アップデート情報も公開された「アラド戦記」のオフラインイベント「ARAD PARK 2022」をレポート

2022年10月16日、東京タワー内の施設「RED° TOKYO TOWER」にて、オンラインアクションRPG「アラド戦記」のオフラインイベント「ARAD PARK 2022」が開催された。

「RED° TOKYO TOWER」5Fの「RED° ARENA」と 「RED° TOKYO TOWER SKY STADIUM」にて、「天下一決定戦2022」決勝大会をはじめとする「アラド戦記」のさまざまなリアルイベントが開催された「ARAD PARK」。今冬のアップデート情報も公開されたので、まずはその内容を紹介しておこう。

帰ってきた強化だけ?増幅&鍛錬も!

2022年10月26日から「帰ってきた強化だけ?増幅&鍛錬も!」イベントが開催。昨年にも実施された装備強化用のイベントで、強化・増幅の成功確率が通常よりもアップしたり、精錬費用が割引されたりする。昨年とまったく同じというわけではなく、いろいろ調整も入っているそうなので、ぜひ装備の強化に役立ててほしい。

Season9 Act2.奪われた地、イスフィンズ

2022年11月9日には「Season9 Act2.奪われた地、イスフィンズ」アップデートが実施。目玉となるのが新規ダンジョン「イスフィンズ」の実装だ。使徒バカルの側近である4人の龍神を倒すことを目的としたダンジョンで制限時間は60分、1~4人でのプレイが可能になっているという。

面白いのはダンジョンクリア報酬以外の報酬も獲得可能になっていること。各龍神と戦う際に3枚の作戦カードから1枚を選択、作戦を成功させると追加報酬を獲得できるようになっているというのだ。選んだ作戦の難易度が高いほど、良い追加報酬が得られるそうなので、ぜひ高難易度の作戦に挑んでみてほしい。また、そのほかにも以下のようなさまざまな内容が追加・更新される予定だ。

キャラクターリニューアル

対象となるのはサモナー、女喧嘩屋、くノ一。詳細は不明だが、さまざまなスキルが変化しているそうなので、これらのキャラクターを所持している人は、どのように使い勝手が変わったか自身の目で確かめてみてほしい。また、一部のキャラクターや決闘キャラクターのバランス調整も実施予定とのことだ。

ダンジョンアンドライフ

新たに追加されるコンテンツ。専用マップに建物を建てたり、農作物を育てたり、釣りをしたりしながらNPCたちと仲良く暮らしていくというもので、NPCたちとのほのぼのスローライフを楽しめそうだ。

その他のアップデート

「疲労度加速の契約」に代わる新たな「疲労度加速」システムが追加。このシステムをオンにすると、「疲労度」を通常よりも多く消費することで、獲得経験値やダンジョン内での特定のアイテムドロップ確率、ガブリエル商店のアイテム販売数が増加するなどの効果が得られる。

新ダンジョン「嵐の逆鱗」も追加される。いちキャラクターあたり週1回報酬が獲得できるダンジョンで、ボスを倒すと一定確率で一般・上級ダンジョンの固定エピック装備やカスタムオプションエピック装備などが獲得可能になっているという。そのほか、オプション成長/転送/移管システムや上級ダンジョンの改善など、盛りだくさんの内容になっているとのことだ。

もちろん、本アップデートに向けたキャンペーンも行われる。まず、10月19日よりカウントダウンキャンペーンが開始。アップデートが実施される11月9日までのログイン日数に応じて、105Lv固定オプションエピック装備選択箱やゴールデンベリルなどがプレゼントされる。さらに、アップデート実施日からシュシアのプレゼントキャンペーンも実施予定だ。

2023年のアップデート

2023年上旬に「機械革命:開戦」コンテンツが実装予定。「機械戦争」のストーリーがさらに進み、新たな地域・ダンジョン、そして使徒バカルを中心とした強力な龍族が登場。ダンジョンはレイドダンジョンのようにいくつかの制限があり、戦略を立てながら進む必要があるとのことなので、さらに歯応えのあるバトルを楽しめそうだ。

会場内のコンテンツも非常に充実していた。「RED° TOKYO TOWER SKY STADIUM」 では4面LEDステージを使った「アラド戦記」の映像コンテンツを展開。ステージ上の4面の巨大スクリーンに、「アラド戦記」に関するさまざまな映像を映し出すというもので、バーチャルフォトスポットとして利用できることもあって、多くの来場者がステージ上で記念撮影にいそしんでいた。

左がおなじみの「セリアの部屋」、右が懐かしの武闘ダンジョン「黄龍大会」を再現したステージ。

上映された映像は、ゲーム内のイメージを再現した「セリアの部屋」、「黄龍大会」。「アラド戦記」の歴史をまとめた「アラド年表」、さまざまな真覚醒アートデータが見られる「真覚醒アートミュージアム」の4種類。個人的に面白かったのが「アラド年表」だ。「アラド戦記」のサービスが始まった2006年から現在にいたる出来事を年表にして壁一面に表示したもので、多くの人が年表の内容を食い入るように見ていたのが印象的だった。

2006~2022年のいろいろな出来事が壁一面にずらり。圧巻の映像に来場者たちも驚いていた。
開発会社ネオプルより提供された、美麗なイラストの数々が間近で見られる
「真覚醒アートミュージアム」も非常に見応えがあった。

「アラド戦記」に関するさまざまなクイズをニアリが出題する「○×クイズ」も行われた。こういった二択クイズは多数が全問正解して、最後はジャンケンで決着みたいなことが多いのだが、今回はスタッフ陣がかなり力を入れていたようで脱落者が続出。参加者20人中19人が不正解で、正解者はひとりだけという大波乱もあるなど、終始盛り上がっていた。

さまざまなリアルグッズを販売する物販コーナーも大盛況。「アラド戦記」で使用できるアイテムクーポンガチャ、「ARAD PARK2022」のオリジナルTシャツ、トレーディングカード、アクリルスタンドなどの多彩な会場限定グッズが入手できるとあって、開場と同時に来場者が長蛇の列を作っていた。

ARAD PARK 2022特製ホワイトボードも設置。来場者たちが思い思いのメッセージを書き込んでいた。

高性能ゲーミングPCでのプレイが楽しめる「RED° ARENA」には、「アラド戦記」のさまざまなミニゲームが楽しめる試遊ブースが設置。「ビーチバレーボール」、「アラドリバーシ」でのアラド戦記GMとの対決や、「アラドバーガー」、「モグアラドたたき」、「アラドBBQ」のスコア更新に挑めるようになっていた。

GMとの対決に勝利すると豪華グッズ、スコア更新に成功するとゲーム内で利用できる「異名」が入手できるとあって多くの来場者が挑戦。ことにハイスコアチャレンジは「アラド戦記」の猛者たちが集結いていることもあって、いずれもすさまじい記録が叩き出されていた。

「アラド戦記」の対戦日本一を決める「天下一決定戦2022」決勝大会も開催

「アラド戦記」の最強プレイヤーを決定する「天下一決定戦2022」決勝大会も行われた。大会は最大で2回敗北できるダブルエリミネーション形式で行われ、前年度覇者の栞.選手、(ゆみーる)選手、賢者あわじ選手、デュエッッ選手の4名が出場。決勝戦はウィナーズトーナメントを勝ち上がった(ゆみーる)選手とルーザーズトーナメントを勝ち上がった賢者あわじ選手による対戦となった。

決勝に進出した(ゆみーる)選手(左)と賢者あわじ選手(右)。

決勝戦は5本先取で勝敗を決定。両者は3本先取の準決勝でも対決しているが、このときは(ゆみーる)選手が3-1で勝利している。解説陣はこの大会で過去3度優勝していて、直接対決でも勝っている(ゆみーる)選手が精神的に優位ではないかと予想していた。

ところが、勝負はどちらも譲らぬ互角の展開となった。まず、(ゆみーる)選手が2本を先取するが、3戦目は逆転で賢者あわじ選手が勝利。4、5戦目も互いに取り合い、(ゆみーる)選手の3勝、賢者あわじ選手の2勝で前半戦を終えた。

第3戦はどちらも体力が残りわずかとなるギリギリの攻防となった。
第4戦も互角の攻防を展開。最後までどちらが勝利するかわからなかった。

第6戦目も一進一退の攻防となり、ともに体力が残りわずかになるが、土壇場で(ゆみーる)選手がフィニッシュまで持ち込み勝利、ついに優勝に王手をかけた。追い込まれた賢者あわじ選手だったが、ここから驚異的な粘りを見せる。ギリギリまで体力を削られたものの逆転でコンボを決めて7戦目を辛勝。続く8戦目も取り、4-4のタイに持ち込んだのである。

とくに盛り上がったのは第7戦。
(ゆみーる)選手が押し切るかと思われたが、賢者あわじ選手が見事に逆転してみせた。

かくして戦いは9戦目まで持ち込まれたが、ここで(ゆみーる)選手が地力を見せた。先手を取って賢者あわじ選手の体力を半分まで減らすと、そのまま一気に押し切って圧勝。見事に史上初となる4度目の優勝を飾ったのであった。

賢者あわじ選手に苦戦した(ゆみーる)選手だったが、最終戦はまったくつけ入る隙を与えなかった。

(ゆみーる)選手は「予選からしんどい試合が多くて、決勝も5-4になるとは思っていなかったんですが、なんとか勝ててよかったです。去年はデーモンスレイヤーの練度やエンチャントレスなどへの初期対策の不足があったので、エンチャントレスを自分で作ってスキル構成や範囲を調べたりしました。その対策が今年は生きたのかなと思います」と喜びのコメントを述べた。

優勝した(ゆみーる)選手(中央)には賞金20万円が贈られた。
左は実況を務めたeスポーツキャスターの央川跳惟さん、右はアラド決闘解説者のたまじいさん。

コロナなどの影響もあって3年ぶりのオフラインイベントだったが、数多くの来場者がつめかけ、非常に盛り上がったイベントだった。本大会の解説を務めたアラド決闘解説者のたまじいさんも感無量だったようで「来年、再来年と一緒に『アラド』を盛り上げていきたいと思います」と述べ、大会を締めくくった。

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