「タワー オブ アイオン」日本運営プロデューサーに就任したウ氏へインタビュー:ユーザーとより近い距離で一緒にプレイする運営を目指す

エヌシージャパンが運営するPC向けオンラインゲーム「タワー オブ アイオン」。今年7月にクラシックサービス3周年、ライブサービス15周年を迎えることを記念し、今年から「タワー オブ アイオン」の日本運営プロデューサーに就任したウ氏へのメールインタビューを行った。

インタビューでは、就任してから印象に残っているエピソードに加えて、先日実施されたばかりのアップデート「Episode3.0“永遠の拳”」で楽しめる「北斗の拳」コラボ、新たに追加されたクラス「フィスト ウイング」についても伺うことができた。

なおOnline Gamerでは、「Episode3.0“永遠の拳”」の先行体験記事も掲載しているので、あわせてチェックしてほしい。

――クラシックサービス3周年、ライブサービス15周年おめでとうございます。改めてにはなりますが、自己紹介をお願いします。

今年から「タワー オブ アイオン」の日本運営プロデューサーに就任したウです。「アイオン」のスタッフとしては、クラシック実装後から合流し、アトレイアを冒険するディーヴァの皆様がより楽しくプレイが出来るよう頑張っております。

――今までの運営で思い出に残っているエピソードはありますか?

ユーザーにより近い距離で一緒にプレイする運営を目指しており、その一つの方法として毎週定期的にライブ配信でプレイしております。初配信の時、ユーザーの方々が初期村で配信スタートを待ってくださっていて、ゲームに対しての関心や応援の気持ちが伝わってきてとても感動した思い出があります。

また、ゲーム内でサービスチーム主催のイベントを行う度に、多くのユーザーから応援していただき感謝しております。イベントの時にユーザーからサプライズもしていただきました。

――プロデューサーに就任したのが今年に入ってからとのことでしたが、そこから今までで印象に残っていることはありますか?

プロデューサーになってから一番印象に残っていることは、最近実施したアップデート事前生放送でのユーザー座談会です。ユーザーから直接意見を伺う場を設けたのですが、話が盛り上がり、公式生放送と公認クリエイターの配信にて2日にわたって行われました。

「アイオン」に対してのポジティブなご意見だけではなく、厳しいご意見もいただきましたが、何よりユーザーの声を直接拝聴できたことに感謝しております。

――現状、そしてこの先で“このような運営を行っていきたい!”という思いをお聞かせください。

自分自身がもともと「アイオン」のコアユーザーであり、プロデューサーになってからも引き続きプレイしています。そんな自分がプレイして楽しいゲーム、そして友達や家族を気軽に誘って一緒にプレイが出来るようなゲームとしてあり続けられるよう運営していきたいと思います。

そのためにも、繰り返しにはなりますが、皆様とより近い距離で一緒にプレイしながらコミュニケーションを行っていく運営でありたいと考えております。

――アップデート「Episode3.0“永遠の拳”」では、さまざまな注目要素がありますが、まずは「北斗の拳」とのコラボについての紹介をお願いします。

今回のコラボの注目ポイントは何より「北斗の拳」をモチーフにした新クラスで、「北斗の拳」の技がゲーム内で実現したことです。“かつてないコラボ、かつてないアイオン”をスローガンにして、コラボスキルやダンジョンなどゲームコンテンツを充実させる一方、「北斗の拳」のキャラクターが「アイオン」のあちこちに登場する楽しみも用意しています。

例えば、「アイオン」の魅力的なポイントであるPvPプレイで敵を倒した後、コラボモーションを使ってケンシロウの声で「お前はもう死んでいる」と台詞を吐くロールプレイや、レイドボスとして登場するハート様をみんなで倒す、といった楽しみ方もできると思います。

――韓国サービス版を経て、日本サービスでも実施されますが、韓国での「北斗の拳」の人気度、実際にコラボが開催されたときの反応をお聞かせください。

「アイオン」をプレイしてくださっている韓国ユーザーからは、予想を超える熱い反響がありました。韓国でも日本と同様に「北斗の拳」は人気があり、特に「北斗百裂拳」でケンシロウが叫ぶ「あたたたたた」の台詞は、韓国ユーザーも幼い頃から聞いてきた馴染みのある台詞です。

“今回コンセプトが「格闘家」の新クラスが登場したので、1回きりのコラボではなくまたやってほしい”などの反応も多くありました。

――本コラボのための新クラスとなる「フィスト ウイング」についても紹介をお願いします。

先ほども少し触れましたが、「フィスト ウイング」は格闘家をモチーフにして作られた、超近接戦闘スタイルのクラスです。拳と脚で周りの全てをふっ飛ばすタイプの軽快なアクションが魅力です。遠距離反射スキルなどが追加されたことで、中近距離クラスの「射程勝負」になっていた既存PvPのパラダイムを一気に変える要素になったと思います。

今回の新クラスの登場で、「アイオン」のクラシックサービスはかつてない、新たな楽しさがあるゲームに生まれ変わると考えています。

――「フィスト ウイング」の使用するスキルを含め、髪型や衣装、モーションなど「北斗の拳」をベースにしたものが多く登場します。これらはコラボ期間終了後も使用できるという認識で大丈夫でしょうか?

はい、新クラス「フィスト ウイング」やその使用スキルはコラボ終了後も使用できます。髪型や衣装といったコラボアイテムについては、一部コラボ期間中のみ入手可能なアイテムや期間限定アイテムもありますが、永久使用可能なアイテムは、コラボが終わってもゲーム内で使用が可能です。

――また、今回のアップデートからクラシックサービスの基本プレイ無料化&「シエルの機運」リニューアルが行われていますが、こちらの詳細についてもお聞かせください。

従来の「シエルの機運」は月額制で、「シエルの機運」が適用されていないと経験値やアイテム獲得に制限がつくシステムでしたが、今回大規模のリニューアルを行い、基本プレイに制約がない完全無料化に切り替えました。

基本プレイ無料化は、「アイオン」クラシックをサービスしている世界各国の中で、日本が初めて実施した施策です。ライトユーザーからコアユーザーまで、より気軽にアイオンクラシックサービスを楽しめるようになると思っております。

基本プレイ全面無料化以降は、課金アイテムとしては主に形状や基本装備・成長にフォーカスを合わせたアイテムを展開する方針で進行する予定であり、初心者でも気軽にプレイが出来るような環境を作ることを目標にしております。

――その他、アップデート「Episode3.0“永遠の拳”」で注目してほしい点を教えてください。

PvP戦場の変化が一番大きな変化だと思います。アップデートで実装された新規統合フィールド「ラプスラン」では、既存ワールド「フレギオン」と今回オープンする新規ワールド「フィスト」のユーザーが同時に集まって、要塞戦や大規模のPvP戦闘が可能になります。この場所でユーザーは戦場の英雄に、大軍を指揮する将軍に、後ろで暗躍する暗殺者になった気分を味わうことができます。

統合戦場以外にも、新しく実装される拠点レイドや小規模戦闘を引き起こすミニボスレイド、宝探しなどのコンテンツにも注目してくださると幸いです。

――今後のアップデート方針やゲームの方向性について見通しもお聞かせください。

日本運営チームとしていつも念頭に置いていることは、各国でユーザーの性向は微妙に違うということです。「アイオン」のクラシックサービスは韓国で開発されたゲームですが、日本には日本のゲーム文化や環境に合わせた対応が必要だと考えております。クラシックサービスだけの魅力を維持しつつ、日本だけのコンテンツを追加していきたいと思います。

その一環として、インスタンスダンジョンの難易度と報酬のバランス調整を現在検討中です。今までのインスタンスダンジョンの方向性として、上位ダンジョンは難しく、その代わり良い報酬が獲得できるという韓国の方針に従っていましたが、今後は日本の独自仕様として、上位30~40%のユーザーがクリア可能な難易度で、報酬はそれに応じた内容に調整する方向性を考えています。

――最後に読者へ向けたメッセージをお願いします。

「タワー オブ アイオン」は、周りにおすすめするに値するゲームだと思っています。今回のアップデートで、「アイオン」だけの魅力に新しい色が加えられ、いつ戻ってきても、いつ始めても面白いゲームであると自信を持っています。ぜひアトレイアで私と一緒に冒険しましょう。

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