「アーキエイジ」神出鬼没でトリッキーな立ち回りはまるで暗殺者!?中二心をくすぐられる新適性「暗影」のプレイレポートをお届け

ゲームオンがサービスを行うMMORPG「アーキエイジ」。12月18日に予定されている大型アップデート「ArcheAge6.0 戦慄の暗躍者」にて追加される「暗影」の先行試遊イベントが、12月8日に東京・秋葉原のアイ・カフェAKIBA PLACEにて実施された。

12月18日に実装される次期大型アップデート「ArcheAge6.0 戦慄の暗躍者」。本アップデートでは、西と東の2大陸の勢力間で戦う「攻城戦」や、その勝利勢力が使用可能になる拠点「領地」など、新コンテンツが多数追加される。

そしてこのアップデートで大きな目玉となるのが12番目となる新適性「暗影」の追加だ。「暗影」は素早い動きと強力な近接攻撃スキルが特徴となる適性で、対象の敵に忍び寄って奇襲したり、俊敏な連続攻撃を繰り出したりと、忍者のような立ち回りが特徴だ。

そしてこの「暗影」を実装に先駆けて体験できるイベントが12月8日にアイ・カフェAKIBA PLACEに開催。事前登録不要で直接会場に足を運べるイベントとあってか、多くのプレイヤーが来場。「暗影」のプレイフィールを確かめたり、「GMルシウス」こと運営プロデューサーの石元一輝氏とPvPを楽しんだりと思い思いに楽しんでいる様子だった。

会場でプレイしているGMと対決して勝利するとペーパートイがプレゼント。
イベントの様子やSSをツイートするとオリジナルグッズが貰えた。

ここでは実際にプレイして感じた新適性「暗影」のプレイレポートをお届けしていこう。なお、ここで紹介するスキルや職業名などは開発中のものとなり、本実装と異なる場合があるので注意してほしい。

神出鬼没でトリッキーな立ち回りはまるで忍者か暗殺者のよう!

「アーキエイジ」には「格闘」や「ロマン」、「憎悪」など全11種の適性が存在しており、今回追加される「暗影」により全12種の適性が登場することになる。適性は、それぞれ格闘や魔法などに特化した特徴を持ち、プレイヤーが自由に選択した3種の適性の組み合わせによって職業が決定するというのが本作の大きな特徴だ。組み合わせは多様で、今回の追加により実に220もの職業から選択することが可能になる。

ちなみに「憎悪」追加の際は、職業名に「ギャンブラー」や「革命家」など面白い職業名が多数あったが、今回はどれも非常にカッコいい。例を挙げると“暗影×幻術×死”の「冥府の暗殺者」や、“暗影×鉄壁×使命”の「シャドウアサシン」なんかは、かなり中二心をくすぐられるのではないだろうか。

性能面での大きな特徴といえば、一部のスキルに、「左手装備の攻撃力に比例して追加ダメージを与える」効果を持つことだろう。「アーキエイジ」ではこれまで、左手装備の攻撃力はダメージに乗らず、武器のオプションでステータスを補強するという意味合いで使われることが多かった。しかし「暗影」の追加により、明確に双手武器で戦うメリットができたわけだ。

どのゲームにおいても二刀流というものは、非常にロマン溢れる存在で、これまた中二心をくすぐるバトルスタイルだ。「二刀流でガシガシ戦いたかった!」というプレイヤーにはかなり刺さる適性となっている。

さて、それではスキル性能から「暗影」の性能を確認していこう。まずは一番基本となる「三連斬り」だ。3連続で前方の敵を斬りつけるスキルで、3回目は前方に突進しながら攻撃するという特徴がある。また2打目には左手装備の攻撃力が乗り、クリティカルダメージが50%増加、3打目は、一部スキル(竜巻、剣の審判、乱舞、イルコの乱舞)のダメージを40%増加する「標的」効果を付与するのでしっかりと当てていきたい。

続いて範囲攻撃となる「竜巻」だ。素早く回転して自身の周辺にいる敵を攻撃する。こちらも左手装備の攻撃力が乗るので、装備次第ではしっかりと火力を出せるスキルとなっている。

次は単発で高い火力を持つ「剣の審判」。このスキルの大きな特徴はハイド状態で使用することでダメージが102%増加する点だ。後述する「闇の天幕」というスキルでハイド状態になることが可能なので、組み合わせて上手く使っていきたい。

移動スキルには「急襲」というスキルを持つ。このスキルは指定した位置に瞬間移動できるというもので、さらに指定した対象に一部スキルのダメージを増加する「標的」を付与できる。突然敵に近づき大ダメージを与えるという使い方が多くなりそうだ。また、スキルを使用してから5秒以内にもう一度スキルを発動すると、元の位置に戻ることができる。「暗影」は自衛スキルが少ないことから、こちらの効果もしっかりおさえておこう。

「暗影」のスキルは連続で攻撃するものが多く存在するが、その中でもディレイタイムが短く扱いやすいのが「乱舞」だ。対象を素早く攻撃し4回ダメージを与えるというスキルで、1、2、4打目に左手装備の攻撃力が乗る。「標的」効果とのシナジーも多く、「暗影」を使いこなす上で、ぜひとも使いこなしたいスキルと言えるだろう。

「暗影」のスキルの中でも最もトリッキーなのが、「影鏡」だ。このスキルは、直前に使用した「暗影」スキルを2倍のMPを消費して使用できる、というもの。シンプルに使うのであればディレイタイムが長い攻撃スキルに使用するのが使いやすいが、他にも移動スキル「急襲」にも使えたりとプレイヤーの想像力次第では、かなり悪さができそうなスキルだ。ちなみに対象スキルのディレイタイムを初期化するのではなく、「影鏡」自体が別のスキルに変化するというのも特徴だ。

少し見づらいが、6キーのスキルが5キーと同じものに変化しているのが確認できる。

「暗影」のコンセプトが移動スキルと近接スキルの組み合わせで戦うことになるため、少ないのだが遠距離攻撃も一応存在する、短剣を投げる「影爪」がそれだ。本スキルには対象を「鈍化」させる効果があるのだが、その状態時にさらにもう一度このスキルを当てることができれば「足止め」にすることも可能。このスキルのディレイタイムが約17秒、鈍化は3秒と一見すると不可能にみえるが……?

次に紹介するのが、先ほど「剣の審判」で触れたハイド状態になれる「闇の天幕」だ。指定した位置に影を召喚し、その中に入ることでハイド状態へとなる。このスキルを使用して不意打ちの一撃をお見舞いしよう。ただし時間は7秒と短めなので、移動スキルの「急襲」などと組み合わせて使うのがオススメだ。

「暗影」にはバフスキルが2つ存在する。その1つが「迅速な歩武」。足を軽くして、鈍足効果を持続時間を70%減少させるというものだ。使用する場面は限定的になりそうか。

2つ目のバフスキルが「戦慄の鷹」だ。攻撃速度が350増加する代わりに被ダメージが50%増加するというデメリットも大きいスキルとなっている。相手の不意をついたり、移動スキルと組み合わせるなどして、反撃をもらわない工夫が必要だ。

移動と攻撃を同時に行え、非常に便利だったのが「疾風の刃」だ。7mの距離を移動しながら経路にいる敵にダメージを与えるというもので、対象に「標的」効果を付与することができる。逃げる敵を追い詰めるのにも使えるし、咄嗟の離脱にも使っていけるだろう。なおパッシブスキルを習得することで移動距離を100%増加することも可能だ。

最後のスキルが「イルコの剣舞」。連続で剣舞を披露しながら敵に突進するスキルで、2回連続で使用可能だ。こちらも左手装備の攻撃力が乗り、2回分のダメージを考慮すると「暗影」の中では一番高火力のスキルとなる。移動も兼ねているので反撃も難しく、非常に強力だ。

以上が「暗影」のスキルとその特徴的な効果だ。「暗影」適性の中で自己完結しているスキルが多く、どの適性と組み合わせても一定の効果は発揮してくれるだろう。しかし、やはり近接向けのスキルが多いのも事実なので、実際にはその点を補強できる適性と組み合わせると強そうだ。

安定した立ち回りを求めるのであれば、やはり「格闘」などと相性がいいだろうし、防御面を強化したいのであれば「鉄壁」と組み合わせるなどだろうか。出血状態の対象に追加ダメージという効果のスキルもいくつかあるが、「暗影」のスキルに出血を付与するスキルが無いので、そこを補強するのも面白そうだ。

もちろん豊富な移動スキルなどを評価してサブ的な取り入れ方も良さそうだが、せっかくの二刀流近接職。できれば専用の装備を用意してスタイリッシュに立ち回ってみてほしいものだ。兎にも角にも、「アーキエイジ」の近接職としては、珍しいくらいにスタイリッシュな立ち回りが可能な新適性「暗影」。12月18日の実装時には、ぜひご自身でその手触りを確かめてほしい。

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