スクウェア・エニックスは、「ドラゴンクエストX オンライン」のオフラインイベント「ドラゴンクエストX 夏祭り2022」を、2022年7月23・24日の2日間にかけて開催した。
「ドラゴンクエストX オンライン」(以下、DQX)に関する様々な催しが行われ、来場者を大いに楽しませた同イベント。本稿では、2日目に行われたステージイベント「ディレクター夜話」をメインにレポートしていこう。その他、会場の様子やその他のイベントの模様も写真とキャプションでお送りしていくので、惜しくも会場に行けなかった方や配信を見逃してしまった方は、会場の雰囲気だけでも楽しんでもらえたら幸いだ。ぜひ最後まで読み進めてほしい。
新たな職業やドルボード、必殺技の情報も飛び出した「ディレクター夜話」
DQXの今後の展開について、同作のディレクターを務める安西 崇氏が様々な発表を行う注目のステージイベント。それが「ディレクター夜話」だ。安西氏はまず、DQXの今後の展開を明かす。下の写真にもあるように、新職業やマイタウン、新たなドルボードの情報などが飛び出した。順番にお伝えしていこう。
まずは、バージョン6.4より実装予定だという新職業について。残念ながら詳細までは明らかにされなかったが、ここでは一枚のイラストを公開。バージョン6のパッケージイラストに描かれていた主人公だが、このイラストは新職業をイメージしたものだったとのこと。これ以上の深い言及はなかったが、ぜひいろいろ想像してほしいと安西氏は言う。
ここで安西氏から、さらなる追加情報が。新職業はDQXで初めてのマスタークラスになるのだという。クラスの名称は「◯◯◯◯◯◯」と伏せ字になっていたが、6文字というのは大きなヒントだろう。また安西氏によると新職業に転職するためにはとある人達の元へ向かう必要があるらしい。バランスに関しては、マスタークラスというだけあって「強くしたい」とスタッフ間で話し合っているそうだ。ただ新職業が出たことによって、他の職業が完全に死んでしまうことはないとのこと。
伏せ字にこそなっていたものの、分かる人には分かる? 新職業の続報に期待したい。 |
既存職業のバトルバランスの調整に加えて、スキルラインの調整も予定されている。 今後登場する新必殺技はかなり強いことが想定されるため、職業の立ち位置の見直しも予定しているそうだ。 |
続いてはマイタウンの新地区について。安西氏によると現在は、既存の住宅村の外観をモチーフにした新地区の追加を予定しているとのこと。例えば、既存の住宅村である「浜辺の町」をベースとしたようなマイタウンを想定しているという。ちなみに安西氏いわく、次のマイタウンは「機能性重視」らしい。浜辺の町は「景観重視」とのことなので、このコメントからも色々と想像できそうだ。会場では、コメントで「こんな家に住んでみたい」という要望を募り、開発へフィードバックするというイベントならではの一幕も。
バージョン6.3で実装される新コンテンツについても言及。詳細までは触れられなかったが、安西氏いわく「複数人で遊ぶ1人プレイ」とのこと。基本的には1人で遊ぶものらしいのだが、すぐ隣で他のプレイヤーもやっているものだそうだ。最初、来場者はやや要領を得ない様子だったが、次第にどんなコンテンツか予想するコメントも出ていた。こちらも続報を期待したいところだ。
新たなドルボードが開発中であることも明らかになった。画像が公開された瞬間、会場からは拍手が飛び交う。それもそのはず、新たなドルボードはDQシリーズではお馴染みの「馬車」をイメージしたものだったからだ。
安西氏いわく、ドルボートは軌道が一定ではないことにくわえ、アストルティアはデコボコした場所も多いため、調整には苦労している……ことを伺わせるように苦笑い。ただ、現在鋭意開発中であり「馬車楽しい!」と思ってもらえる内容にしたいと意気込みを見せていた。「ペガサスにしてほしい!」という要望も出ていたが、「ペガサスにしたら馬だけ空にいっちゃいます(笑)」と返していた。実現は低そうだが、果たして。ちなみに馬車は4人乗りを予定しているそうだ。
続いては、新必殺技について。安西氏によると新必殺技は全職業に実装予定とのこと。バトル班とモーション班が全力をかけて制作中らしい。ステージでは開発中の映像も公開され、大いに盛り上がっていた。
「サポートはどういう判断で使ってくれるのか?」という質問では、「冒険者(プレイヤー)だったらこういう風に使うだろうな」という場面で素直に使ってくれるとのこと。想定されない場面で使うことはないので安心してほしいとのこと。
最後に安西氏は、さらに先の展開にも言及。バージョン6のクライマックスについては、すでにスタッフ間で共有されており、「これが全部できたら凄いことになる」と自信をのぞかせていた。もちろん色々な壁はあるし、取捨選択の必要も出てくるが、ぜひ期待していてほしいとのこと。
そして最後の最後には「さらにその先も作り始めている」と明かすと、来場者からは拍手の嵐が。それが次のバージョンを指しているのか、まったく新しい展開なのかは不明だが、期待せずにはいられないだろう。また「色んな『他のこと』にも挑戦している」との言葉も飛び出した。「他のこと」が何を指しているのかは不明だが、こちらも続報を待ちたいところだ。
最後に安西氏は「10周年は通過点に過ぎないので、その先の10年に向けてDQXを作り続けていきます」というファンにとって最高の意思表明でディレクター夜話を締めくくった。
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