史上最大級のアップデート「リマスター」を先行導入する新ワールドで「リネージュ」が生まれ変わる!新クラスや神話武器など注目要素を紹介

エヌ・シー・ジャパンがサービスを行うMMORPG「リネージュ」。2月6日14時にオープンする新ワールド「オリジンサービス ハルパスワールド」で生まれ変わる数々の新要素を紹介する。

今回新たにオープンする新ワールド「オリジンサービス ハルパスワールド」は、グラフィックのフルリニューアルや自動狩り機能「PSS※」が導入される大型アップデート「リマスター」、約5年ぶりとなる新クラス「フェンサー」の実装などが通常ワールドに先駆けて先行導入される。

※Play Support Systemの略、後述で紹介。

本国である韓国では2019年4月に「リマスター」、7月に新クラス「フェンサー」と段階的に実装されたが、日本ではこれらの要素をまとめて韓国の10月時点のアップデートを丸ごと導入してしまう、というのが「オリジンサービス ハルパスワールド」だ。

日本サービスは韓国の仕様を日本独自にローカライズしていたので、これまでおよそ1年のズレで実装されてきたが、「オリジンサービス ハルパスワールド」では今後も最低限のローカライズのみで運用されていく。その為、約3ヶ月のズレで最新のアップデートが楽しめるのが最大の特徴だ。ただし、それ故にワールド(サーバー)の属性が韓国で主流のがPvPサーバーという特徴も存在する。

今回「オリジンサービス ハルパスワールド」の導入に先駆けて、新ワールドを体験。生まれ変わった数々の要素を紹介していく。

グラフィックのフルリニューアル

今回の新ワールド最大の特徴は「リネージュ」史上、最大の大型アップデート「リマスター」で導入されるグラフィックのフルリニューアルだろう。本作は2002年2月に正式サービスを開始し、約18年にわたって運営されてきたタイトルなのでどうしてもグラフィックに時代を感じてしまうが、今回それが生まれ変わる。具体的には、1920×1080ワイド解像度のフルHDグラフィックに対応し、既存対比4倍に増加された解像度と2倍に向上したFPSによって、美しく滑らかに動作するグラフィックでゲームが楽しめる。

以下のように新旧の画像を並べてみるとその差は歴然。実際にグラフィックは一から作り直しているそうで、最初はまるで別なゲームを遊んでいるような不思議な感覚でプレイすることができた。

現行バージョン
リマスター後

また、グラフィックの刷新に伴いUIも変化がみられる。チャット画面が左下へ、アイテムやスキルが画面中央付近へと今風になっている。ただ、UIに関しては旧バージョンに変更することも可能だ。どちらを選ぶかは好みの問題だが、大規模戦闘などでは視野が広くなる新バージョンのほうに軍配が上がりそうだ。

リマスター後のグラフィックで旧バージョンのUIに変更することができる。

なお、今回グラフィックリニューアルが行われることによってパソコンの必要スペックも変更される。「リネージュ」は低スペックなPCでもプレイできるのがウリの一つだったので、この点は注意が必要そうだ。

リマスター後の推奨スペック

CPU:i53.2GHz以上
メモリ:8GB以上
グラフィックカード:Geforce GTX1050 TI4GB以上
ハードディスク:SSD30GB以上の空き容量

自動狩り機能「PSS(Play Support System)」

昨今のゲームのトレンドとして避けては通れないのが自動化システム、いわゆるオートというやつである。これが「リネージュ」にもついに実装されることになる。ゲームが便利になる一方でゲーム性が損なわれるのではと危惧するプレイヤーもいるかと思われるが、本作の自動狩り機能「PSS」は、非常にユニークなものになっている。

本作に新たに追加される自動狩り機能は、プレイヤーごとに非常に細かな設定ができるのが特徴だ。スキルの使用順や指定のHPを下回った際にポーションを飲むなどはもちろんのこと、「キャラクターが自動で移動し、狩りをし、街に帰還して商店でポーションを買う」「他プレイヤーの増加などで狩り効率が落ちてきたのでテレポートで別な狩場へ行く」など、まるで中に人がいるかのような挙動をさせることも可能だ。

その分、設定する項目は多岐にわたり、ちょっとしたプログラミングのようになっているが、自分のキャラクターに合わせて最適な「PSS」をつくり上げていく独自の楽しみが味わえる。ただ便利なだけでなく、自動化の設定自体を遊びにしてしまったというのは本作ならではだろう。

新クラス「フェンサー」

新ワールド「オリジンサービス ハルパスワールド」では、約5年ぶりの新クラス「フェンサー」も先行実装される。「フェンサー」は前衛職だが、「ナイト」と比較するとそこまでHPが高くない。その代わりに、これまでの「リネージュ」に無かった要素を持つのが特徴だ。

これまでの前衛職は、持ち前のHPでジリジリと耐えながら敵に近づきスタンをかけるというのが役割の一つだったが、HPがそこまで高くない「フェンサー」ではこれが少し難しい。その欠点を補うのが攻撃スキル「パンテラ」だ。このスキルは「リネージュ」では存在しなかった、移動を兼ねるスキルで、一定距離を瞬間移動して対象にスタンをお見舞いするスキルとなっている。

さらに「フェンサー」の特徴としてスキルクールタイムがスキルグループ管理となっている点が挙げられる。今までのクラスでは、一度スキルを使うと全てのスキルにクールタイムが発生していたが、「フェンサー」にはスキルグループの概念があり、様々なスキルを連続して使用することが可能だ。

これによって、「パンテラ」で不意打ち気味に飛び込み、火力スキルを連続で叩き込むというトリックスターのような立ち回りが可能だ。集団戦ではなかなか難しそうではあるものの、少人数での戦いではかなり強力なクラスになりそうだ。

右下のスキルアイコンに注目。使用したスキルのみにクールタイムが発生しているのが確認できる。

一方狩りについては、スキルが個別管理されているので複雑そうな印象を受けるかもしれない。しかし「フェンサー」は、パッシブスキルを多数持つため継続的な戦闘もある程度こなすことができる。また、「フェンサー」のパッシブスキルは、レベルの上昇毎にボーナスが発生するものが多く、レベルを上げていくだけで成長を実感できるのも特徴だ。

これらの要素により、特に前述した自動狩り機能「PSS」との相性は抜群で、初心者にもオススメのクラスと言えるだろう。

「グロース」というパッシブスキルは、一定確率で2~5倍の経験値が獲得できる。他のクラスに比べて育成も楽そうだ。

「神話武器」・「伝説スキル」

「リネージュ」プレイヤーの憧れの存在である「伝説武器」。「オリジンサービス ハルパスワールド」では、この「伝説武器」を凌ぐ存在である「神話武器」がいよいよ実装される。

「リネージュ」は、武器の価値がアップデート後も担保されるような仕組みが取られており、その中でも最上級の存在として「伝説武器」が君臨していた。しかし、サービスを長く続けてきたことにより、昔ほどのロマンは無くなったのではないか、というのが「神話武器」実装の経緯だ。

今回追加されるのは片手剣「アインハザードの閃光」と両手剣「グランカインの審判」の全2種類。どちらも「傲慢の塔」のボスモンスターがドロップするそうだが、すでに実装済みの韓国でもまだドロップ報告が無いという、かなりのレア物だ。

今回この「神話武器」を特別に使用させてもらうことができたのだが、最も特徴的な点は、特殊オプションが付いており確率で特別な魔法攻撃が発生するというもの。この魔法攻撃が発動すると画面が一瞬明るくなり他のプレイヤーの画面にも反映されるので、もし獲得できればかなり目立つことができるだろう。

また、「伝説スキル」という新要素も登場。フェンサーを除く全てのクラスに実装され、その効果は各クラスを象徴するスキルの完全上位互換となる。こちらも効果が発動するのは一定確率になるようだが、その効果はかなり強力。「ナイト」であれば敵をスタンさせる「ショックスタン」の強化版の「フォーススタン」となり、スタン時間も伸びてダメージも増加。魔法スキルの「ディスインテグレート」であれば、上位スキル「エタニティー」となり、敵に移動不可状態を付与する。こちらもエフェクトが変化するので、もしゲットできたらかなり自慢できそうだ。

フォーススタン ディスインテグレート

今回オープンする新ワールド「オリジンサービス ハルパスワールド」では、グラフィックのフルリニューアルを筆頭に、自動狩り機能の実装やモチベーションの維持に繋がる神話武器の追加など、多くの新要素が楽しめる。今後は通常ワールドにもこの新要素は導入される予定だが、いち早く「リネージュ」の最新アップデートを体験したいという人は、ハルパスワールドでのプレイも検討してみてはいかがだろうか。

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