日本は「課金率・金額」ともに世界最高水準ーMistplayが日米英韓4カ国のゲーマー比較レポートを公開

Mistplayは、6,000人以上のモバイルゲーマーを対象にした「2025年版モバイルゲーム市場比較レポート」を公開した。日本・アメリカ・イギリス・韓国の4カ国におけるプレイヤー行動を分析し、各国に特化した戦略の重要性を明らかにしている。

リワード広告および収益化ソリューションを提供するMistplayは、6,000人以上のモバイルゲーマーを対象とした調査結果をまとめた「2025年版モバイルゲーム市場比較レポート」を公開した。

本レポートでは、日本、アメリカ、イギリス、韓国という4つの主要市場において、プレイヤーがどのようにゲームを発見し、遊び、課金しているかを比較分析。国ごとの文化的背景や動機の違いを踏まえ、グローバル展開における最適な戦略を提言している。

各国で異なるゲームの発見経路

アジア圏ではアプリストア内での検索が主流で、日本（53%）、韓国（46%）のプレイヤーが主要な発見経路としている。一方、欧米ではFacebook（アメリカ：77%、イギリス：79%）やInstagramなどのSNSが影響力を持っており、国によってアプローチの最適化が求められるとした。

公式ウェブストア利用（アプリ外課金）は日韓で拡大傾向

日本と韓国では、アプリ外課金に対応する公式ウェブストアの利用が進んでおり、韓国では43%、日本では27%のプレイヤーが購入経験を持つ。一方、米英では認知度が低く、浸透に時間を要しているという。

日韓ではストーリー重視、米英は報酬重視

調査では、米英のプレイヤーの多くが「報酬やログインボーナス」を継続要因に挙げたのに対し、日本と韓国では「ストーリーや期間限定イベント」がモチベーションとなっていることが判明。地域ごとの文化的嗜好を理解したリテンション施策が不可欠だとした。

日本は課金額・頻度ともに世界最高水準

日本のモバイルゲーマーは、課金率・平均支出額ともに他国を大きく上回っている。月に複数回課金する割合は38%、1回あたり10ドル以上支払う層は33%と、米英の水準を大きく超える結果となった。

業界専門家が語る日本市場の特徴

DeNAの鶴田智史氏は、日本市場では損失回避の意識が強く、レビューや実況など第三者の声を重視する傾向があると指摘。IPや有名クリエイターの存在が信頼の基盤になると分析した。

また、MOTTOの佐藤基氏は、日本は好きな作品をアニメやグッズなどさまざまな形で横断的に楽しんでおり、公式ウェブストア普及の可能性が高いと述べ、クロスメディア的な消費行動が特徴的だとした。

より詳細なインサイトや、業界専門家によるコメントやアドバイスは、下記レポートで確認することができる。
https://ja.business.mistplay.com/reports/mobile-gaming-across-markets-report

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