「メイプルストーリー」新職業「虎影」や新シナリオなど大型アップデート第2弾を徹底紹介！虎影役・山口勝平さんのサイン色紙プレゼントも

ネクソンが運営するオンラインRPG「メイプルストーリー」の大型アップデート「GLORY」の第2弾が12月24日に実施される。今回のアップデートの目玉というべき新職業「虎影（コカゲ）」の詳細と、新シナリオ「Borderless」の見どころについて紹介していこう。

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新シナリオ「Borderless」が実装！ついにグランディスの生命の超越者「ゼルン・ダルモア」が登場！？

「メイプルストーリー」の物語において、悪の元凶として君臨してきた「暗黒の魔法使い」。この「メイプル」最大の敵との長きにわたる戦いに、ついに終止符が打たれた。そして今回実装される「Borderless」より、いよいよ次なる敵との新たなストーリーが展開される。

物語は失踪したNPCハインズの行方を追うところから始まる。ハイズンは暗黒の魔法使いの「コア」の研究に没頭していたが、かつての暗黒の魔法使いの配下で今は地下牢に幽閉されているウィルから「コア」を受け取ったあと、どこかへ消えてしまう。プレイヤーはハインズの弟子であるNPCのエルウィン、リリーと一緒に、姿を消したハインズを探していくことになる。

今回のシナリオより異世界「グランディス」がメインの舞台となる。そしてグランディスワールドの生命の超越者にして、暗黒の魔法使いをも上回る力を持つという「ゼルン・ダルモア」がついに姿を現す。これまでも名前だけは何度か登場していたが、この強大な存在がいよいよ敵として本格的に動き出すのだ。

本作をプレイしている人ならご存知だろうが、グランディスにはゼルン・ダルモアのほかに時間の超越者：クロニカ、光の超越者：アイオナが存在していた。だが、ゼルン・ダルモアは時間の超越者：クロニカの力を奪取。ふたつの超越者の力を使う者としてグランディスに君臨するようになった。この絶対的な力を持つ強者に、どう対抗していくのか。これからの展開に大いに注目だ。

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新職業「虎影」の気になる能力をチェック！

続いて本作の46番目の職業となる、注目の「虎影」について紹介していく。虎影はグランディスワールドの獣人である「アニマ種族」に属する盗賊系のキャラクターだ。ステータスは「LUK」で、「術扇（じゅつせん）」と呼ばれる扇子型の片手武器を駆使して戦っていくことになる。



虎影はプレイできる初めてのアニマ種族のキャラクターになる。キャラクターボイスは人気声優の山口勝平さんが担当。

特筆すべきはさまざまな道術を使用できること。虎影は天・地・人の道術を駆使して戦っていくのだが、これらの技をヒットさせるたびに「護符道力」という道力ゲージがチャージされていく。この「護符道力」のゲージがたまると、「護符道術」と呼ばれる強力なスキルが使用可能になるのだ。さらに「護符道術」のスキルを使うと、今度は「巻物道力」という道力ゲージがチャージ。これがたまると、より強力な「巻物道術」というスキルが使用可能になる、という流れだ。

このように「巻物道術」は発動可能になるまでけっこう手間がかかるが、それだけにどれも威力はバツグン！　エフェクトも派手なものが多いので、ぜひ色々と試してみてほしい。




画面の右に表示されているのが道力ゲージで、天・地・人属性の道術を使うとゲージがたまっていく。

今回、ひと足先に「虎影」を使ってみることができたので、ここからはそのプレイインプレッションをお届けしよう。実際に操作をして、まず驚いたのが圧倒的なまでの機動力だ。「虎影」は「金斗雲」という独自スキルを持っており、これを発動すると雲に乗って一定時間空中を自由に移動することができる。2段ジャンプと組み合わせることも可能で、スピーディーにステージ内を飛び回るのは爽快感抜群だ。ちょっと操作に慣れが必要だが、本作をプレイしている人ならすぐに使いこなせるだろう。



金斗雲に乗って飛び回るのは非常に楽しい。如意棒で攻撃するスキルもあることから孫悟空をモチーフにした職業と思われる。

攻撃にも機動力が活かされている。分身を飛ばして攻撃する「土波流」というスキルがあるのだが、発動時に方向キーを同時押しすると、攻撃時に自身もその方向に瞬間移動するのだ。連続して発動することも可能なので、攻撃しながらあちこちに移動することができる。巨大な扇子を召喚して攻撃する「芭蕉風」、大地を撃って攻撃する「地震砕」といったスキルにも同様の効果があり、これらを使いこなすことで驚異的な機動力を発揮できる。

また、空中から敵を攻撃するスキルも使用可能だ。巨大な人面石を急降下させて周囲の敵にまとめてダメージを与えるというものだが、プレイヤーのいる地点から落とすので、多くの敵を巻き込むには高いところで発動する必要がある。つまり「金斗雲」のスキルと組み合わせることで、より効果的に使用可能だ。



多々ある移動スキルを上手く使いこなすことで「虎影」の強みを引き出すことができる。

巨大な人面石を叩き落とすスキル「遁甲千斤石」。空を飛ぶスキル「金斗雲」とうまく組み合わせて使いたい。

「虎影」は、機動力だけかというとそんなことはない。火力も飛び抜けていて、瓢箪に敵を吸収して発射したり、無数の分身で攻撃したりと便利なスキルが満載。上で紹介した「巻物道術」は特に強力で、どれもかなりの威力を誇っている。

たとえば「巻術：吸星渦流」は敵を吸い込む渦巻を設置するというものだが、非常に強力な上に味方を回復することも可能だ。周囲の敵を一定時間、カエルなどの弱い敵に変えてしまう「巻術：微生強変」、敵を自動攻撃する五色の蝶を呼び出す「巻術：胡蝶之夢」なども使用可能で、これらを駆使することで楽にザコ敵を狩ることができる。



「巻術：微生強変」

「巻術：胡蝶之夢」

5次スキルの巻物道術である「巻術：山霊召喚」はさらに強力だ。巨大な虎を召喚して攻撃するというもので威力はすさまじいのひとこと。発動時のエフェクトも非常に派手で、こちらも見どころのひとつになっている。

同じく5次スキルの「仙技：降臨・怪力乱神」も超強力。巨大な神を呼び出して、その力を借りて攻撃するというもので、発動すると与えるダメージが大幅アップ。さらにもう一度使用すると、複数の敵に大ダメージを与える全体攻撃を繰り出す。発動時にカットイン映像も流れるので、こちらも要注目だ。



巨大な虎を召喚する「巻術：山霊召喚」。

「仙技：降臨・怪力乱神」は発動時のエフェクトもかなり見応えがある。

補助スキルも充実している。とくに面白いのが巻物の絵の中に入って一休みする「仙技：夢遊桃源」で、敵が一撃死の攻撃を使ってきたときなどに使用すれば安全に回避することが可能だ。そのほか分身を師匠に変身させ、お説教で周囲の敵を行動不能にするというユニークなスキル「仙技：分身遁甲太乙仙人」、分身攻撃したあと半透明になって敵の目から隠れるパッシブスキル「暗行」、巨大な門を設置してそこに瞬間移動できるようになる「歪曲縮地符」など便利かつ多彩なスキルを使用することができる。



巻物に描かれた絵の中に入り込む虎影。なかなか風流なスキルだ。

こちらがスキルで召喚した師匠。恐ろしいほどの威圧感だ。

アニマ族の特徴である耳とシッポを隠す「形象変異」というスキルが使えるのもうれしい。あくまで変わるのは見た目だけで能力が変化するわけではないので、そのときの気分で自由に容姿を変えてプレイできるのだ。



左が通常時の虎影、右が耳とシッポを隠した虎影だ。

強力なスキルが使用可能になるまでゲージをためる必要があったり、バフを重ねて威力を上げたりと、ちょっとトリッキーなところがあるため最初は少し操作に戸惑うかもしれない。しかし、見ての通り高い機動力と攻撃力をあわせ持っており、自在に使いこなせるようになれば通常の敵はもちろん、ボスとのバトルでも大いに活躍してくれること間違いなしだ。

ステージ内を飛び回れるのも楽しい限り。このスピード感はこれまでの職業にはなかったもので、従来とは一味違うプレイを楽しめるだろう。スキル発動時のエフェクトも面白いものが多いので、ぜひいろいろ試して欲しい。