EXNOAからリリースされたPC/スマートフォン向け新作ローグライクアクションRPG「転職魔王~リストラ勇者のお仕置きセレナーデ~」をレビュー。その魅力を紹介する。
「転職魔王~リストラ勇者のお仕置きセレナーデ~」は、EXNOAからリリースされたPC/スマートフォン向けローグライクアクションRPG。事前登録者20万人突破の注目作だ。今回はそんな本作の魅力をお伝えしたい。
半人半魔の主人公が魔物たちとともに姫と勇者へ復讐を誓う!
本作の舞台は、勇者や魔王、魔物が存在するファンタジー世界。ストーリーは勇者パーティーから追放された主人公が半人半魔の存在となり、魔物たちとともに復讐を誓う…という復讐譚となっている。
主人公は魔物使いとして勇者パーティに加わっていたものの、ヘタレのため魔王討伐に参加できていなかった。このことが原因で、魔王討伐が成し遂げられた際、カトリーヌ姫の命により勇者パーティから追放。さらには討伐対象とされてしまう。
討伐隊に追い詰められた主人公が身に着けたのは、なんと魔王のガントレット。その力によって主人公は半人半魔化。さらに、人間を魔物にする力を得たことにより、幼馴染のリタは魔物となってしまう。こうして人ではなくなった主人公とリタは、ガントレットの力を使い、他の魔物たちとともに人間たちへの復讐を誓うことになる。
ランダムに選ばれたパワーアップ要素で強化!マージでスキルの強化も可能
本作のゲーム的なメインとなっているが、見下ろし型のアクションバトル。ちなみにアクションバトルで戦うのは半人半魔となった主人公…ではなく、リタをはじめとする魔物たち。魔物と言っても、いわゆるモンスター娘ビジュアルになっており、お気に入りのキャラクターを使ってバトルが楽しめるようになっている。
攻撃はオートで行われるため、移動のみで操作可能。敵の攻撃を避けつつ、オート攻撃で敵を倒していく。出現する敵をすべて倒せばフロアを進むことができ、すべてのフロアをクリアするとステージクリアとなる。
倒した敵からは経験値アイテムが出現。経験値アイテムを取得してゲージを満タンにするとレベルがアップする。レベルアップ時には、ランダムに選ばれたパワーアップ要素が3つ出現。この中から1つをチョイスしてキャラクターを強化できる。
本作のユニークな点が、攻撃系スキルをマージ(=合体)できるという点だろう。たとえば炎系の攻撃スキルと氷系のスキルをマージすることで、スキルの強化が図れる。パラメータ的に強化されるだけでなく、見た目にも2つのスキルが融合したビジュアルになるのが楽しい。新たなスキルを手に入れると、「あのスキルとマージしたらどうなるんだろう?」とワクワクするのだ。
パワーアップ要素を獲得していくだけでも攻撃スキルがどんどん強力になり、ビジュアルも派手になっていく。そこにマージしたスキルによる攻撃が加わるため、ド派手&爽快なバトルが楽しめる。
また、本作はブラウザゲームとして作られているのだが、アクションバトルで爽快感を損なうことはなかった。OSが取得した入力情報がゲームプログラムへダイレクトに反映されるアプリゲームと違い、ブラウザゲームはOS→ブラウザ→ゲームプログラムというかたちで反映されるため、どうしても若干のタイムラグが生まれてしまう。このため、アクションゲームのように高速処理が必要なゲームでは、ややもたついてしまうケースがあった。しかし本作のアクションバトルはまったくそんなことがない。操作感は快適そのもので、ゲーム性と合わせて爽快な体験が味わえた。
最大の魅力はやっぱりキャラクター!かわいくてセクシーな魔物化美少女たち
ド派手で爽快、それでいてお手軽にプレイできるアクションバトルは、間違いなく本作の魅力となっている。ただ、本作最大の魅力はどこかといえば、やはり仲間となるキャラクター! 魔物たちのビジュアルだろう。
その魅力を強く味わえるのは、ホーム画面や育成画面。アクションバトルパートでは基本的にディフォルメキャラクターだし、敵の攻撃を回避することに集中してしまうこともあって、キャラクターとの一体感はあるものの、ビジュアル的魅力は堪能しにくい。一方ホーム画面や育成画面では、落ち着いてその魅力を楽しめる。
では、本作のキャラクターのどこが魅力的なのか…というと、まず単純に、見た目がかわいい。ここは基本的な部分だが、最も大事な部分といえよう。だがもちろん、それだけじゃない。魔物×美少女という、モンスター娘的なビジュアルコンセプトがいい。とはいえ、モンスター娘はひとつのジャンルとなっているため、それだけで本作ならではの魅力と言い切ることはできないだろう。では、本作ならではのポイントはどこかといえば、筆者は魔物化表現におけるなまめかしさ、セクシーさだと感じた。
たとえば幼馴染であるリタが魔物化した姿はインプ、ナイスバディのエドヴィージュはクラーケン…といった具合に、単なる魔物化だけではなく、なまめかしさをプラスした魔物化が行われている。筆者的にこれは、性癖に刺さった。どのキャラクターが刺さるか…という差はあれど、筆者同様、性癖をクリティカルヒットされる人は少なくないはずだ。
ちなみに今回のレビューでは、スマートフォンでプレイを行ったが、冒頭に書いた通り、本作はPC、スマートフォンのどちらにも対応している。そして、プレイデータは共有可能。外ではスマートフォンでプレイし爽快バトルで気分転換、家に帰ったらPCの大画面でじっくりキャラクターを育成する…というかたちでプレイできる。お手軽に爽快感とキャラクターの魅力を堪能できる一作なので、興味を持った人は是非プレイして欲しい。まずは事前登録がオススメだ。
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