上げることができる“強化呪文書”が獲得できる。これで装備を強化していくことで、“守り人装備”を“撃錬鉄装備”までクエスト報酬だけで強化することが可能だ。これまでの報酬で獲得した装備を順当に強化していけば、覚醒までの条件となる装備レベル439まで一気に到達することができるだろう。





ガイドクエスト開始から覚醒、そしてレベル66までの一連の流れ。

さらなるキャラクターの強化要素「聖石」「宝飾」装備スロットが追加！

ここまで、レベル65までの緩和要素を紹介してきたが、当然レベル66以降のさらなる強化要素というものも今回のアップデートでは追加される。まずは、レベル66から装備可能になる「聖石」「宝飾」についてだ。この2つは装備欄に新たなスロットが追加され、そこに新しいカテゴリのアイテムを装備するという、比較的シンプルなもの。

「聖石」「宝飾」には、緑、青、黄と等級が分かれており、同じ等級の中でもI～Vまで段階が分かれている。これらは、クエスト報酬やドロップで手に入るのだが、同一のアイテムを合成することで一つ上の段階に強化することが可能だ。ただし、合成は確定で成功するわけではなく、素材にした方のアイテムは消えてしまうので、最上の「聖石」「宝飾」を作ろうとするとなかなか長い道のりになりそうだ。

装備に新たなオプションを付与する「装備合成」！

装備に新しいオプションを付与する「装備合成」というシステムも新たに追加される。こちらはレベル制限は存在しないが、“撃錬鉄装備”から合成が可能となるので、実質的にレベル65以上のコンテンツと言えるだろう。

このシステムは、今回のアップデートで新たに追加される「錆びた○○」という素材アイテムを触媒にすることで、武器・防具にオプションを付与するというもの。付与されるオプションは「錆びた○○」に複数設定されており、その中からランダムに1つが実際に付与されるという流れだ。そのため、強力な装備を作るためには、目的のオプションが付いた「錆びた○○」アイテムを手に入れ、目的のものが装備に付与されるまで繰り返していく必要がある。

さらに、炎刃哭以上の装備にはオプションを2つ付与することができる。この場合、2回目以降の合成では、既に付与されているオプションのどちらが消えるかも含めてランダムになる。理想のオプションを2つ付けるのはかなり大変だろうが、その分やりこみがいのあるコンテンツになるだろう。

スキルの強化と新たな可能性を持たせる「スキル練武」！

ここまで装備の新たな強化要素を紹介してきたが、スキルにも新しい強化要素として「スキル練武」が追加される。これはレベル66から解放される新要素で、クラス毎に決められたスキルに“練武ポイント”を割り振って強化していくというものだ。練武ポイントは新しく追加された経験値のようなもので、フィールド狩りや釣りで手に入るスクロールを手に入れることでゲージが上昇していき、100％まで到達することで1ポイント手に入る。

「スキル練武」とひとまとめに呼んでいるが、実は強化のタイプは2種類に分かれており、レベル66、68、70の偶数レベルで解放されるスキルは前述した練武ポイントと素材アイテム、お金で強化していくことになる。こちらの強化は、スキルの威力などのパラメータを上げていく比較的シンプルなもので、それぞれ最大60まで強化することができる。

一方のレベル67、69のスキルの強化には練武ポイントが必要なく、“スキルオプション解放スクロール”という素材アイテムとお金だけで強化することが可能だ。こちらはどんどんスキルを強化していくものではなく、3種類用意されているオプションから1つをスキルに付与するイメージだ。もちろん3種類全てを解放することもでき、戦闘状態以外では自由に付け替えも可能。性能に関しても、タンカーがアタッカーのようにふるまえたり、全体バフが自身の強化バフになったりとプレイの幅を広げるといった意味合いが強そうだ。状況に応じて付け替えることで、今まで以上に自由なプレイが可能になるだろう。