「The First Descendant」リリース時期は2024年に――OBTの結果やフィードバックへの回答を含む開発者ノートVol.6が公開

ネクソンは、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)用ソフト「The First Descendant」について、「開発者ノート Vol.6」を公開した。

「開発者ノート Vol.6」では、9月に実施されたクロスプレイ・オープンβテストの結果や、フィードバックに対する開発者の回答が紹介されている。

βテストには約200万人のプレイヤーが世界中から参加。ネクソンではプレイヤーから受け取ったフィードバックを時間をかけてしっかりと検証し、正式リリースに向けて大規模な改良に取り組んでいるという。要望の多かった改善点としては、フィールドのコンテンツの増加、ミッションの多様化、UX/UIの明確化、グラフィックのさらなる最適化などが挙げられている。

これらのフィードバックを検討した結果、正式リリースを2024年に移行し、機能の拡充に取り組むことのこと。リリース時期の詳細は、近日中に発表される。

クロスプレイ・オープンβテストでのフィードバックに対するネクソンの詳しい回答は「開発者ノート Vol.6」をチェックしよう。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

開発者ノート Vol.6

こんにちは。「The First Descendant」のプロデューサーのイ・ボムジュンです。

「The First Descendant」のクロスプレイ・オープンβテストを実施してから、すでに1ヶ月以上が経ちました。なぜ、すぐに新しい情報をお届け出来なかったのかというと、参加されたプレイヤーの皆様から、数多くのフィードバックを頂いたためです。皆様からの多大なるご支援とご関心により、私たちはより良いゲーム体験を提供するために、ゲーム開発において多くのこと検討することができました。βテスト以降、私たち開発チームは毎日社内で熱心な話し合いを重ねています。

その結果、「The First Descendant」をどのように開発していくのか、大枠でいくつかの大きな方向性を決めることができましたので、本日はクロスプレイ・オープンβテストから学んだことをお伝えしたいと思います。

まず、9月19日から1週間にわたって行われたクロスプレイ・オープンβテストは、PC(Steam)、PS4/5、Xboxシリーズを対象とした、世界全地域にまたがるクロスプラットフォームでした。テストには約200万人のプレイヤーが参加し、世界中の様々な地域からプレイヤーが集まりましたが、なかでも、北米が最も高い関心とプレイ時間を示しました。また、コンソールユーザーからの参加者が非常に多く、コンソールとPCのプレイヤー数が5:5の割合であったことにも大変驚かされました。

クロスプレイ・オープンβテストの主なフィードバック

今回のテストには多くのプレイヤーの方々が参加し、多くのフィードバックをいただきました。“ゲームを楽しんだ”、“前回のSteamβテストからかなり改善された”など、そういった応援の言葉もたくさんいただき、開発チームにとっては信じられないほど励みになりましたし、とても感謝しています。しかし、「The First Descendant」を前進させるために必要な改善点についてのフィードバックも同様に数多くありましたので、今日は私たちが次に進むべき方向性について、私の考えをお話ししたいと思います。

ミッション

はじめに、ミッションの繰り返しやフィールドの活用不足についてのフィードバックを最も多くいただきました。現在のミッションとフィールドは、開発チームが一定の意図を持って設計したものですが、今回のクロスプレイ・オープンβテストで、ゲームプレイの改善が早急に必要であることを認識しました。そこで、ミッションとフィールドの両方を大幅に改善するつもりです。ミッションの質を向上させるだけでなく、協力プレイに必要な機能や、ダンジョンミッションのマッチメイキングサポートも追加します。

そして最も重要なのは、フィールドに新しいコンテンツを導入し、ゲームプレイをより楽しめるようにすることです。この詳細については、公開の準備が整い次第、今後の開発者ノートでお伝えします。

プロローグとチュートリアル

新しいプロローグとチュートリアルについては、多くのプレイヤーから好意的な意見が寄せられ、前回のSteamβテスト後にプロローグを刷新するという難しい決断が、よりやりがいと価値のあるものになりました。しかし、先ほど述べたようなミッションの繰り返しに伴うストーリーテリングに失望したという意見も多くありました。開発チームはこの分野におけるいくつかのアイデアと改善に取り組んでいます

UIとUX

UIとUXについても多数のコメントがありました。前回のSteamβテスト以降、それらについて多くの改善を行いましたが、それでも数多くのフィードバックをいただきました。そのため、モジュールUIの改善を含め、操作性や視認性の向上を図るとともに、ご要望の多かった「ロードアウト」機能を公式リリース時に使えるようにする予定です。また、コンソールやゲームパッドユーザーのために、ゲームパッド操作の改善にも取り組んでいます。

シュータープレイとアクション

また、シューティングゲームのプレイやアクション面に関しても様々なフィードバックをいただいており、その中でも多様な戦闘効果音に高い満足度を示して頂いたことは本当に心強いです。今後も戦闘効果音のバランスを調整し、ディテールを追加してクオリティを高めていく予定です。ゲームプレイの面では、弾薬入手の難しさに不満の声が多かったのですが、この点についても様々な改善を準備しているところです。

アクションについては、全面的に刷新されたグラップリングフックとパルクールの追加に大きな関心が集まりました。好意的な意見も多かったのですが、それと同じくらい、もっと改善してほしいという意見も多かったです。アクション面の強化については、多くのフィードバックがありましたが、開発チームではシュータープレイとのバランスを考えて、正直慎重になっています。とは言え、プレイヤーたちの要望に真摯に応えるべく、いくつかの思い切った機能をテストしています。何度か社内で試した上で決定しますので、詳しくはまた後日お伝えします。

最適化とセキュリティ

最適化、グラフィック品質、設定に関する問題も認識しています。すでに具体的な改善に取り組んでいますので、ご期待ください。最後に、クロスプレイ・オープンβテスト中にチート行為を行ったユーザーへの対応策を最優先事項の1つとして掲げました。フェアなプレイをされなかったユーザーからご迷惑をおかけしたプレイヤーの皆様には、改めてお詫び申し上げます。

他にも話したい開発事項はたくさんありますが、今日は最後に、今後の開発の方向性について私の考えを述べさせていただきます。私は、ジャンルとしてのルートシューターにとって、成長要素やプレイ意欲、長いプレイ時間での遊びやすさが何よりも重要だと考えています。そのため、開発チームではルートシューター本来の面白さを引き出すための成長要素の強化、さまざまなキャラクターを使いこなすためのコンテンツの拡充、繰り返されるゲームプレイにイライラしないためのUI・UXの改善などに注力しています。リリース後も、足りない部分には引き続き対応し、プレイヤーの皆さんに楽しんでいただけるよう、コンテンツのアップデートを続けていきます。

「The First Descendant」 開発における今後の主軸となる方向性について

今回のクロスプレイ・オープンβテストは、私たち開発チームにとって非常に貴重な時間となり、プレイヤーの皆様が何を楽しみ、何に不満を持っているのか、そして「The First Descendant」の現状を知ることができました。

そこで、テストの結果をもとに、今後の計画についてお話しします。このテストに対するプレイヤーたちの期待と支持は非常に素晴らしいものでしたので、私たちはこのゲームをさらに完璧なものにしたいと考えています。そのため、現在もリリーススケジュールや今後の計画について熱く議論しているところですが、皆様からのご意見をより良いクオリティに反映させるため、発売時期を2024年とする方向で検討しています。発売時期の詳細については、近日中にお知らせいたします。また、皆様が期待されていた正確な日付をお届けできなかったことは、私たちにとっても心苦しいことです。

クロスプレイ・オープンβテストは、開発チームにとって多くのプレイヤーの皆様と出会えた貴重な機会であり、これまで通りコミュニティを通じて改善や変更、新機能を共有していきます。現在、ゲームをプレイすることができないにもかかわらず、非常に多くの皆様がコミュニティや様々なチャンネルを通じて、アクティブに活動し、サポートし、関わってくださっています。それに応えるべく、私たちは「The First Descendant」を共により素晴らしいものにしていきます。リリースまで、そしてリリース後も、私たちは常に透明性のあるコミュニケーションを行い、皆さんのフィードバックに耳を傾けていきます。

ありがとうございました。

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