韓国・釜山にて11月14日から開催のゲームショウ「G-STAR 2019」。ここでは、Pearl Abyssブースで出展された「Shadow Arena」を紹介する。
Pearl Abyssの代表作であるMMORPG「黒い砂漠」のコンテンツ「影の戦場」をベースに開発されている本作。50人のプレイヤーが最後の1人になるまで生き残りをかけて戦うバトルロイヤルゲームだ。
近年、シューティング系のミリタリーバトルロイヤルゲームが人気だが、そのゲーム性をファンタジーRPGの世界観で再現。韓国では11月21日から24日までの4日間にわたってクローズドβテストの実施が予定されている。
会場では、試遊台が出展されており、クローズドβテストに先駆けて本作をプレイすることができた。ここではプレイインプレッションをお届けする。
ゲームをスタートするとキャラクターの選択画面に切り替わる。6クラスからキャラクターを選択する形で、キャラクタークリエイトの要素は確認することができなかった。
ルームに入室すると50人のメンバーが揃うまでの間、広場で自由にスキルなどを試すことができる。メンバーが揃うとカウントがスタート、ゲームの開始とともに黒い影となって上空に発射、好きな場所に降り立つことができる。地上に降り立つと本来のキャラクターの姿になり、マップに生息するモンスターを倒してアイテムを入手していく。シューター系のバトルロイヤルゲームとは異なり、マップに落ちているアイテムを拾うのではなく、モンスターから手に入れるところがポイントだ。
マップには円が表示され、一定時間ごとに範囲が狭くなっていく。範囲外となってしまった場合は、移動速度が遅くなったりダメージを受けるようだった。
戦場には、小さな建築物や塀、背の高い植物などがあるものの、完全に身を隠すことは難しい。また、範囲が狭くなるに従ってモンスターが強力になっていき、さらにアクティブであるため、どうしてもトレインの状態になってしまう。
マップが狭くなり、トレインを発見、トレインの先頭にいるプレイヤーキャラを攻撃、キャラクター同士の戦いにモンスターが入り乱れるといった流れになりやすく、終盤は乱戦になりやすいと感じた。
基本的に籠もることができない作りになっているため、近接攻撃中心の戦いが頻繁に発生し、サクサクとゲームが進む印象を受けた。回復POTにも数十秒のディレイが設定されているので、相手と適度な距離をとったり、漁夫の利を狙ったりとプレイスキルはもちろん、戦略的な立ち回りが重要になりそうだ。
相手に倒されてしまうと、再び影に戻ってしまい、他のプレイヤーのプレイを観戦することができた。
ブースでは試遊の受付がスタートすると長蛇の列ができ、期待の高さが伺えた。バランス調整にはまだ時間がかかりそうだが、シューター系では味わうことのできない、回避行動を駆使したスリルある近接バトルなどバトルロイヤルゲームの新しい楽しみ方が生まれそうだ。