ゲームオンがサービスを行うMMORPG「アーキエイジ」。4月22日に実装される大型アップデート「ArcheAge6.5 庭園」の先行プレイレポートをお届けする。
4月22日に実装される「アーキエイジ」の次期大型アップデート「ArcheAge6.5 庭園」。ここでは、新エリア「神の庭園」や1人用インスタンスダンジョン「冥府の夜」、新たなネームドモンスター「死の捕食者カリディス」、「イフニール装備」や「古代装備」のさらなる強化解放など、主に上級プレイヤー向けの新要素が多数追加される。
さらに本アップデートと同タイミングでグラフィック改善も実施。フィールドグラフィックのテクスチャやエフェクトが追加され、より没入感の高い世界での冒険が可能になる。本稿では、そんなアップデートを実装に先駆けてプレイ、その模様をお届けしていこう
「アーキエイジ」の物語の根幹に関わる新エリア「神の庭園」
ヒラマ山脈東部にあるという゛世界のへそ”。この深く暗い穴を螺旋状に下っていくことで新エリア「神の庭園」へと繋がる扉を見つけることができる。この゛世界のへそ”は、「アーキエイジ」の世界で゛最初の遠征隊”と呼ばれるものたちが庭園を目指して進んでいった場所だ。実は、本作のローンチトレーラーにも登場しており、いよいよプレイヤーが自らの足でこの地に踏み込んでいくことが可能になる。
庭園へと繋がる扉を開けると、庭園の門番「キープローザ―」が待つ門番の部屋へ繋がっている。ここには5つの扉があり、「神の庭園」の各地へ移動できるという仕組みだ。なお、扉の1つはストーリークエストを進めることで利用可能になる。
「神の庭園」フィールドは、エリアによって大きく表情を変えるのが特徴だ。主に秋と冬をイメージする景色が多く感じたが、破壊神の暴走により朽ちた遺跡や、最大の都市であった「デルフィナード」をイメージしたエリアなども登場。各地を歩き回りながらスクリーンショットを撮影しているだけでもかなり楽しい。
とはいえ最新エリアということもあり、登場するモンスターは非常に強力。あくまでパーティープレイを想定した難易度になっているそうなので、できれば複数人で訪れたいところ。
ちなみに、「神の庭園」は仕様が少々特殊で、既存サーバーの特定エリアに他サーバーからもユーザーがアクセスできる。これにより様々なサーバーのプレイヤーが入り乱れることになるのだが、同サーバーの同勢力以外のプレイヤーは全て敵対勢力となってしまうのだ。ここではログイン時間や採集、狩りなどをしていくことでポイントを貯めていくデイリークエストを受けることができるのだが、一定ポイント以上はPvP状態でないと獲得できない。そのためここで大きく活動していくためにはPK・PvP行為も必要になってきそうだ。
また、新たなNMレイド「アンタロン」も登場する。討伐に成功すると「アンタロン」の力が込められた特殊な装備を獲得できることがあるぞ。
一人でも気軽にパーティープレイが楽しめる1人用インスタンスダンジョン「冥府の夜」
今回は、「ArcheAge6.5 庭園」で実装される新コンテンツ「冥府の夜」もプレイすることができた。これはソロでプレイすることのできるインスタンスダンジョンとなっており、制限時間内でより多くの敵を倒すことを目的とし、進行度合いによって褒賞が変化。目玉褒賞としては新たなアクセサリー(ネックレス)とアクセサリーの素材が手に入る。
本コンテンツの大きな特徴は、1人用インスタンスダンジョンでありながらパーティープレイが楽しめる点だ。ダンジョン進行中に「彷徨う魂」というNPCに遭遇することがあり、彼らから「魂の力」を獲得することでNPCを召喚して一緒に戦ことができるのだ。
召喚できるNPCは3種類。それぞれタンカー、アタッカー、ヒーラーに特化した性能となっているので、自分の職業に合わせて決めていくといいだろう。また、通常NPCを召喚するのには「魂の力」を1つ使うのだが、これを一気に4使用して「ノルエット無限対戦」に出場していた精鋭NPCを召喚することも可能だ。彼らは、「建築物の破壊」や「特定のNPCたちを強化」など、それぞれがオンリーワンの性能を持っているため、召喚することができれば非常に心強い存在となるだろう。
なお、ダンジョン進行中は「現世の軍隊召喚解除」コマンドから、すべての召喚したNPCを「魂の力」に戻すことが可能だ。ダンジョンの構造や敵の構成によっては、NPCを一度解除してから再編する方が効率の良い場面もあるだろう。ただし精鋭NPCは、特定のオブジェクトの前でしか召喚できないことは覚えておこう。
今回プレイしたダンジョン序盤は比較的一本道の作りで迷うこともなく進むことができた。ただし、登場する敵はかなり強めだったので味方NPCと上手く連携する必要がありそうだ。また、今回はプレイすることができなかったが、ダンジョンの後半ではルートが入り組んでいるので「高スコアを狙うルート」や「コスパのいいルート」など、幾つかの攻略パターンが生まれるのではないだろうか。さらにダンジョン内でクエストが発生することもあるので、様々な楽しみ方ができるコンテンツとなっている。
より没入感が高まった「アーキエイジ」の世界
今回のアップデートに合わせて「アーキエイジ」では、グラフィックのアップデートも実施される。韓国では「Enhanced Graphic」と呼ばれるアップデートで、主にフィールドグラフィックのテクスチャ追加やエフェクト追加、エルフ女性の外見クオリティ向上とヒットエフェクトのクオリティ向上などが行われる。
実際に新旧を比較してみて、大きく変化を感じたのがライティングとコントラスト。特にコントラストに関しては陰影がはっきりしており、見やすくなった印象だ。下記の画像からも分かるように風景の空や石畳の色合いなどは、大きく変化が感じられるポイントだ。
素朴なヌイア住宅は、もはや別物と言っていいほど色合いが変化している。旧版のグラフィックでは、少し薄汚れた感じであったが、アップデート後はパステル調のおしゃれな住宅になっている。
また一部の地域は共通のアップデートに加えて、専用にブラッシュアップが行われている。特にその変化が感じられたのが、「地獄の沼地」と「ホワイトフォレスト」。どちらも霧がかって陰鬱とした印象があった地域だが、これが晴れてさっぱりとした景観になっている。木のテクスチャなど細かな点も変化しているので、ぜひアップデート後は足を運んでほしいところだ。
なおエルフ女性の外見パラメーターも今回のアップデートで大きく変化している。そのためこれまでと同じパラメーターでは、自分のキャラクターがイメージと大きく異なるという現象も起きているだろう。そのためエステ利用チケットが配布される予定なので、今一度キャラクタークリエイトを試してほしい。
※本記事で使用しているスクリーンショットはテスト環境で撮影したものとなり、実装されるものとは異なる場合があります。
「アーキエイジ」のプロデューサー交代が発表
4月16日に配信された「アーキエイジLIVE!」にて、「アーキエイジ」のプロデューサーが「ルシP」こと石元一輝氏から、熊木氏に交代となることが発表された。今回プロデューサー交代に関するコメントを頂いたので紹介しよう。
石元一輝氏
「ArcheAge」も7周年を迎えようとしており、自身もプロデューサーとしては丸6年務めさせていただいて、さらに盛り上げていくためには、若い新しい発想が必要だと思います。後任の熊木さんは、よりアクティブにゲームを楽しみそれを運営に生かすことのできる人だと思います。より一層、初心者の視点からも楽しさを提供できると思いますので、今後の熊木さんと「ArcheAge」をよろしくお願いします。
熊木氏
この度、「ArcheAge」にて新たにプロデューサーを務めさせていただきます、熊木です。これまでは「黒い砂漠」の日本運営を担っておりました。「ArcheAge」はもうすぐ7周年を迎える大きなゲームタイトルなので、7年間の深い歴史に少しでも追いつけるよう、日々奮闘しております。ルシPこと、石元さんの大切にしてきた、プレイヤーの皆様の意見を大切にすることを誠実に引き継げるよう、頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
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