ネクソンは、オンラインRPG「テイルズウィーバー」のオフラインイベント「テイルズウィーバー19th FanSession!!」を、5月28日に東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで開催した。
当日は、事前に募集した招待者200名が会場に集結。それに加えて、交流スペースと物販エリアを一般来場者向けにも開放していた。こちらの記事では、そのイベントの模様をレポートしていく。
今回のイベント自体は、大きく分けてホワイエとホール内の2ヵ所のスペースを使って行われていた。このうち招待者のみが参加できたのは、ホール内だ。まずは、一般の人も来場可能となっていたホワイエからご紹介しよう。
ホワイエのエリアでは、キャラクターたちのパネルがずらりと並べられていたほか、今回のイベント限定デザインの特大フォトスポットパネルも設置。そちらで、来場者たちが記念撮影をしている様子も見られた。
物販エリアの「出張版ゼリッピマート」では、今回のイベントが初だしとなる特別アイテムも販売。会場自体は招待者が14時から、一般来場者が15時半から解放されていたのだが、15時過ぎにチェックしたときには、すでにタンブラーやTシャツ、ブランケットなど売り切れの商品もいくつか出ていた。
もうひとつ、物販エリアの近くで行われていたのが、「新商品デザイン総選挙」だ。こちらはゼリッピマートでコン発売される予定のアイテムを、ユーザー投票で選ぶという企画である。6つのバリエーションが並べられていたが、いくつかの商品に人気が集中しているといった印象であった。
ステージイベントが行われるホール内では、オリジナルマグネットステッカーがもらえるミニゲームの「モンスターラッシュ」や、「テイルズウィーバー」に関するさまざまなアイテムを展示する「記憶の美術館」といったコーナーが用意されていた。
それに加えて、来場の記念に様々な想いを書き込むことができる「セッションボード」やステージの合間に流す音楽をリクエストできる「BGMリクエストボックス」などのコーナーも用意されていた。
Style-3!による生演奏からステージイベントがスタート!
16時から待ちに待ったステージイベントがスタート! そのオープニングアクトを飾ったのが、Style-3!によるプレミアムライブである。アコースティックな編成のバンドで、「This Tales」、「Reminiscence」、「Fourth Run」、「Hardboiled Rhapsody」、「Good Evening, Narvik」、「Second Run」といったおなじみの楽曲たちをアレンジして披露。しっとりとした曲から始まり、徐々に盛り上がっていくような構成になっており、会場の雰囲気もそれに合わせて徐々に盛り上がっていった。
Style-3!の演奏に続き、オープニングのコーナーが開始。こちらでは、声優の村井理沙子さんとネクソン運営のGMネフニル氏が登壇。冒頭の挨拶に加えて、この日行われるイベントの紹介などが行われた。
ちなみにこの日のイベントはいくつかのパートに分かれており、その間20分ほどの空き時間ができるようになっていた。この時間を利用して、会場に集まったユーザー同士が交流できるようにしていたのである。
また、先ほど「BGMリクエストボックス」のコーナーがあることに触れたが、会場内の中央はラジオのブースのようになっており、そこでステージイベントの合間に今回の登壇者たちがリクエストされた曲を紹介するなどしていた。
「音楽コンテストセレモニー」を受賞した3名の作品を発表!
続いてステー時イベントとして「音楽コンテストセレモニー」が行われた。こちらは3月から募集していたもので、「テイルズウィーバー」の音楽にまつわるBGM演奏やアンレジ、オリジナルソングといった応募作品の中から10作品を選出。今回のイベントでは、そこから3名について受賞した作品が発表された。
最初に「テイルズウィーバー愛で溢れていたで賞」として発表されたのは、黒枝本棚さんの「『Second Run』8ビットPC演奏」という作品だ。1980年代のパソコンで「Second Run」を演奏したもので、SSG(短形波)とFM音源(ピアノ風)の演奏を動画化したものである。昔はパソコンで作ったプログラムをテープレコーダーに保存していたが、今回応募した作品も当時のパソコンでロードして演奏できるようにしたというこだわりっぷりであった。
続いて「テイルズウィーバー感満載でしたで賞」に選ばれたのは、くーみんさんの「『何か出るかも?』(2番)」という作品だ。「ポータル専用ボックス」を開けたときに報酬が得られないときがあるといったあるある話を、歌詞の中に盛り込んだものとなっていた。
「GM特別賞」として選ばれたのは、よづきさんの「Good Evening, Narvikをピアノで弾いてみた」という演奏作品だ。曲への愛だけでひと月練習した動画だったが、その努力が見事受賞に結びついた形だ。会場内で発表された3作品を含む10作品の受賞者には、後日NEXONポイント1万円分が贈呈される。
新キャラ&「ログ・ホライズン」とのコラボイベントが発表!
35分ほどの休憩を挟み、17時半から行われたのが今回の目玉ともいえる「アップデートセッション」のコーナーだ。最初に発表されたのが、新キャラクター「イェフネン」のプレイアブルキャラクター実装だ。これまでも様々な形で登場してきたキャラクターだが、発表があったときに会場内にいた女性ファンから大きな声が上がっており、待ちに待っていたという人も多かったのではないだろうか。
髪は銀髪で、ウィンターボトムキットの元主人であるイェフネン。使用武器はソードシェイプで、ドングルのモード切り替えと異次元の能力という特徴を持ったキャラクターとしてゲーム内に登場する。ドット絵の状態ではマントを着ていないが、こちらは今後装着系のアバターとして準備している段階である。
スキルと戦闘システムは、自在に身体の形状を変えることができる「ドングル」と協力して、様々な武器の形状を切り替えて戦っていくスタイルになる予定である。このドングルとは、イェフネンの協力者のことだ。青くて可愛らしいキャラクターだが、こちらが自在に身体を変化させるという感じだ。どのような経緯でドングルがイェフネンの協力者になるのかについては、プロローグチャプターで語られる。
こちらのイェフネンは、今年の8月末に実装される予定だ。さらなる詳細については、今後の続報を楽しみに待とう。
続いて最新情報第2弾として発表されたのが、テレビアニメ「ログ・ホライズン」とのコラボである。キービジュアルでは、いつものキャラクターたちが「ログ・ホライズン」風の衣装を身にまとったようなイラストになっている。
この「ログ・ホライズン」は、オンラインゲームの世界に閉じ込められてしまったという世界観が描かれた作品だが、同じゲームつながりということもありコラボの相性も良さそうだ。「ログ・ホライズン」とのコラボイベントは、6月21日のメンテナンス後より開始される。こちらもさらなる詳細については、今後実施される生放送で発表される予定だ。
今回の「ログ・ホライズン」コラボで実装されるアイテムの一部も、あわせて紹介された。いずれもコラボアイテムらしい特別なスタイルになっているものばかりである。
来場者がクイズに挑戦する「GMからの挑戦状!セッションクイズ」
続いて行われたのが、会場内から5名の参加者を募集して行われたコーナー「GMからの挑戦状!セッションクイズ」だ。こちらは、ゲーム内に流れるBGMに関するクイズに対して答えていくというもの。いずれも答えは5文字で構成されるものとなっており、回答者がひと文字ずつパネルに記入して書いていくという、「ネプリーグ」的なスタイルで行われていった。
練習を除いて5問のクイズが出題。途中1問だけ不正解となった問題があったが、4問を回答することができたことから、全サーバーのユーザーにアバター宝箱「鏡花水月」が4つプレゼントされることとなった。
エンディングでStyle-3!がふたたび演奏を披露!
エンディングでは、オープニングアクトとして登場したStyle-3!がふたたび登場。最後に「Forune Message」を披露していた。会場に訪れたファンが手拍子をするなど、4年ぶりとなるイベントのラストにふさわしい、明るい曲調の演奏で会場を盛り上げていた。
最後にGMネフニル氏が、「久々のオフラインイベントということで、最初はどれぐらい来るのか想像が付きませんでした。来年はいよいよ20周年というとてつもなく記念すべき年なので、それに向けて来年もオフラインイベントができるように頑張りたいと思います」と抱負を語り、今回のイベントを締めくくっていた。
4年ぶりとなったオフラインイベントということで、久々に会場内でリアルに会ったユーザー同士も大方のではないだろうか。ユーザーのコミュニケーションを盛り上げるような作りになっており、あちらこちらで名刺交換が行われている様子も見られた。
来年はいよいよ20周年を迎えるが、今回会場に遊びに行くことができなかった人も、次回開催されるときはぜひ参加して欲しいと思わせるようなイベントであった。
Copyright (C) 2009 NEXON Corporation and NEXON Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.