ネクソンが2020年9月24日に正式サービスを開始するPC/iOS/Android向けMMORPG「V4」のプレイインプレッションをお届けする。
「V4」は、開発を「HIT」や「OVERHIT」を手掛けたNAT GAMESが、サービス提供をネクソンが担当する新作MMORPGだ。スマートフォン/PCにおいて同一データでプレイできるクロスプラットフォームや、従来のMMORPGのようにサーバーにとらわれることなく自由にプレイできるインターサーバーシステムを採用することで、デバイスの種類やサーバーの垣根といった障壁を超えてプレイできることが特徴として挙げられる。
今回、9月24日にいよいよ正式サービスを迎える本作を、配信に先駆けてプレイ。そこでわかった「V4」の魅力を紹介していこう。なお、今回の先行プレイでは、スマートフォン版を使用してプレイ・撮影を行っている。
登場クラスは全員アタッカー!自分だけのキャラが作成できるキャラクタークリエイト
ゲームを開始すると、この世界で自分の分身となるキャラクターを作成していくことになる。本作のサービス開始時に使用できるクラスは、「マジシャン」「ウォーロード」「ブレイダー」「ナイト」「ガンスリンガー」「アクスラー」の6種。6種のクラス全てがアタッカーだ。
各クラスは遠近の攻撃方法以外にも、特定のゲージを溜めてスキルを強化したり、スキルに設定された連携スキルで華麗に攻撃を繋いだりとクラス毎にプレイフィールに差があるので、一通り触ってみるといいだろう。
キャラクターは、プリセットから選ぶこともできるが、さらに細かくカスタマイズも可能だ。頬や目、口といったパーツごとに様々な設定がありスライダーで細かく調整ができる。こだわり派の人も納得のクオリティだろう。
オートでサクサクプレイしつつ、アクションカメラでカッコイイ一瞬を見逃すな!
基本的なゲームプレイは、ストーリーが展開するメインクエストを中心に進めていき、適宜サブクエストをこなしたりしながらキャラクターのレベルを上げていく。このメインクエストはソロでもサクサクと進めていくことが可能で、特定のモンスターを指定された数だけ狩ったり、特定のアイテムを探してきたりというものが多数を占める。
ただし、特定のクエストでは、イベントバトルが展開し仲間キャラクターと一緒にボスに挑む場面も。ここではパーティプレイのような共闘感を味わうことができた。
本作は前述した通りクラス毎に特色が異なるアクションが魅力だが、その中でも特に目を引くのが、異なる姿に変身して真の実力を解き放つ「デビルチェイサー」だ。敵を倒すごとに専用ゲージが溜まっていき、それを開放することでデビルチェイサーに変身することができる。
この姿になると基本的なステータス上昇に加え、デビルチェイサー専用のスキルが使用可能になり非常に強力。ただし、一定時間を過ぎると元の姿に戻るので、ボスとのバトルなど、ここぞという時に使用するのがおススメだ。
本作でも昨今のスマートフォンに対応するMMORPGの例に漏れず、オート機能が搭載されている。表示されているクエスト名をタップすることで移動から狩猟、報告までを行ってくれる。HPやMPが一定値を下回ると自動でポーションを使用してくれたりと、一通りの機能が揃っている印象だ。
スマートフォン向けのMMORPGでは、もはやなくてはならないオート機能だが、本作ではここに1つ大きなこだわりが見えた。本作では機能の1つとして、カメラモードを複数から選択することが可能だ。自由にカメラを移動できる「フリーカメラ」や見下ろし型の「クォーターカメラ」などがあるのだが、オート機能と非常にマッチしていると感じたのが「アクションカメラ」。
キャラクターのアクションに応じて自動でカメラアングルが切り替わるというもので、オートでバトルをさせている間も、ついつい画面をのぞき込んでしまう魅力があった。オートを始めたら省電力モードにしてゲーム画面を見ないという人も多いと思うが、本作をプレイする際は是非このアクションカメラを試してみて欲しい。
“自由”が約束された様々なシステム!
本作のゲームシステムで鍵を握るのはサーバーの枠を超えたインターサーバー「ルナトラ」の存在だ。通常プレイ中は、主に「シルナス」という世界で冒険をすることになるのだが、ゲームを進めていくことで「ルナトラ」へ行くことが可能になる。
ここに登場するモンスターは「シルナス」で出会うものよりも狂暴だが、その分報酬や経験値が優れている。なのでプレイヤーは「シルナス」で活動しつつ、「ルナトラ」へ足を運びキャラクターを強化していくことになるだろう。
そして「ルナトラ」で最も大きな要素は、他サーバーのプレイヤーも同じエリアで活動をするということ。無法地帯では、他サーバーのプレイヤーならびに設定次第で自サーバーのプレイヤーへのPKが可能となっており、美味しい狩場などは常に危険が伴うことが予想される。とはいえ、本作ではデスペナルティがそこまで大きくなく、装備をロストしてしまっても一定時間内であればNPCからゴールドを消費して復元することができる。ある程度は気軽に遊ぶことができるはずだ。
「ルナトラ」をはじめ、様々なコンテンツで手に入る武器や防具、各種アイテムは自分で使用することはもちろん、取引所を介して他のプレイヤーと売買が行える。そしてなんと、出品するアイテムの価格には上限が無いのだ。
通常であれば、システムがある程度の経済バランスを取るために、アイテムごとに価格帯が設定されていることが多いが、本作にはそれが一切ない。激レアアイテムをゲットした際に一攫千金を狙ったり、店売りするほどでは無いが需要のあるアイテムをそこそこの値段で売ったりと、市場は全てプレイヤーに委ねられている。この自由さが本作の大きな魅力だ。
また、本作では「遊んだ分だけ強くなる」ことがポリシーとして謳われており、武器や防具などにガチャが存在しない。武器や防具はモンスターからのドロップや取引所で手に入れることになるため、課金で一気に強くなるということはできないようになっている。
一応、乗り物など戦闘力に関係する一部コンテンツにガチャは存在するが、その比重は少なめ。プレイした分だけキャラクターを強くすることが可能となっている。
巨大なボスにみんなで挑む!フィールドボスを体験!
今回はサービス前の先行プレイということで、基本的にソロでゲームを進めていたのだが、9月16日に配信された「ぶいふぉーTV」にて初めて他のプレイヤーとの共闘が楽しめた。ここでは最初のボスとなる「バクーン」に挑戦することに。ボスがいる場所までみんなで移動し、リーダーの合図で一斉に攻撃。MMORPGならではの一体感が楽しめた。
フィールドボスとの戦闘中は画面に貢献度が表示される。これによって自分がどれだけ活躍できているか一目で判断することが可能で、キャラクターを強化していくモチベーションにも繋がりそうだ。
ボスを討伐することで貢献度に応じて様々な報酬が獲得できる。もちろん参加報酬も用意されているので、とりあえず参加しておくだけでもメリットがあるだろう。ちなみに装備アイコンの左下にある天秤のマークは取引所に出品可能なもの。ここで手に入る装備なども自由に出品が可能だ。
これがMMORPGの新基準!
最近のMMORPGのトレンドをしっかりとおさえつつ、全てのサーバーのプレイヤーが集う「ルナトラ」や自由なアイテム取引など、本作ならではの魅力が味わえる「V4」。“MMORPGの新基準”というキャッチコピーに恥じない作品に仕上がっていた。最大600人が戦う大規模戦なども実装予定で、今後の展開にもますます期待が高まる。何はともあれ、まずは9月24日の正式サービスで本作の魅力を確かめて欲しい。
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