2023年11月16日から19日にかけて、韓国・釜山で開催されているゲームショウ「G-STAR 2023」。NCSOFTが出展したオープンワールド型シューティングゲーム「LLL」のインプレッションをお届けする。
NCSOFTがPC/コンソール向けに開発中のオープンワールド型シューティングゲーム「LLL」。NCSOFTブースの中では、最も注目を浴びていたタイトルで、多くの来場者が試遊待ちの列をなしていた。会場で実際にプレイすることができたので、インプレッションをお届けする。
架空のソウルが戦いの舞台となっており、近代的な町並みと東洋的な雰囲気が混在した近未来SF世界が広がる。プレイヤーは、タクティカルギアと呼ばれるスーツに身を包み、さまざまな能力を駆使して敵と戦うことになる。三人称視点で、オープンワールドのようにフィールドを自由に移動することができ、TPS・MMO・オープンワールドを組み合わせたシューティングゲームだ。
開始時にクラスや外見を設定、カプセルに登場し戦闘地域に射出される。カプセル開放後は、ある程度のコントロールはできるものの、軌道の変更がスムーズにはいかないので、既存のバトロワゲームのようにはいかなそうだ。
登場する武器は、マシンガンやショットガン、ピストルにボムなど、馴染みのものばかりだが、どれもが近代的なフォルムになっており、反動などのモーションもリアルに表現されている。
敵はマップの至る所で待ち構えており、5人ほどのグループになっていることが多い。油断していると地中の土管から出現するので注意が必要だ。敵は硬めで、ヘッドショットを狙うことで効率的に倒すことができるようだ。
苦戦していると見方と合流。今回体験できたのは協力プレイモードのようなもので、マップの至る所で味方のプレイヤーが死闘を繰り広げている。戦っているうちに仲間と合流していくことがやけに頼もしく感じた。
本作の大きな特徴がタクティカルギアだ。前面にシールドをはったり、多数の敵をロックオンしてミサイルを放ったり、敵を凍結させたりと、戦況を大きく覆すギアが用意されている。装備できるギアは1つのみだが、戦況に合わせていつでも切り替えることができる。
ダッシュやジャンプなども用意されているが、補助的なもので建物などを登ることはできず、障害物を乗り越える程度となっている。マップ自体も広いようで、実際に移動できる範囲は限られているので、ちょうどよい。
終盤では、ガトリング砲を持った重装備の敵が登場。通常の武器ではなかなか、倒せなかったが手榴弾やギアを駆使してなんとか倒すと、ガトリング砲を奪うこともできた。ガトリング砲を手にすると徒歩移動となってしまうが、火力を大幅に上げることができる。
さらに、ボスも登場。最終的にプレイヤーはここに集まるように誘導されており、それぞれのギアを駆使しながら協力してボスに挑むことになる。
公開されているトレーラーでは、ロボットに乗って戦うシーンや壁を登る敵、建物内での戦闘、グロテスクな異性物との姿を確認することができる。
SF TPSというとスピーディーな作品が多いが、本作はスピードはやや遅め。その代わり、武器の持ち替えに加え、ギアの切り替えも発生し、操作が多い印象だ。
ちなみに、銃の弾はマップに点在するボックスや自動車のトランクなどから入手可能。激しい戦闘を繰り返していると、弾切れになりそうなわりに、弾の入手箇所は少なく感じた。
ゲームを進めるにつれて、戦略要素が強まり、仲間との協力が必要になってくるのかもしれない。まだまだ、詳細は不明だが今後の情報を楽しみに待ちたい。
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