エヌシージャパンがサービス中のスマホ向けタワーディフェンスゲーム「運任せの召喚士」。本作の先行プレイの模様をお届けする。
「運任せの召喚士」は、“運の良さ”が重要になってくる協力型のカジュアルタワーディフェンスゲーム。ゲームタイトルにも“運任せ”とある以上、その要素が大事になってくることは、気が付くかもしれないが、一体どのような場面で運が重要になってくるのか。チュートリアルをなぞりながら、本作のゲーム内容などを紹介していく。
一般的なタワーディフェンスゲームであれば、事前にメンバーを編成し、戦闘中に貯まったコストを消費して召喚したユニットで敵を倒していくというのが主な流れになる。しかし「運任せの召喚士」では、その部分が大きく異なり、本作の特徴的な要素となっている。
召喚獣と呼ばれるユニットを召喚するには、敵を倒すほか、WAVEクリアなどで獲得できる“魂コイン”を消費して行うのだが、召喚されるものは確率に応じてランダムに排出、いわばガチャのようなシステムになっている。ユニットごとにレア度(一般・希少・英雄・伝説・神話)が存在するほか、近・遠距離どちらの攻撃を得意としているかなどの性能の違いも存在する。
また同じユニットを3体召喚すると、1つ上のレア度の召喚獣へ合成することが可能。どの召喚獣に合成されるかもランダムとなっている。一番上の神話級の召喚獣については、フィールド上に存在する特定の組み合わせのユニットを合成することで召喚可能。神話の名に恥じない強さを持つ召喚獣となっているので、プレイする際には“神話級の召喚獣を呼び出す”ことを目標に考えていっても良いだろう。
一定WAVEごとに出現する“ボス”と呼ばれる強大な敵。通常の敵とはHP量が段違いで多く、かなり苦戦する場面も多かった。運任せの場面が多いとはいえ、自分ともう一人のプレイヤーによる協力プレイが主となる本作では、ボスを協力して倒し、次のWAVEへ進むことが重要になっている。
本作では、召喚したユニットを自由に動かすことができるので、ボスなどが出現した場面では、フィールド中央にある通路を挟み込むように、自分の持つ強力なユニットを配置することがWAVEを進めていくカギになるのではないだろうか。
なおフィールド上に召喚できるユニットには上限が存在しているため、時にはユニットの売却を行うことも戦略の一つとなってくる。その他にも、ユニットごとの特性や得意な配置など、運だけではない本作の持つ奥深い戦略性が存在するのも、魅力の一つとなっている。
先ほど触れた魂コインについては、ユニットの召喚以外の使い道として、レア度ごとでの召喚獣の強化、召喚確率のレベルアップを行うことも可能。入手方法としては、敵を倒すといった方法以外にも、同一レア度のユニットをすべて召喚するといったミッション的なものも存在し、より多くの魂コインを一気に獲得できるので、こちらの達成も視野に入れながらプレイすると良いだろう。
そして、ボスを倒した際に入手できる“運まか石”は、魂コインでは強化できない伝説・神話級のレア度の召喚獣の強化や、希少・英雄・伝説級の召喚獣を確率で呼び出すことができる。
希少と英雄は1個、伝説は2個の運まか石を消費することになるのだが、成功確率は希少60%、英雄20%、伝説10%とかなり変わってくる。堅実にいくか、それとも一発逆転を狙うか、ギャンブル要素がかなり高いものとなっており、堅実に希少を狙った際でも5~6回くらい連続で失敗した時は頭を抱え、伝説級をすんなり成功させた際には脳汁が出るような感覚も味わえた。
WAVEクリアに挑む以外にも、ホーム画面からはダイヤや小判を消費してアイテムなどを獲得できる“ショップ”、“神の涙”と呼ばれるものを消費して獲得できる“宝物”、召喚獣のグレードアップに関わってくる“召喚獣契約”などが行える。
特に宝物については、プレイに役立つものが多く存在しているので、優先して獲得していきたい。神の涙はクリア報酬のほか、ショップに並んでいることもあったので、ラインナップのチェックは怠らずにしておきたい。
元々タワーディフェンスゲームが好きな筆者としても、本作は時間を忘れエナジー(スタミナ的要素)が尽きるまでプレイに没頭していた。クリアに失敗しても「今のは運が悪かっただけだから…」と自分に言い聞かせ、繰り返し遊んでいたのもあるが。
プレイスキルが必要になってくる場面もなくはないものの、カジュアルゲームであり、タイトルにもある“運”が重要になってくるゲームだからこそ、誰でも遊びやすく、そしてオススメできる作品となっている。
またここでは伝えづらい部分となってしまうが、個人的にはゲーム内のBGMが癖のあるものとなっており、非常に印象に残っているので、プレイできる際の楽しみにしておいてもらいたい。
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